1月16日(水)の「コッペリア」に出演が予定されていたエリシャ・ウィリスは、来日直前に足を負傷し回復に努めておりましたが、出演できるまでには至りませんでした。このため、スワニルダ役はウィリスに代わりアンブラ・ヴァッロが演じます。何卒ご了承ください。なお、フランツ役のタイロン・シングルトンに変更はございません。

多くの方に感動を与えた「美女と野獣」は昨日3日間の東京公演を終えました。ベルと野獣の心が通じ合うラストシーンでは、会場のあちこちからすすり泣きが・・・。ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。

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<ベル:佐久間奈緒、野獣:イアン・マッケイ (photo:Kiyonori Hasegawa)>

エリシャ・ウィリスの怪我のため、3日連続でベルを演じた佐久間奈緒さんの終演後の1枚。大役を無事果たした彼女は、いつも以上の素敵な笑顔で応えてくれました。

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こちらは野獣を演じたイアン・マッケイ。日本のファンの方からいただいた、花籠の前で撮影。

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カンパニーは明日関西に移動。11日に兵庫県立芸術劇場で「コッペリア」の公演を行います。その後、東京に戻り、14日より再び「コッペリア」の幕が上がります。

*この後「美女と野獣」は19日(土)にびわ湖ホールでの公演があります。

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の13年ぶりの日本公演の幕が開きました!

「美女と野獣」の初日。お正月公演ということもあって、ロビーには着物姿の女性も多く、初日独特の晴れやかな雰囲気に華を添えていました。

13年ぶりの日本公演初日ということもあり、開幕前の楽屋は心地よい緊張感に包まれていましたが、観客の晴れやかな気分をより一層盛り上げる熱気溢れる舞台が繰り広げられ、大きな喝采のもと「美女と野獣」の初日の幕が無事に下りました。

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カーテンコールでは、芸術監督で「美女と野獣」の振付も手がけたデヴィッド・ビントリーさんと作曲家のグレン・ビュアーさんも舞台に上がり、客席から贈られる大きな拍手に笑顔で応えていました。

昨日のエントリーした舞台稽古の映像で「美女と野獣」の魅力の一旦をご覧いただけるとは思いますが、実際に舞台を観たときに印象的なのが照明の美しさです。
どちらかというと暗い照明なのですが、場面ごとに考え抜かれた照明は、「美女と野獣」の世界をより魅力的なものにしています。この照明の美しさは残念ながら映像ではお伝えすることができませんので、実際に観ていただくしかありません! 
本日、明日ともに若干枚数ですが当日券をご用意しております。両日とも17時より東京文化会館大ホールの当日券売場にて発売いたします。

カラスと狐

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先日のエントリーでもお伝えいたしましたが、「美女と野獣」の舞台では、ベル役の佐久間奈緒さんはじめ日本人ダンサーが大活躍しています。

山本康介さんが演じる"カラス"は父親の身代わりとして野獣の城に向かうベルを城に誘うシーンや、2幕の華やかな舞踏会の幕開けを飾っています。ダンスリーダーといってもいいような役柄で、山本さんは安定したテクニックでキレの良い踊りを披露しています。

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<2幕の舞踏会シーンでの山本康介さん photo:Kiyonori Hasegawa>

平田桃子さんが演じる"雌狐"は冒頭とラストシーンに登場します。それほど長いシーンではないのですが、強く印象の残る物語の中でも重要な存在。平田さんは軽やかに可愛い狐を演じています。
残念なことにすっぽりとマスクをかぶってしまっているので、平田さんのキュートな顔がご覧いただけません。そこで、楽屋で無理をお願いして、マスクを手に持って撮影させていただきました。

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山本さんは明日の公演に、平田さんは今日と明日の両日に出演の予定です。
初日のカーテンコールでもひときわ大きな拍手が沸いた二人の舞台をぜひご覧ください!

メディア情報

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◆毎日新聞(1月6日朝刊)

3面の「ひと」欄で佐久間奈緒さんのインタビューが掲載されました。

毎日新聞のHPでもこの記事をご覧いただけます。

いよいよ本日バーミンガム・ロイヤル・バレエ団日本公演の初日を迎えました。

昨夜は「美女と野獣」の舞台稽古が行われ、本番さながらの熱気溢れる舞台が繰り広げられました。
幕が開いた瞬間から「美女と野獣」の世界に引き込まれてしまう魅力に溢れたこの作品。ベルと野獣の心が通っていく様子を描く4つのパ・ド・ドゥや蠱惑的な舞踏会シーンなど見どころが満載です。開幕に先駆け、舞台稽古の映像をご覧ください。


当初、1月6日(日)の「美女と野獣」に出演が予定されていたエリシャ・ウィリスは、来日直前に足を負傷し回復に努めておりましたが、出演できるまでには至りませんでした。このため、急遽明日のベル役はウィリスに代わり佐久間奈緒が演じます。何卒ご了承ください。なお、野獣役のイアン・マッケイに変更はございません。

バーミンガム・ロイヤル・バレエ団日本公演は明日6日が初日!

昨日(4日)からダンサーたちは東京文化会館に入り、夕方からクラス、その後「美女と野獣」の衣裳付きリハーサルを行ないました。
リハーサルは舞台前面に置かれた椅子に芸術監督のビントリー氏を始めスタッフが座り、至近距離でダンサーたちの動きや装置の転換を確認。「美女と野獣」の振付家でもあるビントリー氏は時には自ら動きながらダンサーたちに指示を与えていました。バレエ団にとっても久しぶりの上演となるこの作品、野獣をはじめマスクや全身を覆った衣裳も多く、ダンサーたちは感覚を取り戻すべく細かく動きをチェックしている様子がうかがえました。

昨日のリハーサルでは、ベル役の佐久間奈緒さんを始め、幕開きで重要な役割を果たす雌狐を平田桃子さん、ベルを野獣の城に運ぶカラスを山本康介さんが演じていました。佐久間さんはリハーサルとは思えないほど情感たっぷりにベルを演じ、ベルの心がくっきりと観ているものに伝わってきます。山本さん、平田さんは抜群のテクニックの持ち主。雌狐もカラスもマスクで顔が見えないのは残念ですが、お二人の活躍をぜひお見逃しなく。

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リハーサル中の佐久間奈緒さんの様子です。

楽屋の様子も少しだけお伝えしましょう。

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これは佐久間さんが先日のメッセージに書いていた「Air Box」が入っている大きな籠。

そして、ベルの衣裳を発見!

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手前が1幕の、奥の3着が2幕で着用する衣裳です。

舞台袖には、2幕で登場する美味しそうな小道具も出番を控えていました。

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メディア情報

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◆朝日新聞(1月4日夕刊)

芸術監督デヴィッド・ビントリーのインタビューが掲載されました。

カンパニー到着!

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あけましておめでとうございます。
皆様はどんなお正月をお過ごしでしょうか。

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団のメンバーは、お正月気分を味わう暇もなく、現地時間の1月1日の朝8時にバーミンガムをバスで出発。ロンドンのヒースロー空港から日本へと向かい、本日10時に成田に到着しました。成田からは3台のバスに分乗し、都内のホテルへ。

一行を出迎えるホテルのロビーは菰樽や花が華やかに飾られ、お正月の雰囲気に溢れていました。

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そんなロビーの一角にはこんなスペースが・・・。

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アルファベット順に並べられた封筒の中には、ルームキーや劇場への地図などが入っています。それぞれ自分の名前の記された封筒をピックアップし、チェックイン終了という流れになっているのです。

途中、高速道路での事故の影響もあり、ホテルに到着したのは13時近く。バーミンガムを出発してから実に21時間の長旅でしたが、バスから降りるメンバーは疲れた様子もみせず、出迎えのスタッフに明るい笑顔を向けてくれました。

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3台目のバスからは、佐久間奈緒さん姿が。人を和ませるあたたかい雰囲気を持つ、チャーミングで笑顔の似合う女性です。東京の「美女と野獣」、西宮の「コッペリア」で奈緒さんと主演するツァオ・チーさんと一緒に一枚。チーさんはまさに"正統派2枚目!"という言葉がピッタリの方でした。

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こちらは「美女と野獣」「コッペリア」に主演するイアン・マッケイさん。優しい目が印象的な長身のダンサーです。

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このブログにメッージを寄せてくれた、厚地康雄さんはイアンに負けないほどの長身。カンパニーの中でも一際目立っていました。奈緒さん、チーさんと一緒に一枚。

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デヴィッド・ビントリー芸術監督が取材で話していた通り、BRBのカンパニーメンバーはとても若く、エネルギーに満ち溢れているという印象を受けました。

明日は希望者によるクラスレッスンのみが行われ、明後日4日から本格的にリハーサルが始動します。その様子も随時お伝えいたしますので、これからもこのブログをチェックしてくださいね。

1月6日の初日まで、あと4日。どうぞ、お楽しみに!