最新情報

2008/08/05
NBS 2009年ラインナップ

|



















3月

ヴェッセリーナ・カサロヴァ

『カルメン』(演奏会形式)

メゾ・ソプラノの女王カサロヴァが満を持して挑む『カルメン』全曲!

今をときめくメゾ・ソプラノのトップ・スター、ヴェッセリーナ・カサロヴァが満を持して臨む『カルメン』全曲が日本の聴衆の前に!カサロヴァのカルメンといえば、2003年にラ・スコーラとのジョイント・リサイタルで"ハバネラ"や"ジプシーの歌"など、数曲が披露されました。以来、「全曲を聴きたい!」と待ち焦がれたファンの方も多いはず。メゾ・ソプラノにとっては"最大の花形"というべきカルメン役はカサロヴァ自身も最も歌いたいものの一つとして取り組んでいます。2008年6月にはチューリッヒで新演出上演に、そして日本での演奏会の直前にはウィーン国立歌劇場で舞台に立つ予定となっています。練り上げられた魅惑のカルメンになること間違いありません!
 

















4~5月

パリ・オペラ座バレエ学校

『ペシュ・ド・ジュネス』『スカラムーシュ』『ヨンダーリング』

11年ぶり、バレエ・ファン待望の来日!
次代のエトワールをめざすバレエの天使たち


世界でも他に類をみないほど、厳しい試験をくぐり抜け、さらに鍛錬を重ねる"パリ・オペラ座バレエ学校の天使たち"。オペラ座バレエ学校は、これまでにも数々の世界的ダンサーを輩出してきました。バレエ・ファンのなかには、パリ・オペラ座バレエ団や<ルグリと輝ける仲間たち>の公演で来日した若いダンサーを見て、「初来日はバレエ学校の来日公演だった」と改めて思い起こされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

純真な、天使のような美しさを持ちながら、大人顔負けのテクニックや表現力を披露するパリ・オペラ座バレエ学校の公演は、ひたむきにバレエに打ち込む彼らの熱意が、観る者に新鮮な喜びをもたらします。踊ることの楽しさを思い切り表現する彼らの、バレエへの愛情あふれる舞台は、ほほえましさとともに感動を与えてくれるのです。

 

















5月

デンマーク・ロイヤル・バレエ団

『ナポリ』『ロミオとジュリエット』

ブルノンヴィルのバレエが息づく名門・王立バレエ団9年ぶりの来日!


19世紀ロマン主義時代の巨匠、オーギュスト・ブルノンヴィルが残した数々の傑作を守り、 "ロマンティック・バレエの殿堂"として世界に認められているデンマーク・ロイヤル・バレエ団。

9年ぶりとなる来日公演では、ブルノンヴィルの代表作『ナポリ』とともに、このバレエ団にとって、重要なレパートリーであるジョン・ノイマイヤー振付『ロミオとジュリエット』がプログラムされました。南国ナポリの異国情緒たっぷりの街のシーンや「青の洞窟」の幻想シーンなど、ロマン主義の香りあふれる古典と、繊細な心理描写と大胆な解釈で核心に鋭く迫る、物語バレエの巨匠ノイマイヤーの現代バレエ。ブルノンヴィルの"遺産"を過去、現在、そして未来へとつなぐこのバレエ団の魅力をたっぷりと味わってください。

 


























8月

第12回世界バレエフェスティバル

バレエ・ファン待望、3年に一度の"最高峰のバレエ・ガラ"

3年に一度開催される「世界バレエフェスティバル」は、もはや日本のバレエ・ファンだけではなく、世界のバレエ界においても期待と注目、そして羨望の眼差しを向けられる催しとなっています。

世界中からトップクラスのダンサーが一同に会し、このフェスティバルだけのためだけに組まれた充実したプログラムは、ほかのどこの国であっても実現不可能といわれるほどです。

バレエフェスでしか実現しない顔あわせによるプログラム、ダンサーたちの火花散る競演・・・。来年も熱いバレエの夏がやってきます!


 

世界バレエフェスティバル特別プロ

«ベジャールに捧ぐ» «全幕特別プロ»

世界のトップ・スターたちがモーリス・ベジャールに捧げる特別プロと

夢の競演が実現する全幕特別プロ!

第12回世界バレエフェスティバルの特別プロでは、毎回行われている全幕特別プロに加え、2007年11月に亡くなったモーリス・ベジャールへオマージュを捧げる<ベジャールに捧ぐ>が上演されます。いずれも、バレエフェスティバルに参加するトップ・スターたちが出演。ここでしか実現できない夢の競演が、祭典を盛り上げます。



















9月

ミラノ・スカラ座

『アイーダ』、
『ドン・カルロ』、ミラノ・スカラ座管弦楽団特別演奏会

帝王バレンボイムと気鋭ガッティを擁し、
イタリア・オペラの殿堂が誇る至高のヴェルディ


ミラノ・スカラ座の6年ぶりの来日は、オペラ・ファンにとって最大の目玉。"皇帝"ムーティの時代を終え、新しい時代を迎えたスカラ座が、イタリア・オペラの殿堂の名にかけて挑む日本公演なのですから!

現在、主席客演指揮者として活躍するダニエル・バレンボイム指揮によるゼフィレッリ演出『アイーダ』は、目をみはる舞台の壮大さと息を飲むバレンボイムの音楽づくりが聴衆を圧倒するに違いありません。『アイーダ』は、ときにそのスペクタクル性だけがぅピクピされることがありますが、ミラノ・スカラ座が魅せるのは。まぎれもないヴェルディが残した偉大な芸術としての舞台なのです。また、次期スカラ座音楽監督候補として、イタリア人指揮者のなかではもっとも期待の高い、ダニエレ・ガッティは、『ドン・カルロ』での登場です。この『ドン・カルロ』は、2008年12月のシーズン開幕を飾る気鋭演出家のシュテファン・ブラウンシュヴァイクの新演出。"ヴェルディの劇場"の本領がここに発揮されようとします。

さらに、オーケストラと合唱団による特別演奏会も開催されます。ミラノ・スカラ座とヴェルディを支える原動力ともいえるミラノ・スカラ座安弦楽団と合唱団。こちらでも"ヴェルディの劇場"としての誇りが鳴り響くこととなります。

 

















12月

シルヴィ・ギエム&アクラム・カーン・カンパニー

『聖なる怪物たち』(日本初演)

バレリーナ、ギエムと注目の振付家アクラム・カーン。

世界を席巻したコラボレーションがいよいよ日本上陸!


進化するバレリーナ、シルヴィ・ギエムが、またも新たな魅力で日本のファンを驚かせようとしています。今回彼女がコラボレートするのは、アクラム・カーン・カンパニー。すでにダンス・ファンの間ではアクラム・カーンの名には注目が高まっています。ロンドン生まれのバングラデッシュ系イギリス人であるカーンは、西洋コンテンポラリー・ダンスとインドの古典舞踊様式「カタカリ」を融合させるという手法で新しいダンスの世界を切り開いています。自身おカンパニーは2000年に設立されましたが、以来、新たなダンスの可能性を見つめるという点での共感からか、ギエム自身がとても興味を抱き、共演作品『聖なる怪物たち』が誕生しました。

作品はカーンのソロ、ギエムのソロ、二人のデュオによる75分におよぶ大作。ダンスそのものが独特な世界を生み出していくとともに、二人が台詞をしゃべるというのも興味深いとこころです。