ポワントはバレエの美の象徴ですが、一カ月に何足も履きつぶすポワント代はダンサーたちにとって大きな負担になっています。ダンサーたちにポワントを提供し、さらに充実した舞台を創るために【ポワント基金】にご協力をお願いします。

ピンクのサテンに包まれた美しいバレエシューズ「ポワント」はバレエという芸術には欠かせない美の源泉です。バレリーナたちは、そのポワントで音楽を紡ぎ、ドラマを描き出し、美の世界を表現します。

女性ダンサーたちが日常使用するポワントは、通常一足4,000円〜7,000円程度、それを一カ月の稽古で、3足〜5足履きつぶすことをご存知でしたでしょうか？ ポワント代だけで1年間でおよそ250,000円もかかるのは、ダンサーたちにとって大きな負担となっています。そのため、イギリスの英国ロイヤル・バレエ団をはじめ、イギリスやアメリカなど、政府からの援助が少ない国々のバレエ団では、女性ダンサーたちのポワント代を援助するため、積極的な募金活動を行っています。

東京バレエ団でも、2009年の創立45周年を機に「ポワント基金」を創設し、ダンサーたちのバレエシューズ代の負担軽減を図りながら、バレエの創造と普及に尽力し、ひいては日本の芸術文化の振興と発展に寄与していきたいと存じます。つきましては、バレエを愛する皆さまのご理解とご支援を心よりお願い申し上げます。