1月15日、ミラノ・スカラ座で新演出『ファルスタッフ』が初日を迎えました。ヴェルディ生誕200年のメモリアル・イヤーの幕開きを飾るという点において、スカラ座にとって重要な意味をもつこの公演を託されたのは、いまや若きカリスマと称されるダニエル・ハーディング。2005年にスカラ座開幕公演での成功を果たして以来、ミラノの聴衆からも厚い信頼を寄せられています。
今回の『ファルスタッフ』には、アンブロージョ・マエストリ演じるファルスタッフ、ダニエラ・バルチェッローナ演じるクイックリー夫人など、秋の日本公演のキャストが揃いました。終演後に巻き起こった満場の喝采は、歌手に、指揮者に、そしてロバート・カーセンの演出と美しい舞台美術や衣裳にと、すべてにおいて贈られました。
まさにスカラ座が誇る『ファルスタッフ』! 日本公演をどうぞお楽しみに。
2014年に創立50周年を迎える東京バレエ団。プレ・イヤーとなる2013年は「子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』」、〈ベジャール・ガラ〉と幅広い観客の熱い視線とともにスタートしました。さらに1月下旬から2月上旬には、福岡、佐世保、岸和田、横須賀、仙台、帯広を訪れる〈バレエ・ガラ〉全国公演、3月には「NHKバレエの饗宴」、4月には「東京・春・音楽祭」への出演と活躍の場は幅広く続きます。 今年はストラヴィンスキーの「春の祭典」がパリ・シャンゼリゼ劇場で衝撃的な初演を果たしてから100年に当たります。「NHKバレエの饗宴」と「東京・春・音楽祭」では、これにちなんでの上演が行われることになりました。 「NHKバレエの饗宴」は、昨年から開催されていますが、第1回では、生演奏による東京バレエ団の「ザ・カブキ」抜粋上演が公演のハイライトを飾りました。今年はベジャール振付「春の祭典」で会場に興奮を巻き起こすはず。また、東京の春の風物詩としても定着している「東京・春・音楽祭」では、さまざまなジャンルの公演が行われますが、バレエの上演は今年が初めてのこと。〈ストラヴィンスキー・ザ・バレエ〉と題された公演で、初演から100年を経て、いまなお人々に興奮を与える傑作に、東京バレエ団が表すのはストラヴィンスキーとベジャールの魂の炸裂!
●東京バレエ団〈バレエ・ガラ〉全国公演
(2月以降の公演)
【岸和田公演】2月2日(土)
岸和田市立浪切ホール [TEL:072-439-4915]
【横須賀公演】2月3日(日)
よこすか芸術劇場 [TEL:046-823-9999]
【仙台公演】2月5日(火)、2月6日(水)、2月7日(木)
東京エレクトロンホール宮城 [貸し切り公演]
【帯広公演】2月10日(日)
帯広市民文化ホール [TEL:0155-23-8111]
*上記全国公演東京バレエ団サイト
http://www.thetokyoballet.com/schedule/?ed=82
●「NHKバレエの饗宴2013」
3月16日(土) NHKホール [TEL:03-5777-8600]
●「東京・春・音楽祭」
〈ストラヴィンスキー・ザ・バレエ〉
4月14日(日) 東京文化会館 大ホール
東京・春・音楽祭実行委員会 [TEL:03-3296-0600]
*公演については各主催者にお問い合わせください。
昨年夏の〈第13回世界バレエフェスティバル〉は、"Standing by the people of East Japan"をスローガンに開催されました。
参加アーティスト38名全員の協力のもと、チャリティ・オークションが実施され、また来場された皆様から義援金が集まりました。
この度12月12日に、オークション収益とお預かりした義援金の合計、3,281,087円を「あしなが育英会」の東日本大地震・津波遺児基金」に送金いたしましたので、ここにご報告申し上げます。
みなさまのご協力に心より感謝申し上げます。
公益財団法人日本舞台芸術振興会