ガリーナ・ステパネンコ
Galina Stepanenko

ボリショイ・バレエ団 プリンシパル

 モスクワ生まれ。モスクワ舞踊学校でソフィア・ゴロフキナに師事。卒業後、ナタリア・カサトキナとウラジーミル・ワシリョーフが芸術監督を務めていたモスクワ・クラシック・バレエに入団。『テーマとヴァリエーション』のソリスト、カサトキナ/ワシリョーフ&ラコットの『天地創造』の魔女、アルベルト・アロンソがステパネンコとウラジーミル・マラーホフのために上演した『バシアンヌ』のソリストなど、カンパニーのレパートリーとラコット作品のほとんどの主役を踊る。
数シーズンをスタニスラフスキー=ネミローヴィチ・ダンチェンコ記念モスクワ音楽劇場バレエで過ごしたのち、1990年にボリショイ・バレエ団に招聘された。
完璧なテクニックですぐさまボリショイのスターに躍り出た。ボリショイの著名なバレリーナ、マリーナ・セミョーノワの指導を受ける。
ボリショイでのレパートリーは、『白鳥の湖』のオデット/オディール、『ジゼル』『ライモンダ』『ロメオとジュリエット』『ラ・シルフィード』『アニュータ』のタイトルロール、『スパルタクス』のエギナ、『眠れる森の美女』のオーロラ姫、『黄金時代』のリタ、『くるみ割り人形』のマリー、L.ラヴロフスキー振付のオペラ『ファウスト』から『ワルプルギスの夜』のバシャンテ、『ラ・バヤデール』のニキヤとガムザッティ、『海賊』のメドーラ、『ショピニアーナ』のワルツ、プレリュード、マズルカ、バランシーンの『シンフォニー・イン・C』。また、84年のモスクワの全ソ連バレエ・コンクールのワガノワ・アカデミー賞をはじめ、多くの賞を獲得している。
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