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公演概要 白鳥の湖 パキータ パリ・オペラ座バレエ団
パリ・オペラ座バレエ団
 フランスの将軍、デルヴィイー伯爵が妻と息子リュシアンと伴い、この地で妻子もろとも暗殺された兄シャルル・デルヴィイーのために自分が建てた記念碑建立のためにトゥロー渓谷を訪れる。リュシアンの婚約者セラフィナの兄で、この地域の知事ドン・ロペスは一見従順そうに将軍に付き添っているが、内面ではフランス人に対する激しい憎しみがたぎっている。
 記念碑の設立を祝う村祭りが始まろうとしている。陽気な音楽がジプシーたちの到着を告げる。リーダーのイニゴはパキータに夢中である。パキータは幼い頃から肌身離さず持っており、彼女を死から救った見知らぬ恩人を描いたものだと信じている肖像画入ったロケットを見ながら、幸せな未来を夢見ている。
 リュシアンはパキータに心を奪われる。パキータがジプシーの生まれだとは信じられないリュシアンが問いかけると、彼女は彼に肖像画を見せようとするが、会話の先を読んだイニゴがくすねてしまっていた。
 リュシアンはパキータに一緒に来るように誘うが、ジプシーと貴族の身分の差を気にするパキータは申し出を断ってしまう。
 ドン・ロペスは嫉妬に狂うイニゴに、リュシアン殺害をもちかける。
 ドン・ロペスは若いジプシー娘に命じて、パキータの花をリュシアンに渡させる。これをパキータからの逢瀬の約束だと信じたリュシアンは、彼女に会うために走り去る。
 
 パキータはひとりで、二度と会えないであろうリュシアンのことを夢見ている。
 イニゴがドン・ロペスと登場。二人の謀略を聞いたパキータが、どうやってリュシアンに知らせようかと思っていると、扉がノックされ、リュシアンが現われる。
 イニゴはリュシアンを食事に誘い、ワインをすすめるが、パキータは隙をみてグラスをすりかえる。
 すりかえられたワインに口をつけた瞬間、イニゴは眠気に襲われ、椅子に倒れこむ。自分がもった毒にもがき苦しんだはずみにパキータのロケットがテーブルに落ち、パキータはさりげなくそれを拾い上げる。
 外では4人の山賊がリュシアンを襲う時を待っている。リュシアンとパキータは暖炉に隠れて、追っ手から逃れる。
 
 デルヴィイー将軍主催の舞踏会が開かれている。そこに、リュシアンがパキータと現われる。リュシアンは自分の命が助かったのはパキータの勇気と献身のおかげだと話す。パキータはドン・ロペスの姿を見つけ、彼の謀略を暴き、ドン・ロペスは捕らえられる。
 リュシアンはパキータに求婚するが、身分違いの結婚を受け入れることはできないパキータは、その場から逃げようする。そのとき彼女は壁に飾られた肖像画に気付く。このシャルル・デルヴィイーの肖像画は、彼女の持っているロケットの肖像画と瓜ふたつであった。パキータはシャルル・デルヴィイーの娘でトゥロー渓谷での虐殺の唯一の生き残りだったのだ。
 自分の出自を知り、パキータはリュシアンと結ばれる。
 
 


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