第4場: タオールはアスピチアの豪華な住まいを訪れ、彼女への愛を宣言する。高官や役人を従えたファラオの一行が、続いてヌビア王が登場し、ファラオの娘に求婚する。ファラオはヌビア王に娘を嫁がせることに同意し、ふたりは友好条約を結ぶ。 これを聞いたタオールは絶望で狂いそうになる。アスピチアは彼をなだめ、彼以外の人のものには絶対にならないと約束する。 ファラオは娘の結婚を祝う祝宴を始めるように命じる。絶望の中で、恋人たちは宮殿から逃げ出すことを決意する。 宴が最高潮になったところで、タオールは隠し扉の鍵を受け取り、ふたりはそこから宮殿を逃げ出す。 娘がいなくなったことを知ったファラオは激怒し、駆け落ちしたふたりを捕まえるように命じる。隠し扉を見つけたヌビア王は、護衛たちを連れてタオールとアスピチアの後を追いかける。