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公演概要 ファルスタッフ トゥーランドット フィレンツェ歌劇団 ニュース
フィレンツェ歌劇場
 
第1幕
 管弦楽のユニゾンでの再強奏に続く和音の連打により、一気に緊張感が高まり幕が開く。役人の布告を聞き、混乱する人ごみの中で、行き別れていたカラフと父ティムールが再会を喜びあっていると、首切り役人を迎えた民衆たちの「砥石を廻せ!」と興奮した合唱が始まる。やがて一転して付きの出を待つ静かな雰囲気へ。処刑を前に興奮していた民衆たちだが、若い王子の姿を見て恩赦を叫ぶ。トゥーランドット姫のテーマのなか、姫は姿を見せる。このとき、カラフは「神のような美しさ、夢のよう」と一目で恋に落ちる。
 求婚のためのドラを馴らそうとするカラフを、ピン、パン、ポンが押しとどめ、軽やかに歌う。「美しいお姫さまも、顔は一つで手も足も二本のただの女」。なおも止まらないカラフに、リュウは「お聞きください」と涙ながらに訴えかける。カラフは「泣くなリュウ」と優しく応えるが、遂に運命のドラを鳴らしてしまう。
第2幕
第1場
 ピン、パン、ポンの3人による長大なアンサンブル。コミカルな音楽で儀式の準備を進める様子が描かれた後、3人は故郷を思う郷愁に浸る。
第2場
 宮殿前の広場。民衆が集まり、管弦楽の高揚のなか、皇帝が王座に着く。やがて、女性合唱に導かれてトゥーランドットが登場。「この御殿のなかで」と、何故、このような残酷な謎解きで夫選びをするようになったかを語る。
 トランペットの鋭い合図で、いよいよ謎解きが始まる。姫の出す3つの謎を、カラフは見事に解き、民衆は歓喜の声を上げる。民衆の力強い合唱と管弦楽のなか、トゥーランドットは皇帝に自分の身の保護を哀願する。今度はカラフが「わたしの問いは1つ」と、自分の名をかけた謎を出す。皇帝がカラフの息子となることを天に祈り、管弦楽と合唱の皇帝賛歌で幕が下りる。
第3幕
第1場
  宮殿の庭でカラフが歌うのは「誰も寝てはならぬ」。姫への想いを抑えつけた前半部から、一気に情熱的なクライマックスへと盛り上がる名アリアで、全編中のクライマックスでもある。
 カラフの名を聞き出そうと、ピン、パン、ポンは手を尽くすがうまくいかない。そこに、リュウが捕らえてくる。そこに、リュウが捕らえられてくる。拷問されてもなお、名を明かさない強さをトゥーランドットに尋ねられたリュウは「それは愛の力です」と答え、続けて「氷にような姫君の心も」と、死をも怖れない愛の強さを訴え、自害する。
 民衆が去り、トゥーランドットと二人だけになったカラフは、姫に口づけをする。たった一度の口づけが、冷たいトゥーランドットの心を溶かし、愛の二重唱が繰り広げられる。カラフは自分の名を明かし、すべてを姫に委ねる。
第2場
 夜明けの広場に集まった民衆の前に進み、姫は「この人の名は、愛!」と告げる。民衆の喜びの大合唱で全曲を閉じる。
 


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