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英国ロイヤル・バレエ団のトッププリマ、アリーナ・コジョカルが、昨年の「ジゼル」に続いて東京バレエ団に2度目の客演を果たします。コジョカルは19歳でプリンシパルに任命されて以来、新時代のロイヤル・バレエ団を代表する存在として圧倒的な人気を博しています。小柄ながら優れてバランスのとれた容姿に、若さに似合わぬ緻密な技術と演技力をそなえ、その実力のほどは、マニュエル・ルグリをはじめ世界的なダンサーたちが共演を望むことでも知られています。そのコジョカルがもっとも信頼するパートナーがヨハン・コボー。互いが一体となるような絶妙なパートナーシップが醍醐味です。
“ロイヤル・スタイル”の生みの親である振付家フレデリック・アシュトンの「真夏の夜の夢」は、妖精の王と女王と人間たちの不思議の森での騒動を軽やかに描くシェイクスピアの物語を、有名なメンデルスゾーンの音楽にのせて、ヴィクトリアン・スタイルの美術の中で舞踊化した名作です。この、美しい自然を映す色彩や愛らしさとユーモアやアイロニーが絶妙に溶け合った、英国の美学に溢れた本作を、2年前、東京バレエ団はオベロンの初演ダンサーであるアンソニー・ダウエルの指導を得て初演し絶賛を博しました。
また今回は、ジョージ・バランシンが古典バレエ華やかりし帝政ロシア時代へのオマージュとして、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番を使って創作した「バレエ・インペリアル」も上演。夢見るほどに美しいバレエの一夜をお届けします! |
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Photo: Kiyonori Hasegawa |
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