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 母親が体操の教師であり、国立スポーツ学院で体操のトレーニングを受ける。12歳のときには、すでにオリンピックの予選を通過。振付の基礎を身につけるためオペラ座バレエ学校でバレエの研修を受けたのをきっかけに、バレエ学校の校長クロード・ベッシーの薦めで、1977年にオペラ座バレエ学校に入学。
 1981年、パリ・オペラ座バレエ団に入団。1983年ヴァルナ国際バレエ・コンクールにおいて優秀賞、特別賞、金賞の三冠を獲得。1984年には、オペラ座の優秀な新人に与えられるカルポー賞を受賞し、プルミエール・ダンスーズに昇格。そしてその5日後の12月29日初めて主演した『白鳥の湖』の終演後、舞台上で芸術監督ルドルフ・ヌレエフによってエトワールに任命されるという、華々しい昇進劇を演じた。その4ヵ月後にはヌレエフと共に来日し、東京バレエ団の『白鳥の湖』に客演している。
 パリ・オペラ座では、数々の古典レパートリーをはじめ、ベジャールの『ボレロ』、プティの『ノートルダム・ド・パリ』、ロビンズの『イン・ザ・メモリー・オブ_』、などを踊った。またフォーサイスの『イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド』、ベジャールの『ムーヴマン・リズム・エチュード』、ヌレエフ版『シンデレラ』、ノイマイヤーの『マニフィカト』、ロバート・ウィルソンの『聖セバスチャンの殉教』を初演している。
 1989年にオペラ座を離れ、国際的な活動を開始。ゲスト・プリンシパルをつとめる英国ロイヤル・バレエ団では、『ジゼル』、ダウエル版『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『ドン・キホーテ』、バランシーンの『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』、アシュトンの『田園の出来事』『マルグリットとアルマン』、マクミランの『マノン』『ロメオとジュリエット』『三人姉妹』、マカロワ版『ラ・バヤデール』、フォーサイスの『ヘルマン・シュメルマン』『ステップテクスト』、チューダーの『リラの園』、マッツ・エックの『カルメン』などを踊っている。
世界各地から招かれて客演し、現在実力、人気ともにバレエ界の頂点に立つ。また、1998年はフィンランド国立バレエ団で古典の『ジゼル』を現代的な解釈と演出で洗い直して舞台化し、2001年には演出と美術に手直しを加えてミラノ・スカラ座バレエ団でも初演。改めて才媛ぶりを認識させた。2003年12月、自ら委嘱したラッセル・マリファント振付『ブロークン・フォール』をロイヤル・オペラハウスで初演。ギエムの新境地を拓いた本作品はオリヴィエ賞を獲得し、2年続けてサドラーズ・ウェルズ劇場で再演された。2006年9月、アクラム・カーン振付の新作『聖なる怪物たち』をサドラーズ・ウェルズ劇場で初演。世界各地でも上演している。
 東京バレエ団とは1985年の初共演以来、これまでに延べ16回にわたり180公演にのぼる共演を行っており、もっとも厚い信頼で結ばれている。
 近年の来日としては、2003年5-6月に自ら企画した〈三つの愛の物語〉を日本で初めて上演し、「三人姉妹」「マルグリットとアルマン」で円熟の極致ともいえるドラマティックな演技を披露。この企画はつづいて欧州でも実現した。7-8月には第10回世界バレエフェスティバル、11月にはバレンボイム指揮シカゴ交響楽団/東京バレエ団との『ボレロ』をはじめとする共演のために来日。04年11-12月にマリファントの「ブロークン・フォール」他で来日。05年11〜12月には、日本における最後の『ボレロ』を披露している。06年は第11回世界バレエフェスティバルに出演。
 文学芸術勲章シュヴァリエ、ミッテラン大統領よりレジョン・ドヌール勲章、1999年には勲功章、2003年には名誉勲章を授与されている。
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 1982年パリ・オペラ座バレエ学校入学。’88年16歳でパリ・オペラ座バレエ団入団。’90年スジェに昇格。
 91年プルミエ・ダンスールに昇格。ヌレエフに彼のヴァージョンの『ロメオとジュリエット』のマキューシオに抜擢される。93年、AROP(パリ・オペラ座振興会)観客賞受賞。ローラン・プティより彼の『若者と死』『旅芸人』に選ばれる。 93年7月22日、ニームにおいて『ジゼル』のアルブレヒトを踊り、終演後にエトワールに任命される。
 主なレパートリーに、『ジゼル』、ブルメイステル版、ヌレエフ版『白鳥の湖』、バランシン『アポロ』『放蕩息子』、ニジンスキー『ティル・オイレンシュピーゲル』、ニジンスカ『青列車』、チューダー『リラの園』、マクミラン『大地の歌』『マノン』、ロビンズ『ダンセズ・アット・ア・ギャザリング』『イン・ザ・ナイト』『牧神の午後』、ノイマイヤー『くるみ割り人形』『シルヴィア』、フォーサイス『イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド』、プティ『若者と死』『ノートルダム・ド・パリ』『アルルの女』、キリアン『優しい嘘』、リファール『白の組曲』、ヌレエフ版『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』『ロミオとジュリエット』『ラ・バヤデール』『ドン・キホーテ』『シンデレラ』、タリオーニ/ラコット版『ラ・シルフィード』、フォーキン『薔薇の精』、エック版『ジゼル』、ベジャール『火の鳥』、グリゴローヴィチ『イワン雷帝』、ランダー『エチュード』など。
オペラ座初演作品としては、プティ『カメラ・オブスキュラ』(1995年)、バランシン『アレグロ・ブリランテ』、ロビンズ『四季』、ベジャール『第九交響曲』、タノイマイヤー『シルヴィア』、(1997年),プレルジョカージュ『カサノヴァ』(1998年)、フォーサイス『パ。/パーツ』(1999年)、キリアン『優しい嘘』(1999年)、プティ『クラヴィーゴ』(1999年)、エック『アパートメント』(2000年)、バランシン『ジュエルズ』、ロビンズ『檻』、ベラルビ『嵐が丘』(2002年)など。
’95年モスクワでブノワ賞を受賞。04年にはニジンスキー賞受賞(モンテカルロ、モナコ・ダンス・フォーラム)。また、文学芸術勲章シュヴァリエを贈られている。振付家としても05年にパリ・オペラ座バレエ団で初演された『カリギュラ』などの作品を発表している。
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 ロイヤル・バレエ学校を卒業後、サドラーズ・ウェルズ・ロイヤル・バレエ団に入団。DV8フィジカル・シアター、マイケル・クラーク&カンパニー、ローリー・ブース・カンパニー、ローズマリー・ブッチャーなどと活動することで独立系のキャリアを歩んでいった。1996年、ラッセル・マリファント・カンパニーを創設。以来、クラシック・バレエ、即興、ヨガ、カポエラ、タイチなど広範囲にわたるテクニックを探求し続けている。また、解剖学、生理学、生物力学、構造統合のロルフィング・メソッドなどを習得。2000年4月、芸術協議会の特別研究員の身分を与えられた。
 照明デザイナーのマイケル・フルズと密接に協力して、これまでに20余りの作品を創作し、ジョージ・パイパー・ダンシィズやリヨン歌劇場バレエ団、リコシェ・ダンス・カンパニー、バツェヴァ・アンサンブル、バレエ・ド・ロレーヌに提供してきた。近作に、シルヴィ・ギエムとジョージ・パイパー・ダンシィズにバリー・アダムソンの音楽で振付けた『ブロークン・フォール』がある。本作は2003年12月にロイヤル・オペラ・ハウスにて初演され、ローレンス・オリビエ賞最優秀ダンス作品部門を受賞した。ラッセル・マリファントは2003年、英国で最も創造的で人気のあるアーティストに与えられる、サウス・バンク・ショウ賞にも輝いている。
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