東京バレエ団 <ベジャール・ガラ>

イントロダクション

行く先々で歓呼と喝采に包まれた、ベジャール追悼ツアーのフィナーレ!

2008年5月、東京公演につづくベジャール追悼の旅のためヨーロッパを訪れた東京バレエ団を待っていたのは、行く先々での歓呼と喝采の嵐でした。6カ国9都市を巡った21公演は、いずれも大盛況。ベジャールのお膝元ローザンヌはもとより、5000人を収容するアテネやリヨンの野外劇場や7000人が集まったヴェルサイユ公演でも、拍手と共に足踏みや口笛が鳴らされる大歓声が、人々のベジャールへの敬愛の念の強さを改めて感じさせました。そのリヨンやヴェルサイユ公演に参加したシルヴィ・ギエムは、ベジャール追悼の辞としてこう述べています。「ベジャールのおかげで、世界中のダンサーと観客のダンスに対する認識は変わりました。もっと自由で身近な、深い感情をもたらす源泉に、また大勢の人生に意義をもたらすものになったのです。今、彼の作品を踊ることは、その特権を得た者たちの義務なのです」

国内海外10ヶ月にわたって熱い感動を呼んだこの追悼ツアーのフィナーレが、今回の〈ベジャール・ガラ〉です。追悼の意に代えて一度は封印した「ボレロ」を踊るギエムと特別団員の首藤康之の参加を得て、東京バレエ団が心からの愛と感謝を込めながら、渾身の演技をもって故ベジャールの信頼に応えるべくその傑作を披露します。ベジャール作品の真髄である、生命のめくるめく祝祭の場に、あなたもぜひご参加ください!

写真キャプション

2008年5月 第23次海外公演 フィレンツェ歌劇場「ギリシャの踊り」カーテンコール

Photo:Andrea Grandoni

モーリス・ベジャールのメッセージ

私はいつも変わらず、日本にいるわが子─東京バレエ団と愛によって固く結ばれています。振付家としての私の世界をこれほどまでに感じてくれる東京バレエ団よ、永遠なれ!モーリス・ベジャール

(2007年1月の“ベジャール生誕80年記念”公演に向けて寄せられた、ベジャールからの最後のメッセージ)

Photo:Y.kawaguchi


to English Site

NBSについて | プライバシー・ポリシー | お問い合わせ