東京バレエ団<スペシャル・プロ>

圧倒的な美の世界、めくるめくテクニック、興奮のリズム! バレエの醍醐味すべてがこのプログラムにある!

2009年に創立45周年を迎える東京バレエ団は、4月、ほぼ半世紀にわたる歴史の中で、世界へと躍進し国際的な評価を高めた重要な3作品を選んで上演します。

 まずハラルド・ランダー振付の「エチュード」は、ピアノ練習曲としておなじみのチェルニーの楽曲にのせてバレエ・クラスの情景を多様に展開しながら、息をのむテクニックの連続と壮麗な幾何学美をもって興奮を呼ぶ作品。1982年、パリ国際ダンスフェスティバルに参加した東京バレエ団は本作によって圧倒的な実力を示し、当時パリ・オペラ座バレエ学校の校長だったクロード・ベッシーや若き日のマニュエル・ルグリを感嘆させました。今回は今をときめく2人のスター─先ごろのシュツットガルト・バレエ団公演で輝かしいまでのダンスール・ノーブルぶりを見せたフリーデマン・フォーゲルと、切れ味のよいめくるめくテクニックがつねに熱狂を巻き起こすマリインスキー・バレエのレオニード・サラファーノフの客演が決定しました!

 そしてベジャール亡き後のバレエ界で最大の巨匠と呼べるジョン・ノイマイヤーが、1989年に初めて東京バレエ団のために創作した「月に寄せる七つの俳句」が18年ぶりに復活! かねてより俳句の世界に魅入られていたノイマイヤーが、小林一茶はじめ有名な句を題材に、研ぎ澄まされた美意識を注ぎ込んで展開してゆく七景は、初演後の海外ツアーでも「東洋と西洋の感受性が見事に融合している」と大絶賛を博しました。今回は初演時に抜擢され名演を残した斎藤友佳理、高岸直樹、木村和夫の他に新たなキャストも挑戦します。

 日本が誇る、世界の東京バレエ団─その栄光の歴史を未来へと繋ぎ、豊かな成果を観客の皆様と分かち合う〈創立45周年記念スペシャル・プロ〉に、どうぞご期待ください!

「ナポリ」第3幕より

Photo: Martin Mydtskov Rønne


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