東京バレエ団「ラ・シルフィード」 全2幕

イントロダクション

チュチュにふんわり風をはらませてシルフィードが舞う。足さばきも軽やかにジェイムズが駆け抜ける注目のキャストで贈る、魅惑のロマンティック・バレエ開幕!

19世紀に絢爛と花開いたロマンティック・バレエの傑作「ラ・シルフィード」。

舞台は深い森に囲まれたスコットランドの村。結婚式を控えた青年ジェイムズの前に、無垢な愛らしさをたたえた空気の精“ラ・シルフィード”が突然現れ、彼を魅了します。ラ・シルフィードに誘われるまま、結婚式を投げ出してしまったジェイムズ。妖精たちの森で至福のときを過ごした末に、彼を待ち受けていた運命は・・・!

白いチュチュに風をはらませながら、トウ・シューズで宙を舞い、バレリーナのイメージを決定づけたといわれるシルフィード役に、上野水香が初挑戦します。08年「ジゼル」に挑んだ上野は、華やかな個性を生かして新しいロマンティク・バレリーナ像を造詣し、大きな感動を呼びました。ジゼルとはまた違った本作のヒロインにも期待がかかります。

そして神秘的な妖精に魂を魅入られ、現実世界を捨ててしまうジェイムズには、先ごろ東京バレエ団の「エチュード」で華やかなテクニックを披露した、マリインスキー・バレエのレオニード・サラファーノフ。このラコット版は、ブルノンヴィル版よりもさらい個人技の見せ場が多く、息をもつかせぬ細かい足さばきで縦横無尽に舞う姿が、ふたたび熱狂を巻き起こすに違いありません。

「ラ・シルフィード」は東京バレエ団がヨーロッパやロシアでたびたび上演して喝采を浴びた自慢のレパートリーです。隅々までロマンティック・バレエの美学が再現された独特のスタイル、その格別の美しさをたっぷりとご堪能ください。

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