来日予定ダンサー

 1976 年にパリ・オペラ座バレエ学校に入学。16 歳でパリ・オペラ座バレエ団に入団。
82 年スジェに昇進。86 年7月11 日、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場におけるパリ・オペラ座バレエ公演でヌレエフ版『ライモンダ』のジャン・ド・ブリエンヌを演じた後、エトワールに任命される。非の打ち所のない技術、豊かな表現力に加え、クラシック、コンテンポラリーにおける驚くべき才能を持ち合わせた比類なきダンサーとして知られている。
 英国ロイヤル・バレエ団、ニューヨーク・シティ・バレエ、キューバ国立バレエ団、東京バレエ団などの著名なバレエ団に招かれ、ハンブルク・バレエではジョン・ノイマイヤーの『スプリング・アンド・フォール』『シンデレラ物語』を初演。2003 年、プティ『カルメン』のヴァリエーション、ベジャール『四重奏のフレーズ』を初演。04 年、イリ・キリアンの新作『扉は必ず…』をオレリー・デュポンと初演。さらに12 月にはトリシャ・ブラウンの新作『オ・ズロズニー/オ・コンポジット』を、オレリー・デュポン、ニコラ・ル・リッシュとともに初演。その他クラシックからコンテンポラリーまでレパートリー多数。
 09 年5月、クランコ『オネーギン』を踊り、パリ・オペラ座バレエ団を引退。10 年9月にウィーン国立バレエ団芸術監督に就任。今回の日本公演が芸術監督として初の海外公演となる。

 84 年大阪国際バレエ・コンペティションにて、エリザベット・モーランとともに金賞、85 年にカルポー賞、88 年ニジンスキー賞、98 年プティ『アルルの女』の演技でブノワ舞踊賞受賞。00 年にレオニード・マシーン賞受賞、プティ『ノートルダム・ド・パリ』のフロロの演技に対し、ダンツァ&ダンツァ賞年間ベストダンサー賞を受賞。93 年に芸術文化勲章シュヴァリエ、98 年芸術文化勲章オフィシエ、02 年国家功労賞シュヴァリエ、06 年レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ、09 年芸術文化勲章コマンドールに叙される。

 ロシア、サンクトペテルスブルク生まれ。1996-2004年にワガノワ・バレエ学校で学び、04年-06年マリインスキー・バレエに所属。06年にソリストとしてウィーン国立歌劇場およびフォルクスオーパー・バレエ団に入団。10年にウィーン国立バレエ団のプリンシパルに昇進した。
 レパートリーに、ルドルフ・ヌレエフ振付『白鳥の湖』のオデット/オディール、ピーター・ライト振付『眠れる森の美女』のオーロラ姫、エレーナ・チェルニショワ振付『ジゼル』のミルタ、ルドルフ・ヌレエフ振付『ドン・キホーテ』のドリアードの女王、ウラジーミル・マラーホフ振付『ラ・バヤデール』のガムザッティ、ローラン・プティ振付『こうもり』のベラ、モーリス・ベジャール振付『コンクール』のアダ、ジョン・クランコ振付『ロミオとジュリエット』のジュリエット、ケネス・マクミラン振付『マノン』、ボリス・エイフマン振付『アンナ・カレーニナ』のタイトルロール、ヨルマ・エロ振付『グロウ-ストップ』などがある。ヨルマ・エロ振付『真夏の夜の夢』ではタイターニアを、パトリック・ド・バナ振付『マリー・アントワネット』ではタイトルロールを初演している。
 ハンガリー、フランス、アルゼンチン、イタリア、ロシア、英国の舞台に客演。06年には、ブノワ賞にノミネートされ、08年には“バレエ2000”の誌エトワール賞を受賞した。

 ロシア、モスクワ生まれ。モスクワ・バレエアカデミー卒業後、2002年にロシア国立バレエ団に入団。04年にプリンシパルに昇進。2007年ベルリン国立バレエ団に移籍し、ソリストになる。10年にウィーン国立バレエ団にソリストとして移籍し、11年にプリンシパルに昇進した。
 レパートリーには、エレーナ・チェルニショワ振付『ジゼル』のタイトルロール、ルドルフ・ヌレエフ振付『ドン・キホーテ』のキトリとドリアードの女王、ピーター・ライト振付『眠れる森の美女』のオーロラ姫、ジョン・クランコ振付『オネーギン』のオリガ、ジョージ・バランシン振付『テーマとヴァリエーション』、ジェローム・ロビンズ振付『イン・ザ・ナイト』、トワイラ・サープ振付『ハイドンの主題による変奏曲』、ウィリアム・フォーサイス振付『精密の不安定なスリル』、イリ・ブベニチェク『魂のため息』、ヨルマ・エロ振付『グロウ-ストップ』など。
 ロシアや日本の舞台で客演。受賞歴には、クラスノダールでのロシア・ヤング・バレエコンクール第3位(04年)、キエフでのセルジュ・リファール国際バレエコンクール特別賞(06年)、ソウル国際バレエコンクール第2位(06年)、ウィーンでのオーストリア・バレエコンクールおよびローマでのプレミオ・ローマ国際バレエコンクール第1位(07年)などがある。

 スロバキアのトルナバ生まれ。ブラチスラヴァ舞踊学校を卒業後、03年にスロバキア国立劇場のソリストとなる。05年にウィーン国立歌劇場およびフォルクスオーパー・バレエ団に入団、08年に準ソリストとなる。10年ウィーン国立バレエ団のソリストに、11年プリンシパルに昇進。
 レパートリーには、ルドルフ・ヌレエフ振付『ドン・キホーテ』のキトリ、ウラジーミル・マラーホフ振付『ラ・バヤデール』のニキア、ピエール・ラコット振付『ラ・シルフィード』のエフィー、ピーター・ライト振付『眠れる森の美女』のフロリナ王女、ジョン・クランコ『オネーギン』のタチヤーナとオリガ、ジュラ・ハランゴゾー振付『コッペリア』のこっ、ケネス・マクミラン振付『マノン』のレスコーの愛人、ジェローム・ロビンズ振付『イン・ザ・ナイト』、イリ・キリアン振付『小さな死』、ウィリアム・フォーサイス振付『スリンガーランド・パ・ド・ドゥ』などがある。ヨルマ・エロ振付『真夏の夜の夢』ではヘレナ役を初演した。
 受賞歴には、ブルノ国際バレエコンクール第1位(00年)、オーストリア国際バレエコンクール第2位(01年)、“スロバキア・ベスト・ダンサー”フィリップ・モリス賞(03年)、ウィーン国立歌劇場およびフォルクスオーパー・バレエクラブ賞(08年)などがある。

 ベラルーシ、ミンクス生まれ。ミンクス・バレエ学校で学んだ後、1997年リガのラトビア国立オペラと契約。ヴィリニュス国立オペラ・バレエ劇場、ハンガリー国立バレエ団を経て、05年ウィーン国立歌劇場およびフォルクスオーパー・バレエ団に入団、11年ウィーン国立バレエ団のプリンシパルに昇進した。
 レパートリーには、ピエール・ラコット振付『ラ・シルフィード』のシルフィード、エレーナ・チェルニショワ振付『ジゼル』のジゼル、ローラン・プティ振付『こうもり』のベラ、ジョン・クランコ振付『ロミオとジュリエット』のジュリエット、ジョン・クランコ振付『オネーギン』のタチヤーナ、ケネス・マクミラン振付『うたかたの恋』のマリー・ヴェッツェラ、ボリス・エイフマン振付『アンナ・カレーニナ』のタイトルロール、ヨルマ・エロ振付『真夏の夜の夢』のタイターニア、ジョージ・バランシン振付『ルビー』、ジェローム・ロビンズ振付『イン・ザ・ナイト』、イリ・キリアン振付『小さな死』、『ベラ・フィジュラ』などがある。
 シュツットガルト・バレエ団など客演も多数。受賞歴にはシュチェチンでのバレエコンクール第1位(92年)、モスクワで行われたディアギレフ国際バレエコンクール第2位(92年)、ヴァルナ国際コンクール第3位(96年)、00年パリでの国際バレエコンクールの特別賞など。

 ロシア、サンクトペテルブルク生まれ。1996年-2004年ワガノワ・バレエ学校で学び、04/05シーズンよりマリインスキー・バレエのメンバーとなる。05年にソリストとしてウィーン国立歌劇場およびフォルクスオーパー・バレエ団に入団。10年ウィーン国立バレエ団のプリンシパルに昇進する。
 レパートリーには、ピエール・ラコット振付『ラ・シルフィード』のシルフィード、エレーナ・チェルニショワ振付『ジゼル』のジゼル、ルドルフ・ヌレエフ振付『ドン・キホーテ』のキトリ、『白鳥の湖』のオデット/オディール、ピーター・ライト振付『眠れる森の美女』のオーロラ姫、フレデリック・アシュトン振付『リーズの結婚』のリーズ、ジュラ・ハランゴゾー振付『コッペリア』のスワニルダ、ローラン・プティ振付『こうもり』のベラ、モーリス・ベジャール振付『コンクール』のアダ、ジョン・クランコ振付『ロミオとジュリエット』のジュリエット、ケネス・マクミラン振付『マノン』のタイトルロール、『うたかたの恋』のマリー・ヴェッツェラ、ウラジーミル・マラーホフ振付『ラ・バヤデール』のガムザッティ、ヨルマ・エロ振付『真夏の夜の夢』のハーミアなどがある。
 台湾、イスラエル、中国、ギリシャ、ドイツ、イタリア、ロシアの舞台に客演している。11年ブノワ賞にノミネートされた。

 スロバキアのブラスチラバ出身。ブラスチラバのバレエ音楽院で学ぶ。スロバキア国立劇場、南アフリカのPACTバレエ、イスラエル・バレエを経て、00年ミュンヘン・バレエに入団。03年プリンシパル・ダンサーに昇進。07年ウィーン国立歌劇場およびフォルクスオーパー・バレエ団にソリストとして入団し、10年ウィーン国立バレエ団のプリンシパルとなる。
 レパートリーには、ピエール・ラコット振付『ラ・シルフィード』のジェイムズ、エレーナ・チェルニショワ振付『ジゼル』のアルブレヒト、ウラジーミル・マラーホフ振付『ラ・バヤデール』のソロル、ルドルフ・ヌレエフ振付『白鳥の湖』のジークフリート王子、ピーター・ライト振付『眠れる森の美女』のフロリムント王子、ローラン・プティ振付『こうもり』のヨハン、ジョン・クランコ振付『ロミオとジュリエット』のロミオ、ジョン・クランコ振付『オネーギン』のタイトルロールなどがある。ヨルマ・エロ振付『真夏の夜の夢』ではライサンダーを、パトリック・ド・バナ振付『マリー・アントワネット』ではルイ16世を初演している。
 ヨーロッパ各国、アメリカ、アジアなどでの客演も多数。96年ニューヨークでの国際バレエコンクールでブロンズ・メダル、ブルノ・バレエコンクールで第1位、97年ウィーンでのオーストリア国際バレエコンクールで第1位を受賞。96年にはスロバキア首相賞を受賞。

 ロシア、サンクトペテルブルクに生まれ、ワガノワ・バレエ学校で学ぶ。2000年-06年マリインスキー・バレエに在籍し、ソリストに昇進。06年、ウィーン国立歌劇場およびフォルクスオーパー・バレエ団にソリストとして入団し、10年ウィーン国立バレエ団のプリンシパルとなる。
 レパートリーには、ウラジーミル・マラーホフ振付『ラ・バヤデール』のソロル、ルドルフ・ヌレエフ振付『白鳥の湖』のジークフリート王子、ジュラ・ハランゴゾー振付『コッペリア』のフランツ、ジュラ・ハランゴゾーJr.振付『くるみ割り人形』の王子、ピーター・ライト振付『眠れる森の美女』のフロリムント王子、ローラン・プティ振付『こうもり』のヨハン、ジョン・クランコ振付『オネーギン』のタイトルロールおよびグレーミン公爵、ケネス・マクミラン振付『マノン』のデ・グリュー、ボリス・エイフマン振付『アンナ・カレーニナ』のヴロンスキー、パトリック・ド・バナ振付『マリー・アントワネット』のルイ16世、ジェローム・ロビンズ振付『イン・ザ・ナイト』、イリ・キリアン振付『ベラ・フィジュラ』、ヨルマ・エロ振付『グロウ-ストップ』などがある。ヨルマ・エロ振付『真夏の夜の夢』ではオベロンを初演。
 ハンガリー、フランス、イタリア、ロシア、ドイツ、イギリスなどの舞台に客演。08年には、“バレエ2000”誌のエトワール賞受賞。

 ロシア、モスクワに生まれる。モスクワのバレエスクールとオーストリアのザンクト・ペルデンの音楽院で学ぶ。2002年ウィーン国立歌劇場バレエ団に入団。07年、ウィーン国立歌劇場およびフォルクスオーパー・バレエ団の準ソリストに、10年ウィーン国立バレエ団のソリストに昇進。
 レパートリーには、パトリック・ド・バナ振付『マリー・アントワネット』のタイトルロール、エレーナ・チェルニショワ振付『ジゼル』のミルタ、ウラジーミル・マラーホフ振付『ラ・バヤデール』のガムザッティ、ケネス・マクミラン振付『マノン』のマノンの愛人、『うたかたの恋』のエリザベート皇后、ヨルマ・エロ振付『真夏の夜の夢』のヒッポリュテ、ミハイル・フォーキン振付『薔薇の精』の少女、ジョージ・バランシン振付『アポロ』のカリオペ、『ルビー』、イリ・キリアン振付『小さな死』、ウィリアム・フォーサイス振付『精密の不安定なスリル』、ヨルマ・エロ振付『グロウ-ストップ』などがある。パトリック・ド・バナ振付『マリー・アントワネット』ではアントワネットの影を初演している。
 受賞歴にウィーンでのオーストリア国際バレエコンクール第2位(00年)、02年ザンクト・ペルデンでの国際バレエコンクールで第1位がある。

 ウクライナのニコポル生まれ。ドニプトペトロウシクのバレエ学校で学び、ドニプトペトロウシク国立オペラ・バレエ劇場に入団。オーストリアのザンクト・ペルデンの音楽院で学んだ後、エジプトとドイツで踊る。2005年、ウィーン国立歌劇場およびフォルクスオーパー・バレエ団に入団。2010年準ソリストに、2011年ソリストに昇進。
 レパートリーには、エレーナ・チェルニショワ振付『ジゼル』のタイトルロール、ピエール・ラコット振付『ラ・シルフィード』のエフィー、ルドルフ・ヌレエフ振付『ドン・キホーテ』のキトリの友人、ピーター・ライト振付『眠れる森の美女』のフロリナ王女、ジョン・クランコ振付『オネーギン』のオリガ、ケネス・マクミラン振付『うたかたの恋』のステファニー王女、ジョン・クランコ振付『ロミオとジュリエット』のジプシー、ジョージ・バランシン振付『ルビー』、ジェローム・ロビンズ振付『コンサート』『イン・ザ・ナイト』、ウィリアム・フォーサイス振付『精密の不安定なスリル』、ピエール・ラコット振付『パキータ』のパ・ド・ドゥなどがある。

 ウクライナのドネツク生まれ。故郷のワジム・ピサレフ・バレエ学校、およびミュンヘン・バレエ・アカデミーに学ぶ。2006年、ウィーン国立歌劇場およびフォルクスオーパー・バレエ団に入団、08年に準ソリスト、09年にソリストに昇進した。
 レパートリーには、ルドルフ・ヌレエフ振付『ドン・キホーテ』のバジル、ジュラ・ハランゴゾーJr.振付『くるみ割り人形』の王子、ウラジーミル・マラーホフ振付『ラ・バヤデール』の黄金の像、ピーター・ライト振付『眠れる森の美女』の青い鳥、フレデリック・アシュトン振付『リーズの結婚』のアラン、ローラン・プティ振付『こうもり』のウルリック、『オネーギン』のレンスキー、ヨルマ・エロ振付『真夏の夜の夢』のパック、ウィリアム・フォーサイス振付『精密の不安定なスリル』、ヨルマ・エロ振付『グロウ-ストップ』、ポール・ライトフット/ソル・レオン振付『スキュー・ウィフ』などがある。
 受賞歴には、セルジュ・リファール・バレエコンクール第1位(04年)、ベルリン・ダンス・オリンピック第1位(05年)、ジャクソン国際バレエコンクール・ジュニア部門第1位(06年)、オーストリア・バレエコンクール第1位(07年)、ウィーン国立歌劇場およびウィーン・フォルクスオーパー・バレエクラブ賞(07年)などがある。11年、ブノワ賞にノミネートされた。

 ロシア、モスクワ生まれ。モスクワのバレエスクール、ウィーン市立音楽院とウィーン国立歌劇場バレエ学校で学ぶ。2001年ウィーン国立歌劇場バレエ団に入団し、09年ウィーン国立歌劇場およびフォルクスオーパー・バレエ団のソリストに昇進。
 レパートリーには、ピエール・ラコット振付『ラ・シルフィード』のジェイムズ、ジュラ・ハランゴゾー振付『コッペリア』のフランツ、ローラン・プティ振付『こうもり』のヨハン、デヴィッド・ボンバナ振付『バレエ:カルメン』のドン・ホセ、ヨルマ・エロ振付『真夏の夜の夢』のオベロン、ボリス・エイフマン振付『アンナ・カレーニナ』のカレーニン、エレーナ・チェルニショワ振付『ジゼル』のヒラリオン、モーリス・ベジャール振付『コンクール』の探偵、ジョン・クランコ振付『ロミオとジュリエット』のティボルト『オネーギン』のグレーミン、ケネス・マクミラン振付『マノン』のレスコー、レナート・ツァネラ振付『スパルタクス』のクラッスス、ジェローム・ロビンズ振付『イン・ザ・ナイト』、ヨルマ・エロ振付『グロウ-ストップ』などがある。パトリック・ド・バナ振付『マリー・アントワネット』では運命を初演している。
 ギリシャ、ドイツ、イタリアの舞台に客演している。00年ウィーンでのオーストリア国際バレエコンクールで第3位に入賞した。

 アルバニアのティラナ出身。ティラナのバレエ・アカデミー、ウィーン国立歌劇場バレエ学校で学ぶ。2000年ウィーン国立歌劇場バレエ団に入団。09年ウィーン国立歌劇場およびフォルクスオーパー・バレエ団のソリストに昇進。
 レパートリーには、エレーナ・チェルニショワ振付『ジゼル』のアルブレヒト、ジョン・クランコ振付『オネーギン』、レナート・ツァネラ振付『スパルタクス』、イヴァン・カヴァラリ振付『チャイコフスキー・インプレッション』のタイトルロール、デヴィッド・ボンバナ振付『バレエ:カルメン』のドン・ホセ、ジュラ・ハランゴゾーJr.振付『くるみ割り人形』のドロッセルマイヤー、ローラン・プティ振付『こうもり』のウルリック、ジョン・クランコ振付『ロミオとジュリエット』のティボルト、『オネーギン』のレンスキー、ケネス・マクミラン振付『マノン』のレスコー、ボリス・エイフマン振付『アンナ・カレーニナ』のカレーニン、レナート・ツァネラ振付『ヴォヤージュ』、『アレス・ワルツ』、ヨルマ・エロ振付『グロウ-ストップ』などがある。ツァネラ振付『ペトルーシュカ』ではタイトルロールを初演している。
 カザフスタン、イタリア、ロシア、ギリシャの舞台に客演しており、09年には初の振付作品を発表した。09年アルバニア共和国名誉代表に選ばれている。

 モルドバ、キシナウ生まれ。モルドバ・バレエ学校およびウィーン市立音楽院で学んだのち、2000年にジュヌ・バレエ・ド・フランスに加入。01年、ウィーン国立歌劇場バレエ入団、03年に準ソリストに昇進した。10年よりウィーン国立バレエ団ソリストとなる。
 レパートリーには、フレデリック・アシュトン振付『リーズの結婚』のコーラス、アラン、レナート・ツァネラ振付『くるみ割り人形』のアレクセイ王子、ジョン・クランコ振付『ロミオとジュリエット』のロミオおよびマキューシオ、ボリス・エイフマン振付『アンナ・カレーニナ』のヴロンスキー、モーリス・ベジャール振付『コンクール』のエンジェル・ベン、ジョン・クランコ振付『オネーギン』のレンスキー、ケネス・マクミラン振付『マノン』のレスコー、ミハイル・フォーキン振付『薔薇の精』のタイトルロール、ヨルマ・エロ振付『グロウ─ストップ』、ライトフット/ソル・レオン振付『スキュー・ウィフ』、イリ・ブベニチェク振付『魂のため息』などがあるヨルマ・エロ振付『真夏の夜の夢』ではパックを初演している。
 アイルランド、イタリア、デンマーク、モルドバ、トルコ、ギリシャ、日本などの舞台に客演している。受賞歴にオーストリア国際バレエコンクール第1位(01年)、ルクセンブルク国際バレエコンクールグランプリ(01年)などがある。


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