神奈川県鎌倉市出身。2004年移籍入団。移籍直後に「ドン・キホーテ」のキトリ、「ボレロ」メロディなど大役を射止め、それ以降も「眠れる森の美女」(オーロラ姫)、「白鳥の湖」(オデット/オディール)、「ジゼル」(ジゼル)、「ラ・バヤデール」(ニキヤ)などに主演。07年6月にミラノ・スカら座バレエ団日本公演レオニード・サラファーノフとともに『ドン・キホーテ』に主演(客演)したのをはじめ、海外ガラ公演に招かれることも多く、ニューヨーク、ベルリン、チリ、台北などの公演に出演。
 また、ウラジーミル・マラーホフ(『牧神の午後』)、マチュー・ガニオ(『眠れる森の美女』ほか)、フリーデマン・フォーゲル(『ジゼル』『エチュード』ほか)、イーゴリ・コルプ(『レダと白鳥』)海外のスターダンサーとも数々の公演で共演している。長身で柔軟な身体を生かした華麗な踊りとコケティッシュな魅力でスターのオーラを放つ。

 京都府京都市出身。2008年東京バレエ団に入団。184センチの長身、精悍な容貌、豊かな音楽性、ダイナミックかつ繊細な表現力を兼ね備え、10年2月には20歳にして「ラ・シルフィード」のジェイムズで全幕初主演。続く4月の「ザ・カブキ」の由良之助に抜擢され、初役とは思えない堂々とした演技で、大型新人の登場を印象付けた。昨年のパリ・オペラ座ガルニエ宮でも由良之助を演じ、凛々しく若々しいリーダー像を造形し、客席から大きな喝采を浴びる。このほかにベジャール振付「春の祭典」のリーダー、「火の鳥」のフェニックス、「くるみ割り人形」の王子など、幅広い作品・役柄で活躍を続ける。
 東京バレエ団創立50周年記念公演では、13年にはエック版「カルメン」東京バレエ団初演でエスカミリオを、続いて14年2月のノイマイヤー版『ロミオとジュリエット』のロミオを演じ、いずれに高評を得る。以後も「ラ・バヤデール」のソロル、「ドン・キホーテ」バジルと大役を演じている。

 静岡県静岡市出身。3歳よりバレエを始める。2006年、東京バレエ団に入団。同年、世界バレエフェスティバル特別プロ『白鳥の湖』で初舞台を踏む。3年後の09年には『白鳥の湖』のオディールに抜擢され、以後『ラ・バヤデール』で侍女たちの踊り(ジャンペの踊り)のソリスト、ベジャール振付『くるみ割り人形』のパリ、『ギリシャの踊り』ハサピコ、『ジゼル』のパ・ド・ユイット、ドゥ・ウィリなど数多くのソリスト役で活躍。
 東京バレエ団創立50周年記念公演では、13年エック版『カルメン』バレエ団初演で女性たちを演じ、『エチュード』のエトワールに初めてキャスティングされる。14年は2月のノイマイヤー版『ロミオとジュリエット』バレエ団初演でロザリンデ、ルチアーナを演じ、5月オーストリア・クラーゲンフルト市立劇場で『スプリング・アンド・フォール』に主演。9月には『ドン・キホーテ』のドリアードの女王を初めて演じた。華やかな美貌とその存在感で舞台を輝かせる。

東京都中野区出身。5歳よりバレエを始める。2011年、東京バレエ団に入団。同年、『ラ・バヤデール』で初舞台を踏む。翌年、“子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』”で青い鳥に抜擢される。
 14年には、2月にノイマイヤー版『ロミオとジュリエット』バレエ団初演で僧ローレンスを演じ、5月オーストリア・クラーゲンフルト市立劇場で『タムタム』主演。続く6月ローマ・カラカラ野外劇場で『春の祭典』生贄と大役を次々と射止め、その後も『ボレロ』ソリスト、『スプリング・アンド・フォール』二人の男性などで、急成長を遂げる新鋭。

 1968年、ウクライナのクリヴォイログに生まれる。ボリショイ・バレエ学校で学び、86年の卒業と同時にモスクワ・クラシック・バレエ団に入団し、最年少のソリストとして活躍。
 92年にロシアを離れ、ウィーン国立歌劇場バレエ団のファースト・ソリストとなる。94年にはナショナル・バレエ・オブ・カナダのプリンシパル・ダンサーとしても契約。95年にはアメリカン・バレエ・シアター(ABT)のダンサーとしてニューヨークのメトロポリタン歌劇場に出演。このほか、ウィーン国立歌劇場バレエ団のゲスト・プリンシパルとして各地で活躍する。
 99年、ウィーン国立歌劇場バレエ団のために『ラ・バヤデール』を演出し、振付家としても活動開始。2001年3月には、同バレエ団のためにヴェルディの『仮面舞踏会』を振付・演出した。
 02年、ベルリン国立歌劇場バレエ団の芸術監督に就任。同年12月には自身の版による『ラ・バヤデール』を演出および主演。04年3月には自身による新演出『シンデレラ』を上演、自らも“甘いもの好きのバレリーナ”と王子を踊った。
 04年9月、ベルリンにある3つのオペラハウスの統合により新しく生まれたベルリン国立バレエ団の芸術監督に就任。ウヴェ・ショルツの『火の鳥』、ベジャールの『ニーベルングの指環』、マクミランの『マノン』、クランコの『オネーギン』などをバレエ団初演、いずれの作品でも自らも出演するなど、精力的に活動している。
 05年10月、自身の作品としては第4弾となる『眠れる森の美女』を世界初演。05年6月には芸術監督としてバレエ団を率い、来日公演を行った。10年2月には、ベルリンで新たに振付・演出を手がけた『ラ・ペリ』を世界初演している。11年1月の日本公演では、ボリス・エイフマン『チャイコフスキー』に主演した。
 おもなレパートリーには、彼自身が最も好きな作品『ジゼル』をはじめ、『白鳥の湖』、『眠れる森の美女』、『ラ・バヤデール』、『ドン・キホーテ』、『くるみ割り人形』などの古典、カサトキナの『ロミオとジュリエット』『妖精の口づけ』『天地創造』、リファール『白の組曲』、フォーキン『薔薇の精』、バランシン『テーマとヴァリエーション』『アポロ』『バレエ・インペリアル』、クランコ版『ロミオとジュリエット』『オネーギン』、マクミラン『マノン』、ノイマイヤー『椿姫』、ドゥアト『レマンゾ』、ロビンズ『牧神の午後』などがある。
 日本では1996 年から2013 年まで、8回にわたって自身のプロデュース公演〈マラーホフの贈り物〉を上演、東京バレエ団公演とは1994 年の第7 回世界バレエフェスティバル(大阪公演「ジゼル」第2 幕)から20 年にわたって数多く共演している。
 13年11月、東京バレエ団のアーティスティック・アドバイザーに就任。14年11月から翌年3 月まで日本に滞在し、「くるみ割り人形」「眠れる森の美女」「ジゼル」の3公演について、リハーサル指導、キャスティングのアドバイスを行うほか、各作品に関連したレクチャー、公開リハーサル等のイベントへの出演も企画中。また東京バレエ団のクラスでの指導も行う予定。

予定される主な配役
  2月7日(土)14:00 2月8日(日)14:00
オーロラ姫 上野水香 川島麻実子
デジレ王子 柄本 弾 岸本秀雄
リラの精 奈良春夏 三雲友里加
カラボス ウラジーミル・マラーホフ
妖精キャンディード(純真の精) 吉川留衣 小川ふみ
妖精クーラント<小麦粉>(活力の精) 三雲友里加 乾 友子
パンくずの精(寛大の精) 高木 綾 渡辺理恵
カナリアの精(雄弁の精) 中川美雪 沖香菜子
妖精ビオラント(熱情の精) 二瓶加奈子 政本絵美
4人の王子 梅澤紘貴、森川茉央、杉山優一、松野乃知
宝石たち  
 ダイヤモンド 渡辺理恵 高木 綾
 ルビー 伝田陽美
 エメラルド 村上美香 二瓶加奈子
 サファイア 乾 友子 河谷まりあ
シンデレラとフォーチュン王子 岸本夏未 - 杉山優一 吉川留衣 - 松野乃知
フロリナ姫と青い鳥 沖香菜子 - 梅澤紘貴 中川美雪 - 入戸野伊織
牡猫と子猫 河合眞里 - 氷室 友 金子仁美 - 岡﨑隼也
赤ずきん 加茂雅子 加藤くるみ

※表記の出演者は、2015年1月9日現在の予定です。出演者の怪我、病気、その他の都合により変更になる場合がありますので、ご了承下さい。変更にともなうチケットの払い戻し、公演日、券種の振替はいたしません。正式な配役は公演日に発表します。



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