ジゼル 全2幕 GISELLE Ballet in two acts
助成:助成:文化庁文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業) 東京バレエ団創立50周年記念シリーズ10 ウラジーミル・マラーホフ アーティスティック・アドバイザー就任記念第3作 創立50周年記念シリーズの掉尾を飾る、バレエの名作! ジゼル全2幕 GISELLE Ballet in two acts 振付・演出:J.コラーリ/J.ペロー/M.プティパ/L.ラブロフスキー 改訂振付(パ・ド・ユイット):V.ワシーリエフ 音楽:アドルフ・アダン 美術・衣裳:ニコラ・ベノワ 東京バレエ団 THE TOKYO BALLET 総監督:佐々木忠次 芸術監督:飯田宗孝 アーティスティック・アドバイザー:ウラジーミル・マラーホフ(2014-2015)
ロシアの美貌の舞姫ザハロワとイタリアの貴公子ボッレ、日本で初共演。 東京バレエ団の可憐な若手ペアにも注目ください!
東京バレエ団の創立50周年記念シリーズ10作目にして掉尾を飾るのは、ロマンティック・バレエの傑作「ジゼル」です。本公演には、その美貌と端正なスタイルで当代随一のバレリーナと称されるスヴェトラーナ・ザハロワと、ギリシャ彫刻のごとき肉体美を誇るロベルト・ボッレという華麗なスターペアが登場。東京バレエ団からは繊細可憐な魅力をもつ渡辺理恵と伸び盛りの若手ホープ柄本弾のペアが初役に挑みます。 ロシアの舞姫ザハロワは、早くから美しい舞台姿と端正な技術で注目されていましたが、近年は知性を背景にした奥行のある表現をもっていよいよ当代随一との呼び声が高くなっています。ことにイタリアの貴公子ボッレとのペアは、その美しさのつり合いといい、知性とぬくもりの補完性といい、いまや最強と言えるでしょう。いっぽう昨年の「ラ・シルフィード」主演を皮切りに、繊細な美しさとたおやかさに包まれた魅力を開花させた渡辺理恵と、本年「ロミオとジュリエット」「ドン・キホーテ」と全幕の舞台で快進撃を続けている若手ホープの柄本弾の初共演もファンの期待が集まるところです。本公演はまた、アーティスティック・アドバイザーであるウラジーミル・マラーホフが「くるみ割り人形」「眠れる森の美女」に続いて本格的に指導に携わる3つめの公演になります。 ドイツの山村と深い森を舞台に、村娘ジゼルが恋人アルブレヒトに裏切られて息絶え、魔性の精霊ウィリと化してなお愛を貫く物語は、幻想的な異界と結びついた幽玄の美しさや、人間の本能と愛をめぐるドラマによって深い感動をもたらします。ロシアの伝統を受け継ぐ演出と美術、8人の男女による華やかなパ・ド・ユイット、そして一糸乱れぬ踊りで毎公演喝采を浴びるウィリの群舞まで、見どころ満載の舞台をお楽しみください! Photo:Shinji Hosono