甘美な歌声と究極のベルカント、最高の歌唱芸術が堪能できる一夜限りの特別コンサート。
フローレスだからこそ実現できた奇跡のプログラムをお楽しみください。

オペラファンにはお馴染みの「マリア・カラスの再来」というフレーズは、女性歌手ばかりをさすものではありません。もしこの “称号”にもっとも合う歌手...と考えると、真っ先に思い浮かぶのがフアン・ディエゴ・フローレスの名前ではないでしょうか?
フローレスが「シャブランのマティルデ」や「オリー伯爵」をはじめ、主役にあまりにも高度な技巧が求められるがゆえに舞台上演の機会が失われていた名作を現代によみがえらせた功績は、間違いなくマリア・カラスがベルカント・オペラを蘇演させたことに匹敵するものです。そしてフローレスを“特別な歌手”たらしめているのは年齢を重ねてもいまだに衰えを感じさせないその歌声。彼はいまだに「連隊の娘」や「セビリアの理髪師」で最高音と高難度の装飾歌唱を軽々と操り、客席を魅了しつづけています。そんなフローレスのこれまで、そしてこれからを予感させる一夜限りの特別なコンサートがこの秋、東京のみで実現します。十八番のロッシーニのアリアに加え、甘美な響きあふれるフランス・オペラの傑作、「ボエーム」の名アリアまで、まさにフローレスだからこそ実現できた奇跡ともいえるプログラムはけして聴き逃すことはできません!

〈オペラ・フェスティバル〉特別企画 旬の名歌手シリーズ2022- II

フアン・ディエゴ・フローレス テノール・コンサート

9月19日(月・祝) 18:00 (17:00開場)

会場:東京文化会館(上野)

指揮:ミケーレ・スポッティ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

上演時間:約2時間45分(休憩1回含む)

〈オペラ・フェスティバル〉特別企画 旬の名歌手シリーズ2022

今もっとも聴きたい歌手。
進化しつづける奇跡のテノール

Photo: Javier del Real

フアン・ディエゴ・フローレス(テノール)

ペルーのリマ出身。リマ国立高等音楽院、フィラデルフィアのカーティス音楽院で声楽を学び、1996年、ペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティバルで、「シャブランのマティルデ」の主役を歌って大成功を収め、国際的なキャリアをスタートさせた。弱冠23歳にしてリッカルド・ムーティの指揮のもと、ミラノ・スカラ座のシーズン開幕作品に出演を果たした。以来、世界中の著名な歌劇場、最高峰の指揮者たちとの共演を重ねる。近年はこれまで定評のあったベルカント・オペラに加え、フランス・オペラにレパートリーを広げ、高評を博している。録音も数多く、BBCからは「史上最高のテノール」と称され、オーストリア政府からは「宮廷歌手」の称号を授かるなど数多くの栄誉を受けている。ユネスコの親善大使をつとめるほか、音楽を通じてペルーの子どもたちを支援するプロジェクトを立ち上げ、これまでの功績に対して世界経済フォーラムから「クリスタル賞」が授けられるなど、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいる。


Photo: Vasilka Balevska

ミケーレ・スポッティ(指揮)

1993年生まれ。ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院、ジュネーヴ高等音楽院で学び、ジャナンドレア・ノセダ、ダニエレ・ガッティらの元で研鑽を積んだ。これまでにペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティバル、リヨン歌劇場、パレルモ・マッシモ劇場、ボローニャ歌劇場などに出演を重ね、オペラ、オーケストラの公演で成功をおさめており、欧州の楽壇が最も注目している若手指揮者の一人である。

ロッシーニ
歌劇「タンクレディ」 序曲
ロッシーニ
歌劇「ブルスキーノ氏」 “ああ愛しい人、そばに来ておくれ”
ロッシーニ
歌劇「セミラーミデ」 “甘美な希望がこの魂を魅惑して”
ドニゼッティ
歌劇「ドン・パスクワーレ」 序曲
ドニゼッティ
歌劇「愛の妙薬」 “人知れぬ涙”
ドニゼッティ
歌劇「アルバ公爵」 “清く美しい天使よ”
ヴェルディ
歌劇「マクベス」 前奏曲
ヴェルディ
歌劇「リゴレット」 “あれかこれか”
ヴェルディ
歌劇「イェルサレム」 “もう一度、愛しい声を聞きたい”
ビゼー
歌劇「カルメン」 第3幕への間奏曲
ラロ
歌劇「イスの王様」 “いとしいひとよ、むなしくも”
マスネ
歌劇「ウェルテル」 “春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか”(オシアンの歌)
グノー
歌劇「ロメオとジュリエット」 “ああ太陽よ、昇れ”
マスカーニ
歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」 間奏曲
プッチーニ
歌劇「ラ・ボエーム」 “冷たい手を”

オーケストラ演奏

※上記のプログラムは9月8日現在の予定です。当初発表していたプログラムより、下線の演目が追加されております。

  I II III
S ¥17,000 ¥25,000 ¥19,000
A ¥15,000 ¥22,000 ¥17,000
B ¥13,000 ¥18,000 ¥15,000
C ¥11,000 ¥14,000 ¥13,000
D ¥8,000 ¥12,000 ¥10,000
U25
シート
¥3,000 ¥4,500 ¥3,500
座席表 PDF
ペア割引[S,A,B席] 2枚で1,000円割引
チケット発売日

〈オペラ・フェスティバル〉特別企画 旬の名歌手シリーズ2022

セット券(3公演・4公演)先行発売 [座席選択可能 S〜B席対象] 4/25(月)21:00〜5/11(水)18:00

単独券先行発売 [座席選択可能 S〜D席対象] 4/27(水)21:00〜5/11(水)18:00

一般発売 5/13(金)10:00より

U25シート 8/18(木)20:00より[座席選択不可]

※セット券はフアン・ディエゴ・フローレス テノール・コンサートとI・IIIを合わせた全シリーズ全てをS~B席の範囲内で全日同枚数ご購入いただく方が対象となります。
※シリーズIII〈華麗なるオペラ・デュオ・コンサート〉は1日のみでも、2日ともでも承ります。S~B席の組み合わせはご自由にお選びいただけます。

入場券ご購入にあたり、下記についてあらかじめご了承ください。

本公演は政府の方針をふまえ、東京都や劇場の定めた新型コロナウイルス感染予防のためのガイドラインを遵守し、細心の注意を払って開催いたします。なお、今後のコロナ禍の影響により公演開催やお客様への注意事項に変更が生じる場合もございます。ご来場前には必ず弊財団公式ホームページやご案内メール等でご来場時の注意事項をご確認くださいますよう、お願い申し上げます。

※表記のプログラム、出演者は9月8日現在の予定です。やむを得ない事情により変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。プログラム、出演者変更によるチケットの払い戻し、日にち変更はお受けできません。正式な出演者は当日発表とさせていただきます。

※未就学児童のご入場はお断りします。

協賛:
主催: 公益財団法人日本舞台芸術振興会 / 日本経済新聞社
後援: TOKYO FM / オーストリア大使館 / オーストリア文化フォーラム / 在日ペルー大使館

NBSチケットセンター 
(月-金 10:00~16:00 土日祝・休)

03-3791-8888

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