Home > Archives > 2008年4月 Archive
2008年4月 Archive
英国ロイヤル・バレエ団 ヌニェス&ソアレス 来日企画 Vol.2
- 2008年4月30日 22:29
- ArchiveList | レポート | 来日プロモーション
マリアネラ・ヌニェス到着!
本日午後、英国ロイヤル・バレエ団プリンシパルのマリアネラ・ヌニェスが無事日本に到着しました!
7月の日本公演のプロモーションのために公演の合間を縫って来日したマリアネラは、長旅の疲れもみせず、満面の笑顔でホテルに到着。マリアネラがホテルのロビーに入った瞬間、ホテル全体が明るくなったように感じるくらい、"ひまわり"のような明るい光を放つ女性です。彼女の笑顔の前では、誰もが笑顔になり、心を開いてしまうに違いありません。今回は、なんと2日間で約20件(!)の取材やイベントが待っているのですが、そのことを恐縮するスタッフに対して、「こんなに取材を受けるのは初めての体験よ。とっても楽しみ!」と応えるマリアネラ。なにごともポジティブに捉える彼女の姿勢が、まぶしいほどの輝きを放つ要因なのではないかと思った次第。
簡単な打ち合わせの後、マリアネラの希望で和食を食べに行ったのですが、そこでも彼女のまわりには光と笑いがあふれていました。都合により明日の朝遅れて到着する、婚約者でもあるティアゴ・ソアレスとのドラマのようなプロポーズのエピソードを話す彼女は、少女のように愛らしく、『シルヴィア』のことを話す彼女は、凛々しくたくましく・・・話題ごとに様々な表情を見せてくれるのです。「ごはんを愛しているの!」と器用に箸を使いながら、本当に美味しそうに白飯を食べる彼女のキュートな表情を皆さまにもお見せしたかった! 明日・明後日のメディア関係者の中からも、多くの"マリアネラ応援団"が誕生するに違いありません。
2日に行われるチャコットのサイン会では、そんなマリアネラの魅力を直に感じていただけると思いますので、ぜひご来場ください。サイン会も含め、明日からのハードな日本でのプロモーションの模様もできる限り、この最新情報でお伝えしていきますので、お楽しみに!
- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0
英国ロイヤル・バレエ団『眠れる森の美女』S席追加発売
- 2008年4月28日 15:08
- ArchiveList | 公演情報
英国ロイヤル・バレエ団『眠れる森の美女』の下記の公演において、S席の関係者用席が若干枚数追加発売となっております。一斉発売でチケットが入手できなかった方は、NBSチケットセンターまで、いま一度お問い合わせください。
◇7月11日(金) 6:30p.m.(コジョカル/コボー)
◇7月12日(土) 6:00p.m.(ロホ/ボネッリ)
◇7月14日(月) 6:30p.m.(コジョカル/コボー)
お問い合わせ・お申し込み NBSチケットセンター 03-3791-8888
- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0
英国ロイヤル・バレエ団 ヌニェス&ソアレス 来日企画 Vol.1
- 2008年4月26日 11:02
- ArchiveList | レポート | 来日プロモーション
先日お伝えしたように、来週4月30日に緊急来日が決まった、英国ロイヤル・バレエ団のマリアネラ・ヌニェスとティアゴ・ソアレス。ロイヤル・オペラ・ハウスでは、2007/2008シーズンだけをみても、『ラ・バヤデール』、『ジュエルズ』(ダイアモンド)、『くるみ割り人形』、『眠れる森の美女』、『ロミオとジュリエット』など、数多くの作品で主演を務める二人ですが、日本での主演は今回が初めてとなるため、二人のことをあまりご存知でないかたも多いのではないでしょうか。そこで、来日プロモーション企画、第1弾として、さまざまなエピソードも含め、ヌニェスとソアレスのプロフィールをご紹介します。
マリアネラ・ヌニェス Marianela Nunez / 英国ロイヤル・バレエ団プリンシパル
1982年、アルゼンチンのブエノスアイレスに4人兄妹の末っ子として誕生。一家にとって待望の女の子であり、彼女にはいつもピンクのドレスが用意されていたという。
3歳でバレエを始め、5歳でバレリーナになることを決意し、コロン劇場バレエ学校に進む。12歳のときに、コロン劇場バレエ団で『ドン・キホーテ』のキューピッドを踊ってデビュー。マキシミリアーノ・グエラに見出され、グエラの相手役として、コロン劇場のツアーで世界を回る。また、若干15歳にしてグエラとともに1997年の世界バレエフェスティバルに出演し、Aプロで『ディアナとアクティオン』を踊り、卓越したテクニックと愛らしい容姿で日本のバレエファンにもその存在を印象づけた。
15歳のときロス・アンゼルスで公演中だったロイヤル・バレエ団のオーディションを受ける。『ドン・キホーテ』のヴァリエーションを音楽なしで踊り、見事入団を許される。オーディションは『眠れる森の美女』本番前の舞台で行われたため、当時芸術監督だったアンドニー・ダウエルはカラボスの扮装で彼女の踊りを見ていたという。
英国の義務教育終了年まで、ロイヤル・バレエ団に入団できないため、一旦ロイヤル・バレエ学校に入学。99年にロイヤル・バレエ団に入団し、2002年19歳でプリンシパルに昇格。2006年には批評家協会ダンス賞を受賞。
2007/2008シーズンは『ラ・バヤデール』、『ジュエルズ』(ダイアモンド)、『くるみ割り人形』、『眠れる森の美女』などにソアレスとともに主演。5月26日には『ロミオとジュリエット』でジュリエットに初めて挑む予定。
ティアゴ・ソアレス Thiago Soares / 英国ロイヤル・バレエ団プリンシパル
1981年ブラジル、リオ・デ・ジャネイロ生まれ。
12歳から親の勧めでサーカス学校に通い、アクロバットや演技を学ぶ。同時にヒップホップダンスのグループにも所属。アクロバットの訓練をしていたため、他のメンバーよりいろんな技ができたという。友人の勧めにより、16歳からリオ・デ・ジャネイロのダンスセンターでバレエを学ぶ。バレエを始めて2年後、1998年のパリ国際バレエコンクールで銀賞を受賞。その直後にリオ・デ・ジャネイロ市立劇場バレエに入団。
2001年のモスクワ国際バレエコンクールにロベルタ・マルケス(現英国ロイヤル・バレエ団プリンシパル)と出場し、シニア部門で金賞を受賞。このとき同時に金賞を受賞したのが、マリンスキー・バレエのプリンシパルであるレオニード・サラファーノフ。またポリーナ・セミオノワもジュニア部門に出場し、金賞を受賞している。
受賞後、多くのバレエ団からオファーがあり、キーロフ・バレエに研修生として6ヶ月間、またモスクワ・ステート・バレエに8ヶ月間プリンシパルとして所属。その後、リオ・デ・ジャネイロ市立劇場バレエに戻り、ワシーリエフ振付『ロミオとジュリエット』でロミオを踊る。
2002年、英国ロイヤル・バレエ団のオーディションを受け、21歳でファースト・ソリストとして入団。2006/2007シーズンよりプリンシパルに昇格。2004年ダンス批評家協会ダンス賞を受賞。
マリアネラ・ヌニェスとは、舞台、プライベートともにベスト・パートナーとして知られる。これまでも数々の作品で共演し、5月の『ロミオとジュリエット』でも、ともに主演する。2006年12月、二人が主演した『眠れる森の美女』のカーテン・コール後、舞台上でヌニェスにプロポーズし、今年夏に結婚の予定。
- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0
英国ロイヤル・バレエ団 「シルヴィア」キャスト変更のお知らせ
当初チラシ、ホームページ等で発表しておりました、英国ロイヤル・バレエ団「シルヴィア」のキャストが変更となりましたので、お知らせいたします。
7月3日(木)、7月5日(土)の「シルヴィア」に主演予定だったゼナイダ・ヤノウスキーは、妊娠のため来日することができなくなりました。それに伴い、「シルヴィア」の全日程において、下記のとおりキャストが変更となりました。何卒、ご了承ください。
■「シルヴィア」キャスト
7/3(木)6:30p.m. | シルヴィア:マリアネラ・ヌニェス |
アミンタ:デヴィッド・マッカテリ | |
オリオン:ティアゴ・ソアレス | |
7/4(金)6:30p.m. | シルヴィア:マリアネラ・ヌニェス |
アミンタ:ルパート・ペネファーザー | |
オリオン:ティアゴ・ソアレス | |
7/5(土)1:00p.m. | シルヴィア:サラ・ラム |
アミンタ:フェデリコ・ボネッリ | |
オリオン:ヴァチェスラフ・サモドゥーロフ | |
7/5(土)6:00p.m. | シルヴィア:ローレン・カスバートソン |
アミンタ:デヴィッド・マッカテリ | |
オリオン:ギャリー・エイヴィス | |
7/6(日)1:00p.m. | シルヴィア:マリアネラ・ヌニェス |
アミンタ:ルパート・ペネファーザー | |
オリオン:ティアゴ・ソアレス |
*下線が変更となったキャストです。
*本キャストは4月25日現在の予定です。英国ロイヤル・バレエ団の都合、出演者の病気・怪我等により変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。変更にともなう払い戻し、他日への振替には応じかねます。正式発表は公演当日になります。
- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0
マリアネラ・ヌニェス&ティアゴ・ソアレス 緊急来日決定!
- 2008年4月22日 10:05
- ArchiveList | 公演情報 | 来日プロモーション
英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパル、マリアネラ・ヌニェスとティアゴ・ソアレスが7月の日本公演プロモーションのために4月30日に緊急来日することになりました。
今回の日本公演で『眠れる森の美女』で主演するヌニェスとソアレスは、ロイヤル・バレエ団の男女最年少プリンシパルペアとして数々の作品で主演しています。今回もロイヤル・オペラ・ハウスで上演中の『眠れる森の美女』の合間を縫って、3泊5日というハードスケジュールで来日してくださることになりました(4/28夜公演と5/5昼公演の間に来日!)。ちなみに、二人はプライベートでも今夏に結婚の予定とか。
日本での主演デビューとなる7月の日本公演を前に、新聞、テレビ、雑誌などのメディア取材に応じるほか、チャコット渋谷本店でサイン会を下記の内容で開催します。
このページでも来日中の二人の様子をご報告いたしますので、どうぞお楽しみに!
チャコット渋谷本店 リニューアル1周年記念
英国ロイヤル・バレエ団 プリンシパル
マリアネラ・ヌニェス&ティアゴ・ソアレス サイン会 開催!
開催日時:2008年5月2日(金曜日)18:30~(19:30終了予定)
会 場:チャコット渋谷本店 地下1階
参加方法:5月2日(金) の17時30分より会場にて先着50名の限定受付を開始します。
これ以前の順番待ちはできませんので、ご了承くださいませ。
※サインは以下のものに限定させていただきます。
(1)英国ロイヤル・バレエ団「シルヴィア」など英国ロイヤル・バレエ団関連DVD
(2)当日チャコットでお買上げいただいた商品(シューズ類を除く)
(3)当日チャコットが用意する色紙
お問合せ:電話番号03-3476-1311 チャコット渋谷本店
チャコットホームページ
- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0
ルパート・ペネファーザー(英国ロイヤル・バレエ団)インタビュー
- 2008年4月 3日 19:05
- ArchiveList | インタビュー | 岩城京子ロンドン取材
演劇・舞踊ライター、岩城京子さんによる、インタビュー最終回は、『シルヴィア』でアミンタを演じる、ファースト・ソリストのルパート・ペネファーザーです。長身と端正な容姿を兼ね備えたペネファーザーは、日本でも人気を集めること間違いありません。
ルパート・ペネファーザー インタビュー
岩城京子(演劇・舞踊ライター)
ジョナサン・コープが去り、ダーシー・バッセルが引退したいま、英国ロイヤル・バレエ団はまさに喉から手が出るほど"地元育ち"のローカルヒーローの誕生を待ち望んでいる。そんな期待を一身に背負い、現在ファースト・ソリストとして次々に大役をまかされているのが27歳のルパート・ペネファーザー。金髪長身のノーブルな風貌に、穏やかで包容力のあるダンススタイルで『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』といった古典作で王子役をふられる機会の多い彼。取材場所でも「アフター・ユー(あなたのあとに)」といってこちらにまず席をすすめ、私が着座したことを確認してからゆったりと腰を落ちつけるという王子ぶりを披露。かと思えば「いまの僕の趣味はガールフレンド!」なんて照れながらも素直に答えちゃう普通の男の子ぶりも愛らしく、ここ日本でもますます人気が上昇しそうだ。
―――子供のころはまるで映画『リトルダンサー』状態で、多くの女の子に混ざってひとり稽古をしていたと聞きました。
ハハ、まさにそのとおりです。僕とは双子の姉妹の影響でバレエを7歳のときに始めたんですけど、12歳でホワイトロッジ(英国ロイヤル・バレエ学校のロウワースクールの呼称)に行くまでは、ただ単に踊りながらまわりの子と遊んでいるという感覚だったので、さほどその状況に違和感を持つこともなかったんです。けど14歳のときにトリン・アーツ・エデュケーション・スクールという場所で気持ちも新たにバレエを学びはじめたときに、僕はバレエという芸術表現と「真実の恋に」落ちてしまった。それでそのみずからの心に従うかたちで、遊びではなく、プロフェッショナルなキャリアを目指そうと思い、16歳のときに英国ロイヤル・バレエ学校のアッパースクールに入学したんです。
―――その頃のロイヤル・バレエ団には綺羅星のごき男性スターたちがひしめいていましたよね。
本当にそうでしたね。イレク・ムハメドフがいて、ジョナサン・コープがいて、テディ(熊川哲也)が信じられないトリックを日々披露していて......。だから僕は本当に食い入るように彼らの公演やリハーサルを毎日見ていた記憶があります。
―――あなたはわりと古典的な王子役をふられることが多いですが、実は『ロミオとジュリエット』や『マノン』といったドラマティックな役柄もお好きだと伺いました。
もちろん古典作を踊っているときも非常に楽しいのですが、僕はそれと同じぐらいドラマ性のあるバレエも好きです。それこそがこのカンパニーの誇るべき特性のひとつだとも思いますし。だから今シーズンのはじめにロミオを踊れたことは、僕にとって大きな出来事でした。あとは、とりあえずいつの日か『マノン』のデ・グリューを踊りたい。というか、絶対にあの役は引退する前に一度は踊ってやる(笑)! もちろん、もっと精神的にマチュアになる必要があるのは自分でも分かっていますけど。でも心のなかではもう、いつか踊ると決めているんです。偶然にも隣の家に住んでいるベストフレンドのヘンリー・セント・クレア(ファースト・アーティスト)とも、たまにそんな話を熱くするんですよ。
―――今回日本でも踊られる『シルヴィア』のアミンタ役は、あなたが初めて挑んだ全幕物主役でしたね。
そうです。4年前の初演のときは、正直、あの下半身がスースーする衣装で舞台にあがるのが多少照れくさかった覚えがあります(笑)。でもアミンタはそんなことに照れる間もなく、いきなり難しいソロを幕開きに踊らなくてはならないので、今考えるとあのころは少し踊りに十分に対応しきれていない部分もあったように思います。けど少し余裕が生まれてきて役に自然と入り込めるようになってからは、衣装のことも気にならなくなりましたし、主席レペティトゥールのドナルド・マクレアリーにつきっきりで教えてもらった踊りに完全に集中することができるようになった。アシュトン・スタイル特有のポール・ド・ブラ、美しく優雅な身体のそらせ方、とても素早いフットワーク。しかもそのすべてを適確にマスターしたうえで、テクニック至上主義に陥ることなく、きちんと物語性を観客に伝える。そう考えるとこれは本当に難しい役柄で、今でも僕は研鑽を積んでいる最中なんですけど、でも日本でまたアミンタを踊れることは心から楽しみにしています。これはリップサービスでもなんでもなく、僕は本当に日本が大好きなんです。友達の何人かは東京で英語教師をしてますしね。だから僕もいつか本気で東京に住もうと思っているんですよ。
- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0