トップ

イントロダクション

サロメ

フィガロの結婚

アンナ・ボレーナ

最新情報

公演概要

2012年6月 一覧

ウィーン国立歌劇場日本公演 「サロメ」ヘロディアス役がイリス・フェルミリオンに決定!

2012年6月28日 16:59

12-06.28_cast.jpgウィーン国立歌劇場日本公演『サロメ』のヘロディアス役は、イリス・フェルミリオンが演じることが決定いたしました。
ウィーン国立歌劇場のほか、バイエルン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座でも成功をおさめているフェルミリオンのヘロディアス、どうぞお楽しみに。














photo:WienerStaatsoper/MichaelPoehn


ウィーン国立歌劇場 小学生のためのオペラ「魔笛」公演詳細決定!

2012年6月 8日 15:59


ウィーン国立歌劇場が誇る、子どもの心に届く"本物"の楽しさ!


12-06.07_02.jpg今回のウィーン国立歌劇場日本公演では、3つのオペラ上演のほかに、「小学生のためのオペラ『魔笛』」の公演も実現します。これまで外来の歌劇場が子ども向けの作品をもってきたことは一度もありませんでした。わが国のオペラの観客も年々高齢化が目立ちますが、次世代の観客を育てることは差し迫った課題になっています。また近年の情報機器の急激な発達・普及により、子どもたちの情操の問題が取り沙汰されておりますので、情操教育の一環としてオペラ鑑賞の機会を子どもたちに提供することは、子どもの心の健全な育成のために大きな意義があると考えています。こうした背景から、このたび世界最高峰のウィーン国立歌劇場が来日するにあたり、NBS では初めて子どものためのオペラ上演に踏み切ることにいたしました。これをきっかけにこうした子ども向けの活動が関心を呼び、子どもたちの舞台鑑賞の機会が増えることを願っています。
ウィーン国立歌劇場で毎年2 月に行われる大舞踏会は世界的にも有名ですが、この催しのために客席を取りはらった平土間を使って、子どもたちにオペラを体験させようと、2003 年から前総裁イオアン・ホーレンダーと前音楽監督小澤征爾によって始められたのがこの子どものためのオペラです。パパゲーノ役の歌手がナビゲーターとなって、オペラの物語や楽器を紹介していきます。およそ1時間とコンパクトにまとめられていますが、主要アリアは網羅されているうえ、演奏がウィーン・フィルのメンバーとなれば上演の質は世界の一級品にほかなりません。
「オーストリアの子どもたちに、オペラを観たことがあるかというアンケートをとったところ、Yes と答えた子どもの80%が、この子どものためのオペラを挙げました。子どもにとっては、舞台と客席ではなく、手が触れられる距離であることはとても重要な経験なのです」と、現総裁のドミニク・マイヤーは語ります。今回の日本公演では、ウィーン国立歌劇場でも活躍している甲斐栄次郎がパパゲーノ役を演じ、日本語で直接子どもたちに語りかけます。子どもたちが最も大きな反応を見せる「夜の女王のアリア」を歌うアルビナ・シャギムラトヴァはこの役でウィーン国立歌劇場にデビューした実力派。さらに、パパゲーナ役のヴァレンティーナ・ナフォルニータはマイヤー総裁のお墨付き。「彼女はカーディフなどの大きな国際コンクールで優勝していますが、私はそれよりも前にイタリアのコンクールで彼女の才能に出会い、すぐにウィーンに来て勉強するようにしたのです」 「オペラは長時間、お行儀よく聴かなければならない」と考えるのは、残念ながら子どものころに「わくわくするような楽しさとびっくりするような歌声や美しい演奏が次々出てくる」"本物" の体験をしていないからなのではないでしょうか。


* * * * * * *



ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
〈小学生のためのオペラ 「魔笛」〉

Wolfgang Amadeus Mozart Die Zauberflöte für Kinder

第19回神奈川国際芸術フェスティバル



12-06.07_01.jpg[指揮]パウル・ヴァイゴルト Conductor:Paul Weigold

[演奏]ウィーン国立歌劇場管弦楽団
Orchester:Orchester der Wiener Staatsoper


[出演]
ザラストロ:イル・ホン
Sarastro:Il Hong

タミーノ:カルロス・オスナ
Tamino:Carlos Osuna

夜の女王:アルビナ・シャギムラトヴァ
Die Königin der Nacht:Albina Shagimuratova

パミーナ:アレクサンドラ・ラインプレヒト
Pamina:Alexandra Reinprecht

パパゲーノ:甲斐栄次郎
Papageno:Eijiro Kai

パパゲーナ:ヴァレンティーナ・ナフォルニータ
Papagena:Valentina Naforniţă

モノスタトス:ヘルヴィック・ペコラーロ
Monostatos:Herwig Pecoraro


[公演日] 2012年 10月26日(金) 6:00p.m. 開演

[会場] KAAT神奈川芸術劇場 ホール

[チケット発売方法]
●親子券(子ども席+大人一般席) FAX先行抽選予約 7月下旬より受付開始予定

●親子券(子ども席+大人一般席) 一斉発売 8月下旬開始予定
 ※先行抽選予約で残券があった場合に発売いたします。

●大人一般席 一斉発売9月中旬 開始予定
 ※親子券発売後、残席があった場合のみ、発売いたします。

[お問い合わせ お申し込み]
NBSチケットセンター TEL03-3791-8888(平日10:00~18:00、土曜10:00~13:00)


[主催] 公益財団法人日本舞台芸術振興会/日本経済新聞社
[提携] KAAT神奈川芸術劇場(指定管理者:(公財)神奈川芸術文化財団)
[後援] オーストリア大使館/神奈川県教育委員会/横浜市教育委員会


photo:Wiener Staatsoper/Michael Poehn


「アンナ・ボレーナ」が日本最後の公演となるエディタ・グルベローヴァ 最新インタビュー

2012年6月 1日 15:10


30年間にわたってオペラ・ファンを熱狂させた"女王"の告別公演に! 
「今度の『アンナ・ボレーナ』が日本で最後のオペラになります」


取材・文:山崎睦(在ウィーン 音楽評論家)


12-06.01_01.jpg4月24 日、ウィーン国立歌劇場の監督部門が置かれている3階廊下で広報部スタッフとともに待機するなか、エディタ・グルベローヴァが現れた。ターキッシュ(トルコ)がかった鮮やかなブルーのコスチュームがよく似合って、見るからに元気そうな彼女に一堂ほっと一安心。2日後に同劇場でのリサイタルを控えているのだ。今回のインタビューにあたり、劇場側は"女王様" にふさわしい設えということで、もっとも豪華で格式の高い"皇帝のティーサロン"を準備して、すべてが特別待遇だ。この秋のウィーン国立歌劇場日本公演で彼女の演目になる『アンナ・ボレーナ』をテーマに話を進め、それ以降の来日について尋ねたところで、衝撃の引退宣言が出たのだ。「ちょうど良い機会ですから、ここではっきりさせておきたいのですが」と前置きしてから、「今度の『アンナ・ボレーナ』が日本で最後のオペラになります」といきなり言われて、筆者は動転。気を取り直してリサイタルなどでの単独来日の可能性を打診したところ、「それも、もう考えていません。長年にわたって私を応援してくださった日本のファンの方々にお別れするのはつらいですし、お世話になった主催スタッフの皆さんに対しても同様の気持ちですが、ここで区切りを付けます。SAYOU-NARA !」。そしてヨーロッパでも2015 年春以降の予定は入れていないのだと語った。
1980 年の初来日以来、30 年以上を通じてわが国では熱烈なファン・グループが形成されて、一人の歌手に対する広範な支持層の広がりという点では例を見ない存在がグルベローヴァだ。たしかに現在65 才(1946 年12 月23 日生まれ)のグルベローヴァは、一般に歌手生命が短い高音歌手としては、すでに記録的な年齢に達しているわけであって、ここで引退宣言があっても不思議ではない。だが"天下無敵" のコロラトゥーラであり、不世出のディーヴァには、いつまでも歌っていてもらいたいという願望が大きすぎるあまり、もう彼女のライブが聴けなくなるなどとは想像もしたくなかったのだ。じつに潔い、見事な引き際である。


* * * * * * * * *



1970 年のウィーンで、まずモーツァルト『魔笛』の夜の女王で認められ、76 年にR. シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』のツェルビネッタで世界的にブレークしたグルベローヴァだが、このままドイツオペラに留まっても、自分のリリコ・レッジェーロの声がカヴァーできる役柄は制限され、発展の可能性は限定される。悩んだ末にトライしたのがドニゼッティ『ランメルモールのルチア』だ。


――『ルチア』での空前の大成功により、ベルカント・オペラの方向が開けたのですよね。

グルベローヴァ:はい、そのときからドニゼッティ、ベッリーニの作品が私の中心的レパートリーとなり、ライフワークになりました。そのなかでもドニゼッティの"女王三部作" といわれる『マリア・ストゥアルダ』、『ロベルト・デヴェリュー』、そして今度日本で歌う『アンナ・ボレーナ』は私にとってひときわ重要です。このうち『ボレーナ』は作曲家の出世作と評価され、実際に歌っていても若い意欲と活気あふれる音楽に啓発される素晴らしい作品です。私自身、イギリス・チューダー朝の歴史に強い関心があるので、様々なかたちでエリザベス一世が出てくるこれらの作品は史実としても
興味深く、『ストゥアルダ』は若きエリザベス、『ロベルト』は最晩年のエリザベス、そして『ボレーナ』は彼女の母親、アン・ブリンの物語です。ここでドニゼッティは娘を役柄として登場させませんが、今回のウィーンの演出でも子役が出てきて、観客に二人の親子関係を印象付けるような舞台になっているんですよ。


――長い歌手生活は、まさに波乱万丈でしたでしょうね。

グルベローヴァ:ウィーンに出てきて、最初の7年間はたいへん苦労しました。たまに『魔笛』や『ホフマン物語』のオランピアのチャンスがありましたが、座付きソプラノとして『パルジファル』の花の乙女グループ1の1、『メデア』や『ダフネ』で女中1、とか名前もなく番号で呼ばれる役が多く、意気消沈の毎日でした。


――若い頃から最強の高音をお持ちだったから、グループでも一番上の1番ですけど。ほかに『椿姫』のフローラ、『蝶々夫人』のケート・ピンカートンとか、いまではとても考えられない端役ですね。そうそう、ワーグナー『ジークフリート』の森の小鳥を聴いていますよ。

グルベローヴァ:ああ、あれはちょっとしたお遊びというか(笑)。ただ、ここで言いたいのは、小さい役柄というのは先の発展に継らないですよ。物事はすべてそうでしょうが、大きく困難な課題を与えられて、それを乗り越えようとがんばる、その努力が将来の発展に繋がっていくものです。


――大きな挑戦ということで、ドニゼッティ、ベッリーニの数々の大役を歌ってこられて、あなたのおかげで長年埋もれていた作品が再び上演されるようになったことはオペラ史上、たいへん意義のあることに違いありません。

グルベローヴァ:この夏からベッリーニの、上演される機会のない『異邦人』に着手します。まずミュンヘンにおける演奏会形式で、それで13 年にはチューリッヒで舞台上演にかけます。15 年冬にはアン・デア・ウィーン劇場を予定していて、私の最後のオペラということになりますね・・・。


photo:Wiener Staatsoper/Michael Poehn


ページトップへ

▶ 公演関連情報 (16)

▶ メディア情報 (2)

▶ キャスト表 (9)

▶ インタビュー・レポート (4)

月別アーカイブ