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2003年4月5日(土)7:00pm
2003年4月9日(水)7:00pm
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ベル・カント・オペラの傑作「ノルマ」への初挑戦に先立つリサイタルに、”ベル・カントの女王”グルベローヴァが選んだのはドニゼッティの”女王3部作”と呼ばれる「アンナ・ポレーナ」、「マリア・ストゥアルダ」、「ロベルト・デヴェリュー」からのアリアです。
3つのオペラは、絶対主義の成立期および極盛期に君臨したイギリス王朝、チューダー朝において、波乱の運命をたどった女王たちを主人公とするもの。ドニゼッティは、ヒロインである女王たちに、強い意志をもって運命に立ち向かう女性像を劇的に描きだしました。これらの作品はいずれも、初演の後、しばらくの間上演されることがありませんでした。それは、ヒロイン役の歌手に、並々ならぬ力量が要求されたことが大きな要因でもありました。
現在、この3作のオペラにおいては特に、”ベル・カントの女王”グルベローヴァをおいて他にヒロインを飾るにふさわしい歌手は見あたらないといわれます。グルベローヴァの魅力を余すところなく伝えるプログラムが、世界に先がけ日本で実現します。
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