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ダニエル・バレンボイム指揮シカゴ響+シルヴィ・ギエム&東京バレエ団《奇跡の響演》

2003年11月2日(日)3:00 pm
2003年11月3日(祝)3:00 pm


 バレエは何よりも、まず音楽ありきです。昨今のバレエ公演を見ていると、どうみても音楽が軽視されていると思えることが少なくありません。昨年のオーケストラを帯同したボリショイ・バレエ団の日本公演「スパルタクス」などの上演に接して、音楽の重要さをあらためて認識した人も多いに違いありません。NBSが今年1年にわたって展開している<フェスタ2003>は、「バレエ・ファンにオペラを、音楽ファンにバレエを」が一つのテーマになっています。とかく日本人の嗜好は一つのジャンルに集中しがちですが、この「フェスタ2003」を機に、欧米のファンのようにジャンルを問わず、広く舞台芸術を楽しんでいただきたいと考えています。
 この《奇跡の響演》と題した公演は、ウィーン・フィル、ベルリン・フィルと並び「三大オーケストラ」と称えられるシカゴ交響楽団が、112年前に創立されて以来初めてオーケストラ・ピットに入り、バレエ公演の演奏を担うというものです。しかも、指揮は当代屈指の巨匠ダニエル・バレンボイム。昨春のベルリン国立歌劇場日本公演で、ワーグナーの「ニーベルングの指環」全曲を指揮し、センセーショナルな成功を収めたのは音楽ファンにとって記憶に新しいところかと思います。今回上演されるバレエ作品はモーリス・ベジャール振付の三大傑作と評される「春の祭典」「火の鳥」「ボレロ」ですが、これらの曲はオーケストラの演奏会でもたびたび取り上げられる名曲です。じつは演奏会でよく演奏されるこれらの曲は、最初はバレエのために作曲されたものなのです。
 音楽ファンなら、バレンボイムが指揮するシカゴ響が初めてオーケストラ・ピットに入ってバレエ公演の演奏をする空前絶後のこの機会をけっして見逃せないでしょうし、バレエ・ファンなら、心身ともに今もっとも充実している百年にひとりスーパー・バレリーナ、シルヴィ・ギエムの“伝家の宝刀”「ボレロ」を見逃せないはずです。そして、この公演をご覧になれば、音楽ファンはけっして色褪せないベジャール振付の傑作と、“美の化身“ともいえるギエムの身体表現の極致に衝撃を受けるでしょう。そして、バレエ・ファンはバレンボイム指揮シカゴ響の迫力に圧倒的されて、バレエにおける音楽の重要性を思い知ることでしょう。
 世界の音楽界に君臨する新時代の“帝王”ダニエル・バレンボイムと、“世紀の舞姫”シルヴィ・ギエムの出会いが、かつて誰も体験したことのない衝撃をもたらします。この空前絶後の機会に立ち会ったということが誇りに思える日がきっときます。この<ミラクル・ガラ>を見逃したら、音楽ファンもバレエ・ファンも生涯に悔いを残すこと間違いありません。







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