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今年2月に『ラ・シルフィード』で日本での全幕初主演、そして東京バレエ団との初共演を果たした、オペラ座期待の新星エトワール、マチュー・ガニオが、次回作を熱望する声にお応えして、早くもこの夏再来日いたします。しかも今度は、オペラ座ファンのみならず、あまねくバレエ・ファンにとって待望の、マニュエル・ルグリも“王子”で登場です!
ふたりの輝けるエトワールを迎えてお贈りするのは、古典全幕の華『眠れる森の美女』。華麗な宮殿におけるオーロラ姫の誕生を祝うリラをはじめとする妖精たちの舞、成人したオーロラと求婚者である4人の王子とのローズ・アダージョ、東京バレエ団版ではポワントの女性ダンサーが演じる、カラボスと手下たちの怒りに彩られた激しい振付など、見どころが続きます。そして、リラの精に導かれた王子がオーロラを愛の力で目覚めさせ、おとぎの国からの珍客も楽しく踊る舞踏会で大団円を迎えます。
可憐で気品ある演技だけでなく、バレリーナとしてハイ・クオリティなテクニックを要求されるオーロラ姫には、昨年のクリスマスに「くるみ割り人形」でともにチャーミングなクララを披露した、小出領子と上野水香が扮します。これぞクラシック・バレエという洗練された舞台が期待される小出とルグリ、のびやかな資質を活かした現代感覚あふれる上野とガニオ。初顔合わせとなる2組がそれぞれに紡ぎ出す奇跡のパフォーマンスに、どうぞご期待ください! |