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 現代バレエ界の巨匠モーリス・ベジャールが、歌舞伎の『仮名手本忠臣蔵』をもとに創作した「ザ・カブキ」は、現代の青年が『忠臣蔵』の時代にタイムスリップし、武士“由良之助”となって主君の仇討ちに生き、死んでゆく物語です。
 日本が世界に誇る舞台芸術、歌舞伎と精神文化の武士道を、西欧のバレエという手法で絶妙に表現した本作は、発表されるやいなや世界中で大反響を呼び、パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、ベルリン国立歌劇場、ボリショイ劇場、マリインスキー劇場・・・と、欧米の有名オペラハウスでの上演を次々と果たします。初演からちょうど20年を数える今年までに、じつに146回もの上演を重ね、海外では14カ国25都市で98回、世界中で22万人を超える人々を興奮と感動の渦に巻き込んできました。
 バレエと歌舞伎の所作が明示する現在と過去。バレエの跳躍や回転技で躍動する武士たち。豪華な内掛けをガウンのようにさばく腰元たち・・・。異国の人々が日本人や日本文化の何に興味をもち、何が国境を超えて人々を感動させるのか。私たち自身も知らなかった日本について教えてくれ、真の異文化コラボレーションを示唆してくれた、ベジャールから日本への素晴らしい贈り物——「ザ・カブキ」の魅力を、思う存分味わってください!



1986 パリ・オペラ座公演
カブキの作品から題材を得たベジャールは、この上なく美しく印象深い一連のタブローを創り
上げ、我々にドラマティックで象徴的な物語を語りかけている。(コティディアン・ド・パリ)

1988  ベルリン・ドイツ・オペラ公演
「ザ・カブキ」は、東京バレエ団に対する振付家ベジャールの愛の告白である。(ベルリナー・モルゲンポスト)

1992  モスクワ、ボリショイ劇場公演
「ザ・カブキ」は西欧の演出と日本の伝統的な表現方法とが、稀有な形で融合されている。
どこで、いつ上演しても成功するだろう。(モスコフスキ・ノヴォスチ)

1998 ブエノスアイレス、コロン劇場公演

舞台は観衆を魅了し、舞台で起こっていることを実際に肌で感じさせた。(ラ・ナシオン)

1999 ミラノ・スカラ座公演
「ザ・カブキ」は、西洋と東洋が出会い文化の掛け橋となる、壮大なフレスコ画のようだ。(コッリエーレ・デッラ・セーラ)

2001 パリ、シャトレ劇場公演
これぞベジャールというダンス、なにより壮麗な群舞の統一感、優雅さ、力強さで観客をとりこにする。(フィガロ)
Photo : Kiyonori Hasegawa
 
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