“オペレッタの王様”にしてウィーン・オペレッタの最高傑作!
何度観ても、何度聴いても、新鮮な魅力に出会える。
めくるめくワルツやポルカに酔って、芸達者な歌手たちの演技に笑い転げて
そして最後は「すべてはシャンパンのせいね」でメデタシめでたし!

『こうもり』オペレッタ 全3幕 [上演時間:約3時間25分/休憩2回含む]

作曲:J.シュトラウスⅡ
演出:ハインツ・ツェドニク

大晦日の夜に繰り広げられる公爵邸の大パーティ。それぞれ偽名を名乗って出かけた夫婦だったが、夫が口説いたのは変装した妻!

すべては、かつて夫が仕掛けたいたずらから“こうもり”とあだ名されることになった男の仕返しだったのです。まんまと引っかかり、浮気の現行犯となった夫に、妻は「すべてはシャンパンの酔いのせいね」と許して幕。なんと深い愛! そして洒落ているではありませんか!

かの伝説の指揮者カルロス・クライバーがお気に入りだったのが、この『こうもり』。次々にワルツやポルカがくり出され、ジェットコースターに乗っているようなスリルを味あわせてくれます。そればかりか、ヨハン・シュトラウスⅡ世の音楽の魔術で、人々の心を優しく温かくほぐしてくれます。フォルクスオーパーの芸達者な歌手たちによる『こうもり』は、何度観ても、何度聴いても、「こうじゃなくちゃ!」と唸らせる極め付きの舞台。今回の日本公演では、いまや世界中の歌劇場で活躍するアンゲリカ・キルヒシュラーガーがオルロフスキー役で登場することも大きな話題です。本拠地でも実現しない豪華な顔ぶれが揃って、魅力倍増です。

ウィーン・フォルクスオーパー総裁ロベルトマイヤー演じる“フロッシュ”