ミラノ・スカラ座バレエ団 2013年日本公演
イタリア座随一の名門歌劇場が世界に誇るバレエ団、6年ぶりの来日
9月20日(金)6:30p.m./9月22日(日)3:00p.m.
ジュリエット:
アリーナ・コジョカル(英国ロイヤル・バレエ団)
ルーマニア・ブカレスト生まれ。キエフでバレエを始め、ローザンヌ賞でスカラシップを得て、1998年ロイヤル・バレエ学校に入学。卒業後、一年間キエフ・バレエで活動し、その後99年にロイヤル・バレエ団に入団し、2001年「ジゼル」終演後にプリンシパルに昇進した。英国ロイヤル・バレエ団で活躍するほか、マリンスキー・バレエ、パリ・オペラ座、ボリショイ・バレエ、アメリカン・バレエ・シアター、ハンブルク・バレエなど世界各国のカンパニーに客演。ニジンスキー賞(04年)、ブノワ賞(04年)、10年には“この10年間を代表するバレリーナ”賞(モスクワ)を受賞。ミラノ・スカラ座バレエ団には08年「ロミオとジュリエット」で初めて客演、10年にも同作品に客演している。マクミラン振付「ロミオとジュリエット」は10年の英国ロイヤル・バレエ団日本公演でも演じ、ジュリエットを可憐かつ明確に演じ、観客を魅了した。研ぎ澄まされた精緻なステップと表現力で、バレエファンからの圧倒的な支持を受けるバレリーナ。
photo:Marco Brescia / Teatro alla Scala
ロミオ:
フリーデマン・フォーゲル(シュツットガルト・バレエ団)
シュツットガルト生まれ。ジョン・クランコ・バレエ学校、モナコのプリンセス・グレース・アカデミーで学ぶ。1997年ローザンヌ国際バレエコンクールで入賞。98/99年のシーズン初頭にシュツットガルト・バレエ団に入団。2000/01年に準ソリスト、翌シーズンにソリストに昇進した。02年6月より、プリンシパルとして活躍。シュツットガルト・バレエ団の世界各地でのツアーに参加、ベルリン国立歌劇場、フィンランド国立バレエ、中国国立バレエ団、マリンスキー劇場に客演するほか、各地のガラ公演にも出演している。ミラノ・スカラ座バレエ団にもたびたび客演し、11年10月にスカラ座が原典版に忠実に復刻した「ライモンダ」に主演し、大きな成果を残している。マクミラン版「ロミオとジュリエット」には今回の日本公演で初めて挑む。またアリーナ・コジョカルとの初共演もバレエファンから熱い関心を寄せられている。甘い容姿と端正なテクニックでさまざまな役柄をドラマティックに演じきるバレエ界きっての貴公子。
photo:Sebastian Galtier
9月21日(土)6:00p.m./9月23日(月・祝)1:00p.m.
ジュリエット:
ナターリヤ・オシポワ(ミハイロフスキー・バレエ)
モスクワ生まれ。1995年から2004年までモスクワ・バレエ・アカデミーで学び、18歳でボリショイ・バレエに入団した。06年にソリスト、08年にリーディング・ソリスト、10年にプリンシパルに昇進。11年12月にミハイロフスキー・バレエに移籍。03年ルクセンブルク国際バレエコンクールでグランプリ、05年モスクワ国際バレエコンクール第3位、モスクワのバレエ誌で、“ライジング・スター”賞を受賞。08年と11年には英国批評家協会賞最優秀女性ダンサー賞を受賞している。08年、ポジターノのレオニード・マシーン賞を受賞、また同年ブノワ賞も受賞している。09年より、アメリカン・バレエ・シアターにゲスト・アーティストとして出演。12/13年シーズンはミラノ・スカラ座バレエ団のゲストダンサーとして、今年2月「ノートルダム・ド・パリ」のエスメラルダ役でスカラ座デビューを果たす。秋にはマクミラン振付「マノン」にも出演を予定している。超絶技巧を武器にした躍動的な踊りで古典から現代作品まで踊りこなし、バレエ界を席巻。
photo:Gene Schiavone
ロミオ:
イワン・ワシーリエフ(ミハイロフスキー・バレエ)
ロシア、ウラジオストク生まれ。ウクライナのドニエフペトロフクス・バレエ学校で学び、のちにミンスクのベラルーシ国立舞踊学校に入学、2006年に卒業した。06年、ボリショイ・バレエにソリストとして入団、17歳のときに「ドン・キホーテ」のバジルでデビューを果たす。10年5月にプリンシパルに昇進。11年12月にミハイロフスキー・バレエに移籍した。数々の受賞歴を誇り、04年にはヴァルナ国際バレエコンクールで銅賞、05年モスクワ国際バレエコンクールで金賞、06年ペルミ国際バレエコンクール“アラベスク”で金賞を受賞。08年には英国批評家協会賞“スポットライト”、09年には「海賊」と「パリの炎」の成果によりブノワ賞を受賞した。今年3月プティ振付「ノートルダム・ド・パリ」でペトラ・コンティを相手にカジモトを演じ、ミラノ・スカラ座デビューを果たした。今回の日本公演でマクミラン版「ロミオとジュリエット」のロミオを初めて演じる。柔軟にして躍動感あふれるパワフルな踊りに加え、役柄に深く入り込む表現力で、熱狂を巻き起こしている。
photo:KiyonoriHasegawa
9月21日(土)12:00p.m.
ジュリエット:
ペトラ・コンティ(ミラノ・スカラ座バレエ団)
2006年ローマ国立ダンスアカデミーを卒業。08/09年にミュンヘン・バレエに所属。09年秋、ミラノ・スカラ座バレエ団に入団。11月に早くも「ジゼル」のタイトルロールでスカラ座デビューを果たす。10年2月に「ドン・キホーテ」のキトリ、7月にはマクミラン振付「ロミオとジュリエット」のジュリエット、「オネーギン」のタチヤーナを踊る。11年には、「ジュエルズ」のエメラルド、10月には「ライモンダ」のライモンダを演じ、ソリストに昇進。12月のボリショイ劇場ツアーで、「エクセルシオール」の文明と雷、バランシン振付「真夏の夜の夢」のタイターニアを演じ、プリンシパルに昇進する。12年は「マルグリットとアルマン」のマルグリット、ラトマンスキー振付「コンチェルトDSCH」に出演、12/13年シーズンにはサシャ・ワルツ振付「ロミオとジュリエット」のジュリエット、プティ振付「ノートルダム・ド・パリ」のエスメラルダを初めて演じた。入団直後からスカラ座バレエ団のほとんどの作品に主演するなど、スカラ座で今最も期待される若手バレリーナである。
photo:Brescia e Amisano / Teatro alla Scala
ロミオ:
クラウディオ・コヴィエッロ(ミラノ・スカラ座バレエ団)
1991年ポテンツァ生まれ、2002年にローマに移る。ローマ歌劇場バレエ学校で学び、2009年に卒業。10年、1年間のボストン・バレエへのスカラシップを獲得するも、8月にミラノ・スカラ座バレエ団に入団。11年1月には「白鳥の湖」のパ・ド・トロワ、4月の<エトワール・ガラ>では「薔薇の精」のタイトルロールを踊り早くから注目を集める。11月の「ライモンダ」ミラノ・スカラ座初演では、ベランジュを演じる。同年12月のボリショイ劇場ツアーで、バランシン振付「真夏の夜の夢」のオベロンを、翌12年2月の「ジゼル」ではアルブレヒトに抜擢される。5月ラトマンスキー振付「コンチェルトDSCH」に出演、9月「オネーギン」のレンスキーを、10月の「ライモンダ」では、ジャン・ド・ブリエンヌを演じる。12年ソリストに昇進。今年2月には「ノートルダム・ド・パリ」でカジモトを初めて演じた。弱冠22歳、入団3年目にして次々と主演を重ねる、スカラ座バレエ団に彗星のごとく登場した若手ダンサー。
photo:Brescia e Amisano / Teatro alla Scala
※当初、9/21(土)12時開演の公演に出演を予定しておりましたペトラ・コンティは急な個人的事情により来日することができなくなりました。代わって、ナターリア・オシポワがジュリエット役で出演いたします。
※記載の配役は2013年9月17日現在の予定です。カンパニーの都合等で変更になる場合があります。配役変更にともなうチケットの払い戻し、公演日・券種の振替はいたしません。正式な配役は公演当日に発表いたします。