2014年8月、東京バレエ団は創立50周年を迎えます。創立以来、古典の全幕作品から現代振付家の名作まで、幅広いレパートリーを誇ってきました。なかでも、モーリス・ベジャール、イリ・キリアン、ジョン・ノイマイヤーという現代バレエ界を代表する三大振付家は、東京バレエ団のためにオリジナル作品を創作しており、これらの作品は国内外で大きな成功をおさめています。創立3年目にして、早くもソビエト公演を行った東京バレエ団は、これまでに25回の海外公演を敢行し、日本を代表する国際的なバレエ団として高い評価を得ています。
創立50周年記念公演シリーズは、2013年12月の「ザ・カブキ」で開幕。年末には第26次海外公演としてギリシャのメガロン劇場に登場します。年明け2月にはノイマイヤー振付「ロミオとジュリエット」の東京バレエ団初演に挑みます。春、5月から6月には、第27次海外公演として、ベルギー、オーストリア、ドイツ、イタリアなどで公演。イタリアのローマでは、古代遺跡カラカラ浴場の野外劇場での公演が予定されています。8月下旬には、創立50周年記念祝祭ガラ公演を開催。東京バレエ団にゆかりの深い豪華ゲストもこのガラに駆けつけてくれます。お祝いの熱気は9月の「ドン・キホーテ」全幕公演へと続き、演出・振付にあたったウラジーミル・ワシーリエフも13年ぶりに来日する予定です。さらに、11月には、ちょうど50年前にモーリス・ベジャールが創作したベートーヴェンの「第九交響曲」をモーリス・ベジャール・バレエ団との共演により上演します。演奏するのはズービン・メータ指揮のイスラエル・フィルという超豪華版。記念公演シリーズの終盤は、12月の「くるみ割り人形」、2015年2月の「眠れる森の美女」と、全幕作品が締めくくります。
東京バレエ団は大きな節目である創立50周年を、次の時代に向けたさらなる飛躍の機会と捉えております。近年バレエの世界においてもますますグローバル化が進んでおります。東京バレエ団は名実ともに日本を代表するバレエ団として、今後いっそう国際的な活動を展開したいと考えておりますので、引きつづきご支援のほどお願い申し上げます。さらなる進化をめざす東京バレエ団の創立50周年記念公演シリーズに、どうぞご期待ください。
東京バレエ団最大の恩人、ベジャールに感謝をこめて。
50周年記念シリーズの幕開けは、この作品しかありません。
「月に寄せる七つの俳句」「時節の色」など東京バレエ団にオリジナル作品を提供してくれたノイマイヤーから50周年に寄せる特大プレゼント!
13年ぶりに演出・振付にあたったウラジーミル・ワシーリエフも駆けつける陽気なバレエの祝祭
50回目の創立記念日に贈る記念シリーズのメイン・イヴェント!
東京バレエ団とゆかりの深いビッグ・スターも登場するお祭り公演!
50年前にベジャールが創作したベートーヴェンの「第九交響曲」を東京バレエ団、ベジャール・バレエ団、メータ指揮のイスラエル・フィル、そして歌手とコーラスが一体になって謳う人間賛歌!