|
|
|
ドイツ、ベルリン出身。ハンス・アイスラー・ベルリン音楽大学のホルスト・フェルスター教授のもと指揮を学ぶ。1995/96年のシーズン以来、ベルリン国立歌劇場においてカペルマイスターおよびダニエル・バレンボイムの助手を務め、1997年のベルリン国立歌劇場日本公演では「魔笛」を指揮している。過去4回オペラ・ガラコンサートを指揮してきたガルシア・ナヴァーロの死去にともない、バレンボイムの推薦で今回指揮することになった。
|
アメリカ、モンタナ州出身。サンフランシスコでデビューした後渡欧。ミュンヘ ンの『サロメ』で大成功をおさめ、世界的な活躍を開始した。イタリア・オペラからワ
ーグナーの諸役、さらには現代作品におけるまで、幅広いレパートリーをもつ。1980 年にウィーン国立歌劇場との初来日以来、夫である演出家・故ゲッツ・フリードリヒ率いるベルリン・ドイツ・オペラにおいても、欠くことのできない存在として来日した。
|
|
ギリシャ、レフカス出身。『フィガロの結婚』のケルビーノでデビュー、『ばらの騎士』でのオクタヴィアンなどの成功により、カラヤンの『ドン・カルロ』のエボリ、『サロメ』のヘロディアス、さらに『カルメン』のタイトル・ロールによって、世界的名声を確立した。カルメンをはじめ、オペラにおけるレパートリーのすべてを
"当たり役"と化してきた観がある。近年では、変幻自在な表現力にさらに磨きがかかっている。
|
|
ドイツ、オルデンブルク出身。カラヤンに認められ、ザルツブルク音楽祭『サロメ』でセンセーショナルなデビューを飾った。この成功によりレパートリーはリリックなものからドラマティックなものへ。30年にわたり、ワーグナーやR.シュトラウスのドラマティックな役柄において、ドイツ・オペラ界のトップスターとして世界の舞台で美声による劇的瞬間を生み出してきた。
|
|
英国、ウェールズ出身。デビュー間もなく、"ロッテ・レーマンの再来"と認められた『ワルキューレ』のジークリンデは、後にバイロイトにおける傑出した女性歌手となることを予見したものだった。さらに、イタリア・オペラのレパートリーにおいても、数々の輝かしい成功を誇り、世界のオペラ・シーンで名実ともに第一級のオペラ歌手と認められて久しい。近年では、円熟を増し、妖しいまでの魅力を放っている。
|
|
アメリカ、ボルチモア出身。1990年、メトロポリタン・オペラの『アイーダ』で、最年少、かつ最も経験の浅い歌手としてデビュー。延々と続く喝采の拍手と熱狂をもたらしたのは、ジェシー・ノーマンに比肩すると称される圧倒的な声量とあくまでもなめらかな声質ゆえのこと。以来、世界最大の美声の持ち主の一人として、数々の成
功をおさめ、著名なオペラハウスでの活躍を広げている。
|
|
ブルガリア、スタラ=ザコラ出身。ザルツブルク音楽祭におけるオルフの『時の終わりの劇』世界初演に出演以来、カラヤンにとって"もっとも信頼できるソプラノの一人"となり、着実にその力を世界へと広げた名ソプラノ。力を内包したリリックな美声は、ことにモーツァルトやプッチーニのオペラの諸役において、その威力が輝かしく発揮されてきた。
|
|
グルジア共和国、トビリシ出身。生地の音楽院で学んだ後、スカラ座で研鑽を重ねた。チャイコフスキー国際コンクールで第1位獲得の後、コヴェント・ガーデンで『アイーダ』のランフィスを歌ってオペラ・デビューを果たした。翌年にはミラノ・スカラ座にも同役でデビューし、"ヴェルディ歌い"として認められる。以後、力強く、深く響きわたる美声のバス歌手として、世界の著名なオペラハウスで活躍している。
|
|
ドイツ、ベルリン出身。ワーグナーの英雄役を歌うヘルデン・テノールの代表的歌手として、世界に認められるルネ・コロは、声量、力量、容姿のすべてを兼ね備えたスーパースター。日本でもオペラ上演で披露されたジークフリート、ローエングリン、タンホイザー、トリスタンの諸役の魅力は、いまなお語り継がれる名演中の名演となっている。
|
|
旧東ドイツ、ヴァッハウ出身。ハレのヘンデル音楽祭での成功を機に、ベルリン・コーミッシェ・オーパーを拠点として、ヘンデルの『ジュスティーノ』、『ジュリアス・シーザー』、グルックの『オルフェオとエウリディーチェ』、『こうもり』などに出演。当たり役である『こうもり』のオルロフスキーでウィーン国立歌劇場に登場して以来、世界の著名なオペラハウスでも活躍することとなり、絶大な人気を獲得している。
|
|
ウィーン出身。『タンホイザー』のヴォルフラムによるデビュー以来、バイロイトの"常連"となり、アンフォルタス、ハンス・ザックス、オランダ人など、ワーグナー・オペラの諸役においては世界に認められる実力派。もっとも、イタリア・オペラやチャイコフスキーまで、レパートリーは幅広く、著名なオペラハウスでの活躍はワーグナーばかりに止まらない。よくコントロールされた美声が、役柄のもつ奥深い心のひだを描き出し、聴く者の感動を呼び起こす。
|
|
|
