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2003年4月21日(月)6:30pm
2003年4月25日(金)6:30pm
2003年4月29日(祝)3:00pm
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”ベル・カントの女王”グルベローヴァが、この作品に挑むのを、今か今かと待ち望む声は世界中に巻き起こっていました。グルベローヴァのもとには、著名なオペラハウスからのオファーが引きも切らず寄せられており、彼女自身もその機が熟するのを待っていたようです。彼女の満を持しての決断は、まっさきに日本の聴衆に贈られることとなりました。
数々のベル・カント・オペラのなかでも群を抜く傑作とされる「ノルマ」は、単に美しく歌われるだけでなく、そこに、あらゆる人間的な感情が表わされなければ、真の成功を得ることはできないといわれる作品です。グルベローヴァに決断させた大きな要因の一つには、カサロヴァという絶好のパートナーと巡り会ったこともあったはずです。怒りと憎しみ、和解、女同士の同盟へと、主従関係を越えた複雑な状況に立つノルマとアダルジーザは、「ノルマ」において最大の聴きどころになります。グルベローヴァとカサロヴァ、二人の顔あわせは、現在望み得る最高のコンビと言ってもよいものです。
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