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2003年5月31日(土)5:00pm
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2003年6月16日(月)6:30pm
2003年6月17日(火)6:30pm
2003年6月18日(水)6:30pm
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バレエ界に並ぶ者のない女王として君臨するシルヴィ・ギエムが、自らプロデュースする特別プログラム《三つの愛の物語》を携えて、2年ぶり26回目の来日を果たします。
クールな美貌、強靭さと柔軟性を併せもつ完璧な身体条件、そして作品に対する理知的で現代的なアプローチで、100年に一度の才能と称えられる、シルヴィ・ギエム(1965〜)は、体操のオリンピック強化選手としてパリ・オペラ座バレエ学校でバレエの研修中に、校長のクロード・ベッシーによって見出されました。19歳の若さでパリ・オペラ座のエトワールの座に駆け上りますが、4年半後の'89年、より自由な活動を求めて英国ロイヤル・バレエ団に移籍し、"国家的損失"と騒がれました。そしてこの、独自の演劇的作品の伝統を誇るロイヤル・バレエ団でギエムが代表作に加えたのが、今回披露されるケネス・マクミラン振付の『三人姉妹』や、フレデリック・アシュトン振付の『マルグリットとアルマン』(『椿姫』)などの作品です。
これぞ英国バレエというこの2作の愛の物語を、いかにギエムが女性としての成熟と深い表現力をもって踊るかも期待ですが、同時に、古典の『ジゼル』を現代的な解釈と演出で洗い直して舞台化するなど、日本ではあまり披露されなかったギエムの才気あふれる企画力もまた、大きな見どころでしょう。
今回、ギエムと共演するのは彼女のなじみのメンバーたちです。伝説のダンスール・ノーブルであり、元ロイヤル・バレエ団芸術監督のアンソニー・ダウエルに、ギエムの信頼厚いパートナー、ジョナサン・コープ(ロイヤル・バレエ団)、ニコラ・ル・リッシュ(パリ・オペラ座バレエ団)、マッシモ・ムッル(ミラノ・スカラ座バレエ団)といった、これだけでも十分にスペシャルな顔ぶれ。また、ギエムによる"愛の物語"というコンセプトから、東京バレエ団の長年のレパートリーである『カルメン』(アルベルト・アロンソ振付)も、斎藤友佳理と首藤康之の主演でお届けします。
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