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  ヴェッセリーナ・カサロヴァ
リサイタル
 
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ヴェッセリーナ・カサロヴァ リサイタル

 ブルガリアのストラ・ザゴーラ生まれ。4歳からピアノを学んだ。生地の音楽学校に進み、はじめは、ピアニストを目指していたため、高校課程はコンサート・ピアニストの資格を取得して終了。歌手への転向はソフィア音楽院でのことだったが、在学中にすでにソフィア国立歌劇場にメゾ・ソプラノ歌手として出演するようになり、「セビリヤの理髪師」のロジーナや「コシ・ファン・トゥッテ」のドラベッラ、「運命の力」のプレツィオシッラを歌い、早くからその才能が高く評価されていた。
 1989年にドイツのギュンタースローで開催された「新しい声」コンクールにおいて第1位を獲得。これを契機にチューリッヒ歌劇場と2年間の契約を結ぶ。
 1991年にはザルツブルク音楽祭に「皇帝ティトゥスの慈悲」のアンニオ役でデビューを果たし、続いてウィーン国立歌劇場にもロジーナ役でデビューを飾った。さらに良く92年、カサロヴァの名はザルツブルク音楽歳での「タンクレディ」において一躍注目を集める。このときの出演は、急病のマリリン・ホーンに代わってのタイトル・ロールだった。
 以後、チューリッヒを本拠としてウィーン、ミュンヘン、ロンドン、パリ、ジュネーブ、フィレンツェと、ヨーロッパの歌劇場で引っぱりだこの人気を得るところになった。1997年には、シカゴ・リリック・オペラでの「イドメネオ」、メトロポリタン歌劇場での「セビリヤの理髪師」と。アメリカ・デビューも成功させている。
 1995年、96年のザルツブルク音楽祭におけるシェロー演出の「ドン・ジョヴァンニ」でのツェルリーナ、96年ウィーン国立歌劇場での「コシ・ファン・トゥッテ」(ムーティ指揮)でのドラベッラ、そして97年ザルツブルク・モーツァルト週間での「ポントの王ミトリダーテ」のファルナーチェ、同年夏のザルツブルク音楽祭での「皇帝ティトゥスの慈悲」におけるヴィテリアと、近年の主要なモーツァルト・オペラの新演出には欠かせない存在となっている。
 なお、ザルツブルク音楽祭では、99年の「ファウストの劫罰」、2000年の「コシ・ファン・トゥッテ」と「イドメネオ」の2つの新演出作品での活躍も特筆される。
 オペラの他、コンサートや歌曲のリサイタルもミラノ・スカラ座をはじめ、パリ、ミュンヘン、ベルリン、ライプツィヒ、ローマ、フィレンツェ、ウィーン、ドレスデンなど各地で行なっており、ベルリオーズやラヴェル、ショーソンを歌ったリサイタルのライヴ・アルバムもリリースしている。
 日本で行なわれた初めての公演は、2000年エディタ・グルベローヴァとのジョイントリサイタル。2003年には、同じくエディタ・グルベローヴァ、ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラと「ノルマ」(コンサート形式)、ラ・スコーラとのジョイントリサイタルを行ない、大成功を収める。今回、待望の単独リサイタルが実現することになり、ファンの期待が高まっている。





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