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[出演]シルヴィ・ギエム、ニコラ・ル・リッシュ、東京バレエ団 |
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月光に照らし出された静かな湖面を優雅な姿で泳ぐ白鳥たちが、岸にあがると若く美しい娘たちの姿になる様を目にした王子が、ひと際美しいオデット姫に惹きつけられ、その身の上を知る「白鳥の湖」第2幕より。
「白鳥の湖」は振付家マリウス・プティパとレフ・イワーノフにより、1895年につくられている。作曲をしたピョートル・チャイコフスキーは、初めてのバレエ曲ということで、2年の歳月をかけてこの作品を完成したが、ボリショイ劇場での初演の評判は芳しくなく、チャイコフスキー没後、前述の二人によって、新たに振り付けられてサンクト・ペテルブルグのマリインスキー劇場で初演され、不朽の名作として蘇った。 |
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Photo:Kiyonori
Hasegawa |
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[出演]シルヴィ・ギエム、ニコラ・ル・リッシュ |
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ここで踊られるのは、この作品の最後のパ・ド・ドゥ。マルグリットの突然の失踪に傷ついたアルマンは、シャンゼリゼで偶然彼女と再会したとき、復讐のためにマルグリットの友人オランピアの気を引く。すでに死に至る病を患うマルグリットは、アルマンの部屋を訪ね、自分を苦しめる振る舞いはやめて欲しいと懇願する。 |
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Photo:Kiyonori
Hasegawa |
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[出演]シルヴィ・ギエム、ニコラ・ル・リッシュ |
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キリアンが初めてパリ・オペラ座バレエ団のために創作、1999年に初演された、2組のカップルのための小品。初演キャストは、デルフィーヌ・ムッサン—ニコラ・ル・リッシュ、ファニー・ガイダ—マニュエル・ルグリ。オルフェウスとエウリディーチェの神話に触発された振付となっている。生コーラスが入り、ジェズアルドとモンテヴェルディ作曲のマドリガルやグレゴリオ聖歌を歌う。舞台奈落を行き来するダンサーの一群やコーラスの姿をリアルタイムで中継した画像を舞台で映し出され、メインのダンサーが奈落から舞台にせり上がると実際の光景が映像に取って代わるという演出がなされた。 |
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Photo:Kiyonori
Hasegawa |
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[出演]シルヴィ・ギエム、ラッセル・マリファント |
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シルヴィ・ギエムはラッセル・マリファントの舞台を初めて見たときの衝撃をつぎのように表現している。「ラッセルの振付には力と強さ、静もった精神が絡み合っています。‥これまで一度も耳にしたことのない、強く官能的な言葉で訴えてくるのです。心に「静謐さ」が響きました。」
そのギエムが、彼とともに踊るというコラボレーションを試したのがこの作品。「恍惚とした最初の数秒で、高貴で官能的なムードになるということが明らかになる。見知らぬ者同士の対等な遭遇である。マリファントの首の後ろに身を屈めたギエムは、次第に彼の背に沿って体を伸ばしていき、アンディー・カウトンの繊細な音響が古代を仄めかすと、突然二人がトロイのヘレンとパリスに見えてくる。マリファントがギエムをあやすように頭上に抱き、また切り倒された樹のように前に倒れこむ彼女を受け止める間もこの心象は崩れない。」(「インデペンデント」紙) |
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Photo:Dee
Conway |
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[出演] シルヴィ・ギエム |
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シルヴィ・ギエムによって踊られる、
このパワフルなソロ作品は、
動作、照明および
音楽間の関係を
探求するものである。
元々は、
ロイヤル・バレエの
ダンサーであった、
ラッセル・マリファントの妻である
ダナ・フォーラスのために
2001年に
創作された作品である『Two』は、
ギエムのため
特別に広範囲にわたり
手直しされている。 |
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Photo:Kiyonori
Hasegawa |
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