1942年、アルゼンチン・ブエノスアイレス生まれ。5歳からピアノを学びはじめ、早くから非凡な才能を発揮する。1952年に両親とともにイスラエルに移住。 　10歳で、ウィーンとローマ、その後1955年にはパリ、56年にはロンドン、57年にはニューヨークで、ピアニストとして国際的デビューを飾る。 　ピアニストとして成功を収めながらも、ヴェルハイムフルトヴェングラーの影響を強く受けたバレンボイムは、徐々に指揮者としての活動も開始。 　1967年にイギリスでフィルハーモニア管弦楽団を指揮して以来、欧米の主要なオーケストラから招かれるようになる。1975年から1989年までは国立パリ管弦楽団の音楽監督を務め、その名声を一段と高めた。また、1981年にはバイロイト音楽祭で「トリスタンとイゾルデ」を指揮し、大絶賛される。以来1999年まで18年間連続でバイロイト音楽祭に出演し、ワーグナー指揮者の第一人者としての地位を不動のものにした。 　東西ドイツ統一後、1992年よりベルリン国立歌劇場の音楽監督を務め、演出家ハリー・クプファーとともに、ワーグナーの全10作のオペラを新制作。2002年春には、自ら創始した〈ベルリン・フィスト・ターゲ〉において、10作を連続上演するなど、欧州のオペラ界に輝かしい軌跡を残している。さらに、毎年開催される〈モーツァルト・フェスト〉では、オペラ指揮をはじめ、ピアノ伴奏など意欲的な活動を行なっている。モーツァルトのオペラのなかでも、ダ・ポンテ三部作と呼ばれる『フィガロの結婚』、『ドン･ジョヴァンニ』、『コシ・ファン・トゥッテ』は1999年から毎年1作ずつ新演出が行なわれた。 　ベルリン国立歌劇場とは1997年、2002年に来日公演を行なっている。ことに2002年日本公演ではワーグナーの超大作『ニーベルングの指環』を上演し、日本オペラ史上に残る名演を残した。 チューリッヒ生まれ。1962年から71年までブランデンブルクとポツダムで俳優として活躍した後、71年から79年にはGDRのディレクターとなる。劇場での最初の仕事は、1979年ベルリンのマクシム・ゴーリキー劇場で。この後、ハンブルク、フランクフルト、ウィーン、ザルツブルクなどで演劇の舞台において活躍するようになる。1991年から2000年には、ドイツ劇場とベルリンのカンマーシュピールの監督を務めた。 オペラの演出を最初に手がけたのは、1989年フランクフルトでの『真夏の夜の夢』。1998年バイエルン国立歌劇場で「魔弾の射手」、1999年ベルリン国立歌劇場で「フィガロの結婚」などのオペラを演出している。 美術：ヘルベルト・カップルミューラー Bühnenbilt : HERBERT KAPPLMÜLLER 衣裳：ヨシオ・ヤバラ Kostuüme : YOSHI’O YABARA 照明：フランツ・ペーター・ダヴィッド Licht : FRANZ PETER DAVID 合唱監督：エバハルト・フリードリッヒ Chöre : EBERHARD FRIEDRICH         ドン・ジョヴァンニ：ペーター・マッテイ Don Giovanni : PETER MATTEI ドンナ・アンナ：アンナ・サムイル Donna Anna :ANNA SAMUIL ドン・オッターヴィオ：パヴォル・ブレスリク Don Ottavio : PAVOL BRESLIK ドンナ・エルヴィーラ：アンネッテ・ダッシュ Donna Elvira : ANNETTE DASCH レポレロ：ハンノ・ミューラー・ブラッハマン Leporello :HANNO MÜLLER-BRACHMANN ツェルリーナ：シルヴィア・シュヴァルツ Zerlina : SYLVIA SCHWARTZ   ドン・ジョヴァンニ ペーター・マッティ Peter Mattei ドンナ・アンナ アンナ・サムイル Anna Samuil ドン・オッターヴィオ パヴォル・ブレスリク Pavol Breslik ドンナ・エルヴィーラ アンネッテ・ダッシュ Annette Dasch ツェルリーナ シリヴィア・ シュヴァルツ Sylvia Schwartz レポレロ ハンノ・ミューラー =ブラッハマン Hanno Müller-Brachmann ベルリン・シュターツカペレ STAATSKAPELLE BERLIN ベルリン国立歌劇場合唱団 STAATSOPERNCHOR ＊上記の配役は2006年12月1日現在の予定です。やむを得ない事情により出演者が変更となる場合がありますので、あらかじめご了承ください。なお出演者および配役の変更にともなう払戻し、公演日の振替はできません。正式は配役はすべて当日発表となります。

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