バイエルン国立歌劇場2011年日本公演閉幕!
バイエルン国立歌劇場2011年日本公演閉幕!
9月23日に神奈川県民ホールでの「ロベルト・デヴェリュー」で開幕したバイエルン国立歌劇場2011年日本公演は、昨日(10月10日)、ケント・ナガノ指揮「ナクソス島のアリアドネ」(東京文化会館)で全公演日程を終え、無事閉幕いたしました。
劇中劇と現実の舞台が重なった、ローバート・カーセン演出ならではの印象的なカーテンコールでは、客席から大きな感動の拍手が沸き上がりました。
カーテンコール中に「大成功おめでとうございます。日本公演の実現に感謝します」と書かれた看板と大量の紙吹雪が下りてくれると、舞台袖からオーケストラのメンバーたちが舞台に登場。出演者からも大きな拍手が贈られます。
その後、今度はバイエルン国立歌劇場のスタッフたちが「長年の深い友情がこれからも続きますように。」と書かれた巨大な横断幕を手に現れると、会場は一気にヒートアップ。更に大きな拍手が舞台上の全員に贈られ、カーテンコールが続きました。
(撮影:Kuba Świetlik)
(撮影:Kuba Świetlik)
開幕前に行われた記者会見で、ニコラウス・バッハラー総裁は次のように語っています。
「日本では3月に大震災があり、その後も厳しい状況が続いていますが、それにも拘わらず私たちは公演実現のために最大限の努力をし、それは受け入れる日本側も同様であったことと存じます。
その結果、ベスト・メンバーをもって舞台をご覧いただくことができます。
日本公演への不参加を表明する者がいる一方で、ぜひ代わって加わりたい、日本との連帯や友情を深めたいとと申し出る者たちがおりました。
彼らのその気持ちは素晴らしいと感じますし、ともに来日できることを誇りに思います。
私たちの今の目標は、今回参加しなかった人たちが、「やっぱり日本に行けばよかった」と思うような、素晴らしい公演をやり遂げて帰還することなのです」
まさにこの言葉どおり、6年ぶりの日本公演を心待ちにしていらしたオペラ・ファンの皆様からの大きな拍手、ご声援に支えられ、3演目ともに素晴らしい成果をもって、バイエルン国立歌劇場2011年日本公演は幕を下ろしました。
ご来場いただきました、たくさんのお客様に改めて、心よりお礼申し上げます。
18日間の公演中、暖かいご声援をいただき、本当にありがとうございました!
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