“音楽の都”ウィーンには、世界中からたくさんの観光客が訪れますが、その多くがオペレッタあるいはオペラ鑑賞を楽しみにしているのではないでしょうか。2016年には、このウィーンが世界に誇る“オペレッタの殿堂”ウィーン・フォルクスオーパーと世界に君臨する“オペラの殿堂”ウィーン国立歌劇場の両劇場が相次いで来日します。また、ウィーン国立歌劇場のオーケストラであり、独立したオーケストラとしてもウィーンの音楽芸術を担うウィーン・フィルが、日本で定期的に行う演奏会シリーズも恒例となっていますが、2016年は会場であるサントリーホールの開館30周年に当たることから、こちらも特別な企画が予定されているようです。
2016年は日本に居ながらにして、春にはオペレッタ、秋はオペラによってウィーンの舞台芸術を満喫できるNBSの〈ウィーン・シリーズ〉ばかりではなく、まさに「東京がウィーンになる」一年になりそうです。クラシック音楽ファンにとって、夢のような贅沢な年となる〈ウィーン・イヤー〉を、どうぞ、目一杯お楽しみください。
東京がウィーンになる
ウィーン・フォルクスオーパー
5〜6月
オペレッタは楽しい!元気が出る!ウィーン・フォルクスオーパー
2015年11月より前売開始
ウィーン国立歌劇場
10〜11月
世界最高・最強演目は近日発表!
“オペレッタの殿堂”がやって来る!
音楽の都”ウィーンで、国立歌劇場と並んでウィーンの“顔”として知られるウィーン・フォルクスオーパーの4年ぶりの日本公演が開催されます。
今回プログラムされるのは、ウィンナ・オペレッタの魅力を存分に楽しめる演目ばかり。フォルクスオーパーにとっての“看板3演目”といっても過言ではありません。珠玉のワルツやポルカが散りばめられたオペレッタの王様『こうもり』、前回の日本公演の舞台がNHKでテレビ放映されて大きな話題を呼んだ『メリー・ウィドウ』の再演に加え、今回のもう一作『チャルダーシュの女王』は、日本のオペレッタ・ファンにとって、待望久しい上演といえるでしょう。『チャルダーシュの女王』が初めて本格的に日本で上演されたのは1985年のフォルクスオーパー日本公演でのこと。歌と踊りの魅力が炸裂し爆発的な人気を獲得したのです。
日本公演には、本拠地ウィーンでは実現しない豪華キャストも! 上質な楽しさ溢れる幸福なひとときを。どうぞご期待ください。
2演目/3演目セット券(S,A,B券)NBS電話受付開始
11月28日(土)10:00a.m.より
一斉前売開始
12月12日(土)10:00a.m.より
ウィーン・フォルクスオーパーのチケットご購入者には、追ってウィーン国立歌劇場日本公演のチケット優先予約のご案内を差し上げます。
バレエあり、笑いあり、華やかさ満点! 作曲:E.カールマン『チャルダーシュの女王』
指揮:ゲーリット・プリースニッツ 演出:ロベルト・ヘルツル
5月14日(土)3:00p.m. 5月15日(日)3:00p.m. 5月16日(月)3:00p.m.
会場:東京文化会館
■予定される主な配役
シルヴァ:アンドレア・ロスト ウルズラ・プフィッツナー
エドウィン:カルステン・ズュース ズザボル・ブリックナー
ボニ:マルコ・ディ・サピア ミヒャエル・ハヴリチェク
シュタージ:ベアーテ・リッター マーラ・マシュタリール
フェリ:アクセル・ヘッリク クルト・シュライプマイヤー ほか
ウィンナ・オペレッタの“黄金時代”を築いた傑作
作曲:J.シュトラウスII『こうもり』
指揮:アルフレート・エシュヴェ 演出:ハインツ・ツェドニク
5月19日(木)6:30p.m. 5月20日(金)6:30p.m. 5月21日(土)2:00p.m. 5月22日(日)2:00p.m.
会場:東京文化会館
■予定される主な配役
アイゼンシュタイン:ヘルベルト・リッペルト イェルク・シュナイダー
ロザリンデ:メルバ・ラモス ウルズラ・プフィッツナー
オルロフスキー:アンゲリカ・キルヒシュラーガー マルティナ・ミケリック
アルフレート:ライナー・トロスト ヴィンセント・シルマッハー
フロッシュ:ロベルト・マイヤー ほか
大人の恋の攻防戦はこんなふうにお洒落じゃなくちゃ!
作曲:F.レハール『メリー・ウィドウ』
指揮:アルフレート・エシュヴェ 演出:アルトゥーロ・マレッリ
5月26日(木)6:30p.m. 5月27日(金)6:30p.m. 5月28日(土)2:00p.m. 5月29日(日)2:00p.m.
会場:東京文化会館
■予定される主な配役
ハンナ:イルデコ・ライモンディ カロリーヌ・メルツァー
ダニロ:マティアス・ハウスマン マルコ・ディ・サピア
ヴァランシェンヌ:ユリア・コッチー マーラ・マシュタリール
カミーユ・ド・ロション:ヴィンセント・シルマッハー メルツァード・モンタゼーリ
ニェーグシュ:ロベルト・マイヤー ほか