〈オペラ・フェスティバル〉2009-2011 第3弾、第4弾
オペラは指揮者の力で決まる! 春のイタリア・オペラ 秋のドイツ・オペラ 2種の醍醐味を満喫できる2011年!
イタリア・オペラの正統はここにある!
フィレンツェ歌劇場 2011年3月公演
2010年10月一斉前売開始予定 (公演の詳細は近日発表予定)
ズービン・メータは 誰もが敬愛する真のマエストロ
「フィレンツェ歌劇場の団員たちが"マエストロ"と敬愛を込めて呼ぶとき、それはズービン・メータに他ならない」。 フィレンツェ歌劇場で長年広報部長を務め、音楽ジャーナリストとしても活躍するスザンナ・コロンボ氏のこの言葉は、メータとフィレンツェ歌劇場の深い信頼関係を表わすものにほかなりません。オペラの上演の良し悪しは指揮者によって決まるといって過言ではありません。オーケストラやコーラスの演奏はもとより、超一流の指揮者が選んだ歌手は、たとえ無名であっても、近い将来には間違いなくスターになる逸材なのです。 ズービン・メータが初めてフィレンツェ歌劇場の指揮台に立ったのは1962年のコンサートでした。この最大級の賛辞に包まれた出会いから2年後の1964年、メータはオペラ指揮者としてフィレンツェでのデビューを果たし、数多くの実績を重ねた1985年には、フィレンツェ五月音楽祭首席指揮者に就任しました。 2011年の来日公演は、メータとフィレンツェ歌劇場にとって、1985年から数えて四半世紀、最初の出会いからはおよそ半世紀を迎えるものとなります。常に積極的に、音楽を愛する気持ちをもち続けるメータの牽引力は、フィレンツェ歌劇場にレパートリーの拡充や上演水準の向上をもたらし続けてきました。 今回の上演では、ヴェルディの『運命の力』とプッチーニの『トスカ』が選ばれています。過酷な運命に翻弄される3人の男女の生きざまが描かれる『運命の力』は、無情なまでの壮大なドラマですが、歌手、オーケストラともに、重厚な聴き応えと感動を与えます。一方の『トスカ』は、イタリア・オペラのなかでも5本の指に入る人気作品。愛に生きる主人公の悲劇というストーリーのわかりやすさもさることながら、歌姫トスカが歌う「歌に生き、恋に生き」をはじめ、プッチーニに生み出された美しいメロディによるアリアが全編に散りばめられていることが大きな魅力になっています。 フィレンツェはオペラ発祥の地、メータ率いるフィレンツェ歌劇場が誇りをもって日本の観客に贈るのは、プッチーニが求めたイタリアの愛の心なのです。