Catch-UP

 東京バレエ団「ドン・キホーテ」で9/19(金)と9/21(日)に主演予定だったエフゲーニャ・オブラスツォーワは、5月に膝の緊急手術を受け、9月までに回復の見込みでしたが、その経過が遅れていることから、やむを得ず「ドン・キホーテ」への出演を見送らざるを得なくなりました。
 これを受けて、振付家ウラジーミル・ワシーリエフとオブラスツォーワに代わる出演者を検討したところ、氏のヴァージョンを踊る上で信頼するに足るダンサーとして、ボリショイ・バレエのソリスト、アナスタシア・スタシュケヴィチが最善との判断に至りました。
 2003年ボリショイ・バレエ学校を卒業しボリショイ・バレエに入団。主なレパートリーに「リーズの結婚」、「アニュータ」、「コッペリア」、「ラ・シルフィード」などがあります。ボリショイ・バレエにおける近年の活躍は目覚ましく、2011年にバルザックの小説「幻滅」をもとに、ラトマンスキーが創作した「ロスト・イリュージョン」での主役のコラーリ役でホールバーグと共演、2014年3月「ドン・キホーテ」のキトリを踊って成功を収めたことなどが挙げられます。
 また、これまでにボリショイ・バレエ日本公演でも来日しており、「明るい小川」で見せた可憐さや、「ドン・キホーテ」のキューピッド役でのキュートな魅力、強いテクニックの持ち主であることを強い印象としてもっている日本のファンも少なくないようです。キュートで強いテクニックといえば、キトリ役には打ってつけ! どうぞお楽しみに。

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