東京バレエ団 「ラ・バヤデール」 第14回世界バレエフェスティバル前夜祭!

 ナタリア・マカロワ振付による「ラ・バヤデール」は、東京バレエ団にとって、2009年の初演以来、“看板”演目の一つとなっています。古代インドを舞台に勇者ソロルと舞姫ニキヤの永遠の愛が幻想的に描かれていくこの作品には、濃厚なエキゾティシズムとドラマ、クラシック・バレエの美が溶け合った壮大なバレエ・スペクタクルとしての見どころが満載。それだけに、ソリストのみならず、コール・ド・バレエの一人ひとりにいたるまでのテクニックと表現力が要求されます。昨年8月、東京バレエ団創立50周年〈祝祭ガラ〉でも、“影の王国”が上演され、東京バレエ団の実力を披露しました。
 創立50周年という節目の年を終え、さらなる一歩をスタートさせる意味で、今回の公演もまた、東京バレエ団にとっては一層の情熱が注がれることとなります。
 ゲストには、バレエ界随一の高い表現力を誇るアリーナ・コジョカルと、マリインスキー・バレエのプリンシパルとして、目下熱い注目を集めるウラジーミル・シクリャローフを迎えます。コジョカルのニキヤといえば、2012年の世界バレエフェスティバル全幕公演での興奮を思い起こすファンも多いことでしょう。ソロルとの愛を疑わない純粋な幸福感を表すコジョカルのニキヤは、それだけに、彼に裏切られ、愛を失ったときの哀しみが計り知れないことを、まざまざと感じさせます。しかもそこには、自分の運命を受け入れた純白の魂を思わせる切なさが…‥。ソロル役のシクリャローフは、すでにマリインスキー・バレエでもこの役で高い評価を得ている実力派。日本での初共演となります。
 また、東京バレエ団のゴールデン・カップル上野水香&柄本弾にも期待が膨らみます。マカロワから直接指導を受けた上野のニキヤは、初演での絶賛、そして回を重ねるごとに評価を高めています。一方、柄本にとってはソロル役を全幕で踊るのは初めてのこととなりますが、近年はマッツ・エックやジョン・ノイマイヤーといった著名な振付家たちの指導を受け、一段と踊りの幅を広げているだけに、東京バレエ団のエースとして、“看板”演目を魅せてくれるにちがいありません。
 公演に向けてはオルガ・エヴレイノフ氏が来日し、群舞の隅々までに指導が行われる予定です。さらに磨きのかかった舞台を、どうぞご期待ください。





東京バレエ団「ラ・バヤデール」全3幕

【公演日】
2015年
6月11日(木)6:30p.m.
6月12日(金)6:30p.m.
6月13日(日)2:00p.m.

会場:東京文化会館

【予定される主な配役】 
<6/11,12>
ニキヤ:アリーナ・コジョカル/ソロル:ウラジーミル・シクリャローフ/ガムザッティ:奈良春夏
<6/13>
ニキヤ:上野水香/ソロル:柄本 弾/ガムザッティ:川島麻実子

【入場料(税込み)】
<6/11,12>
S=¥14,000 A=¥12,000 B=¥10,000 C=¥7,000
D=¥5,000 E=¥4,000
<6/13>
S=¥10,000 A=¥8,000 B=¥6,000 C=¥5,000
D=¥4,000 E=¥3,000

エコノミー券=
<6/11,12>¥3,000 <6/13>¥2,000
学生券=
<6/11,12>¥2,000 <6/13>¥1,500

※一斉前売開始 2月21日(土)10 : 00a.m.

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