オペラ・フェスティバル 2017〜2019

シリーズのスタートから30年、今回で9回目を迎える〈オペラ・フェスティバル〉は、日本のオペラ界を牽引するものとして認められているといえるでしょう。
日本のオペラ・ファンにとってはすでに定着している〈オペラ・フェスティバル〉シリーズ。2017年から2019年には、3つの歌劇場に、特別プロとしてリッカルド・ムーティ指揮シカゴ交響楽団の「レクイエム」が加わる4団体7演目。どの公演も見逃すことのできない魅力的なラインナップです。

時代はモノからコトへ。
これからは感動体験や思い出づくりに投資しましょう!

 時代の価値観はモノからコトへと変わってきています。オペラの観客が高齢化していると言われだしたのは、15年以上も前からのこと。それ以降、さらに高齢化が進んでいます。一方で人間の寿命も延びて、「四十、五十は洟垂れ小僧、六十、七十は働き盛り…‥」という言葉にあまり違和感を覚えなくなりました。オペラは例えれば高級ワインに似て、さまざまな音楽体験を重ねなければ本当の“美味しさ”がわからないところがあるようです。換言すればオペラの魅力を堪能できるのは、さまざまな人生経験を積んできた人の特権かもしれません。年配の人ほどモノにこだわらなくなっているようです。モノへの執着が薄くなった分、感動体験や思い出といったことに価値を見出しているようです。オペラは絢爛たる祝祭です。酸いも甘いも噛み分けた大人に許された特別なご馳走です。これからも「働き盛り」を維持するためには、時に“ハレの日”が必要なのではないでしょうか。
 30年前に始まり、今回9回目を迎えるこの〈オペラ・フェスティバル〉シリーズには、オペラをさらに好きになってきただくために、毎回「特別鑑賞会」という会員組織を設けてきました。チケットを予約する煩わしさから解放され、優先的に良い席が確保される会員システムです。今回のシリーズは上記の4団体7演目で構成されますが、ご入会されると7演目すべてを良い席でご鑑賞いただけるほか、数々の魅力的な特典を受けることができます。 なかなかすべての公演に足を運べないという方、どうぞ本鑑賞会の会員券をご子息やご令嬢、場合によってはお孫さんや親しい方にお譲りいただければと思います。若いときから良質のオペラに接すれば、生涯にわたって心豊かな人生を送ることができるはずです。オペラの感動を若い人たちに引き継いでいくことは、オペラ魅力に嵌まってしまったオペラ好きに課せられた使命かもしれません。 この30年続いてきたオペラの“お祭り”に、一人でも多くのご参加をお待ち申し上げております。お問い合わせ・資料請求は下記まで。

*上記の演目および出演者は2016年8月10日現在の予定です。今後、出演団体の事情により変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

オペラ・フェスティバル 2017〜2019

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公益財団法人日本舞台芸術振興会
〈オペラ・フェスティバル〉特別鑑賞会係

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〒153-0063 東京都目黒区目黒4-26-4
(祝を除き平日は10:00~18:00、土曜10:00~13:00)

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