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幼少の頃にスカラ座バレエ学校に入学。ルドルフ・ヌレエフにより才能を見出され、オペラ『ヴェニスに死す』のタジオ役に選ばれた。ミラノ・スカラ座バレエ団入団の2年後、1996年、マクミラン版『ロメオとジュリエット』に主演した直後にプリンシパルに任命された。21歳より国際的な活動を開始し、英国ロイヤル・バレエ団、カナダ・ナショナル・バレエ、シュツットガルト・バレエ団などで踊っている。イングリッシュ・ナショナル・バレエの芸術監督デレク・ディーンはボッレのために『白鳥の湖』『ロメオとジュリエット』を創作し、2作ともロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで上演された。’98年12月よりミラノ・スカラ座バレエ団常任ゲスト・アーティスト。これまでにカルラ・フラッチ、シルヴィ・ギエム、アレッサンドラ・フェリ、ダーシー・バッセル、ヴィヴィアナ・デュランテらとパートナーを組んでいる。’99年ローマにて”ジーノ・タニ”
賞を受賞。2000年にはフィレンツェにて”ガリレオ2000”賞を受賞し、”金の星” を授与される。同年10月コヴェント・ガーデンにてダウエル版『白鳥の湖』を踊り、11月マイヤ・プリセツカヤの生誕75周年記念公演でボリショイに招聘され、プーチン大統領列席のなか踊る。2002年エリザベス女王在位50周年を祝うプロムに、また今年はコヴェント・ガーデンとスカラ座における<ヌレエフ・ガラ>にも出演。国際スターとして揺るぎない名声を獲得している。世界バレエフェスティバルにもこれまで3回出演し、スケールの大きな舞台に日本での人気も年々高まっている。’99年にはユニセフ親善大使にも就任している。 |
幼い頃からバレエを始め、1985年<全日本バレエコンクール>ジュニア部門第1位
。’86年スイスのサンガレン州立バレエ学校に入学。’89年4月、東京バレエ団に入団。
入団後まもなく『眠れる森の美女』のリラの精、ベジャール振付『ザ・カブキ』顔世御前、など主要な役どころをまかされ、見事期待に応える。’93年の『M』世界初演ではベジャールに見出され、生命と再生の源を象徴する女で一躍注目を集める。’94年『パーフェクト・コンセプション』世界初演では、キリアンのミューズとして印象的な踊りを披露。
’97年にはウラジーミル・マラーホフを相手に『白鳥の湖』のオデット/オディールを踊り、高い評価を得た。’99年3月にはベジャール振付『くるみ割り人形』日本初演の主人公ビムの“母”役で充実ぶりを示した。2000年2月、ノイマイヤー振付『時節の色』世界初演では春、夏を演じる。’01年6月ワシーリエフ振付『ドン・キホーテ』初演ではキトリ/ドゥルシネア、若いジプシーの娘を踊った。’02年は6月の『白鳥の湖』、11月の『ドン・キホーテ』に主演している。167センチの身長、伸びやかな爪先など、日本人離れした恵まれたプロポーションを活かした透明感のある叙情的な表現が魅力。
今秋、ユニクロのCMキャラクターにも選ばれている。 |
幼少時からバレエを始め、1991年埼玉全国舞踊コンクールでシニア第一位
橘秋子賞をはじめ、国内コンクールで入賞。’93年東京バレエ団に入団。
入団1年目にして、’93年夏に初演されたベジャール振付『M』で鹿鳴館の淑女に起用され、続いて東京バレエ団のヨーロッパ公演に参加して大きな刺激を受ける。’95年6月には<シルヴィ・ギエム・オン・ステージ>で『パキータ』のヴァリエーションに抜擢される。このほか、『白鳥の湖』の3羽の白鳥、『眠れる森の美女』のリラの精など重要な役を任されている。’99年、ベジャール振付『くるみ割り人形』日本初演では首藤康之と組んでアラブを踊り、つづく欧州ツアーでは“母”を演じた。2001年6月『ドン・キホーテ』初演ではメルセデス、ドリアードの女王を、9月『ジゼル』ではミルタを踊った。’02年6月『白鳥の湖』では3羽の白鳥、スペインを、7月には<マラーホフの贈り物>『レ・シルフィード』でマズルカを好演した。11月の『ドン・キホーテ』再演ではメルセデスで華やかな舞台を見せた。
‘03年1月《ベジャール・ガラ》では東京バレエ団初演『ギリシャの踊り』と『ドン・ジョバンニ』に出演している。柔らかな長身を活かした、おおらかで温かい表現が魅力のダンサー。今回の「白鳥の湖」が初の全幕主演となる。 |
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