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過去の公演情報
  ベジャール・ガラ  
    公演概要  
    Aプロ「ボレロ」他  
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東京バレエ団創立40周年記念公演(ⅩⅡ)≪ベジャール・ガラ≫

 ベジャールは多作とされる振付家ですが、東京バレエ団がレパートリーに譲り受けた作品は傑作ぞろい。プログラムAでは、その中からさらに厳選した3作品を上演します。
 まずはご存知の「ボレロ」。ラヴェルの音楽が生み出す異常なまでの緊張の中、円形テーブル上の主役が周囲の群舞を煽動しながら、厳粛さの果てに怒涛のうねりと興奮をもたらす“聖なる肉体の儀式”。もっとも早くレパートリー化された本作は、上演回数も280回を超える、東京バレエ団の十八番です。本公演では歴代のボレロ・ダンサーの系譜に連なる名演を見せてきた首藤康之が、最後の「ボレロ」の舞台に挑みます。これを踊るときは「無の境地となり、自分が爆発してしまう」と語る首藤の気迫の演技をぜひお見逃しなく!
 伝説のニジンスキーで有名な「ペトルーシュカ」は、ベジャールがストラヴィンスキーの音楽を使って甦らせた、現代人の迷える心の寓話です。友人も恋人もいる普通の若者が、日常の喧騒の中、突然ふしぎなラビリンスに迷い込んでいく本作は、自己を見失いがちな現代人の心に今も訴えかける大きなテーマをはらんでいます。
そして、テオドラキスの音楽にのせて地中海の光と風と波をいっぱいに運ぶ「ギリシャの踊り」が、’03年初演の大好評を受けて早くも再演されます。熱い陽射しと砂を感じさせる、匂いたつような若者たちと娘たちの踊りは、観る者をも晴れやかで官能的な祝祭へといざなうでしょう。
「ボレロ」
演出・振付:モーリス・ベジャール
音楽:モーリス・ラヴェル

東京バレエ団初演: 1982年7月19日
東京文化会館


 
地中海に面した港町、マルセイユに生まれたモーリス・ベジャールは、古代より幾多の文明を育んできたこの母なる海に魅せられ、自らを“地中海人”と捉えると同時に、自作の中でもたびたびテーマとして取り上げている。そのベジャールが地中海への憧憬ともいえる思いをストレートに託したのが、1982年にフランスのアルル闘技場で初演した「タラサ、われらの海(ギリシャの踊り)」である。
万物を生み出した生命の源としての海の、ふくよかな存在を表わすような女性たちの群舞。その上に広がる青い空ときらめく陽光、吹き渡る風を感じさせる、躍動的な裸体の若者たちの踊り。つぎつぎに繰り広げられるダンスは、古代からそこに営まれてきた人間の生そのものをも高らかに謳う。
「ギリシャの踊り」
振付:モーリス・ベジャール
音楽:ミテキ・テオドラキス

東京バレエ団初演: 2003年1月16日
東京文化会館



地中海に面した港町、マルセイユに生まれたモーリス・ベジャールは、古代より幾多の文明を育んできたこの母なる海に魅せられ、自らを“地中海人”と捉えると同時に、自作の中でもたびたびテーマとして取り上げている。そのベジャールが地中海への憧憬ともいえる思いをストレートに託したのが、1982年にフランスのアルル闘技場で初演した「タラサ、われらの海(ギリシャの踊り)」である。
万物を生み出した生命の源としての海の、ふくよかな存在を表わすような女性たちの群舞。その上に広がる青い空ときらめく陽光、吹き渡る風を感じさせる、躍動的な裸体の若者たちの踊り。つぎつぎに繰り広げられるダンスは、古代からそこに営まれてきた人間の生そのものをも高らかに謳う。
「ペトルーシュカ」
振付:モーリス・ベジャール
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
美術:モーリス・ベジャール

東京バレエ団初演: 1996年2月10日
簡易保険ホール
 
ロシアの縁日や見世物小屋へのノスタルジーをかき立てる人形の恋物語「ペトルーシュカ」は、1911年、パリのシャトレ劇場でバレエ・リュスにより初演され、「火の鳥」に優るとも劣らない成功を収めた。
ベジャールは1977年にこの「ペトルーシュカ」を取り上げ、この作品から、心の迷路の中に入り込んだ現代人の、心理分析的あるいは神話的真理を引き出して表現した。
 



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