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神聖なる森—
虎狩に出発する戦士たちが、最も勇敢で気高い戦士−ソロルを誘う。火の祭典に参列し、秘密の恋人である踊り子のニキヤと密会しようと目論んでいるソロルは、戦士の誘いを断り、ファキール(=行者、托鉢僧)のマグダヴェーヤに彼女との密会を取り計らってくれるよう頼む。そこに僧たちを従えた大僧正が現われ、マグダヴェーヤに行者たちを集め、聖火を点すように命ずる。踊り子たちが現れ、儀式的な踊りをはじめる。大僧正はニキヤの美貌に心を捕われ、彼女に求愛するが、大僧正は高い身分であり、神に仕える身だとして、ニキヤは彼を拒否。踊り子たちがファキールたちに水を与えに来たときにマグダヴェーヤはニキヤにソロルのからのことづけを伝える。儀式は終わり、司祭たちは神殿に戻っていく。マグダヴェーヤはソロルを呼び、すぐにニキヤも現れ、二人はお互いへの永遠の愛を誓う。ソロルはニキヤへの愛の印に白いスカーフを贈る。二人を見ていた大僧正は嫉妬に怒り狂い、復讐を誓う。 |
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ラジャの宮殿の庭園—
庭園に集まった戦士たちはラジャとその美しい娘−ガムザッティを迎える。ガムザッティは父からソロルとの婚約について聞かされる。召使がソロルの到着を告げ、ラジャは婚約式の支度をさせるため、ガムザッティを下がらせる。ラジャは、大昔に結んだ結婚の約束をソロルに指摘し、彼の反論を無視する。戻ってきたガムザッティは婚約者の困惑に気づき下がろうとするが、婚約式を行うためにやってきた大僧正が父にソロルとニキヤの恋愛関係を告げるのを盗み聞きしてしまう。激怒したラジャは、ニキヤを殺すしかないと決意する。ニキヤはガムザッティに呼ばれ、新郎が自分の愛する人であると気づく前に、彼女はガムザッティの婚約式で踊る名誉を受けてしまう。ガムザッティはニキヤにソロルを諦めるよう、まずは宝石や贈り物を与えようとするが、ニキヤが聞き入れないと見ると彼女を脅す。必死になったニキヤはガムザッティを刺そうとするものの、召使に阻まれてしまう。こうしてガムザッティもニキヤを殺そうと決意する。 |
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ラジャの宮殿の広間—
ガムザッティとソロルの婚約を祝う祝宴が行なわれている。ニキヤは客の前で踊らなければならない。ニキヤはガムザッティの召使が渡した花篭をソロルからだと信じ、喜んで受け取る。しかし花篭を胸に抱くと、中に隠れていた毒蛇が彼女に襲い掛かかる。大僧正は彼女に解毒剤を渡そうとするが、ガムザッティと共にその場を去るソロルを見たニキヤは、助けを拒んで息絶える。 |
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ラジャの宮殿のソロルの部屋—
ソロルは自責の念に苛まれる。マグダヴェーヤたちが彼を慰めようとしている。突然ニキヤの幻影が現れ、ソロルは悲しみを紛らわすため、マグダヴェーヤに勧められた阿片を吸い、眠りに落ちていく。 |
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魅惑の場—
ソロルは幻影に囲まれたニキヤを見つける。 |
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ラジャの宮殿のソロルの部屋—
ソロルは夢から目覚める。すると、ガムザッティが部屋に入ってきて、婚礼の仕度をするよう彼をうながす。 |
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黄金の神の寺院—
ソロルはガムザッティとの結婚を取りやめられるよう、黄金の神の助けを乞いに寺を訪れる。黄金の神の魂が現れ、ソロルは自分の望みを叶えてくれたのだと信じる。招待客が到着し始め、ラジャは大僧正に婚礼の儀を執り行うように促す。ガムザッティはソロルの心をつかもうとするが、ニキヤの幻影が現れ、ニキヤと交わした誓いを彼と思い出させる。完全に混乱してしまったソロルは結婚の白いスカーフをガムザッティに渡すが、彼女が触れた瞬間、スカーフは血のように赤くに染まり、ソロルはガムザッティがニキヤを殺したということに気づく。ガムザッティは必死に大僧正とラジャに婚礼を続けるように頼み、ソロルは再び黄金の神に助けを求める。神の怒りで寺院の壁を崩壊し、全員が瓦礫の下に埋もれてしまう。しかし、ニキヤとソロルは永遠に愛で結ばれる。 |
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