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美女と野獣 コッペリア イントロダクション カンパニー 公演概要
 
 窓辺で本を読む少女コッペリアは、じつは人間そっくりによくできた人形! おまけによく見ると、お向かいのスワニルダにうり二つ!? コッペリウス博士の研究室には、あやしい人形がまだまだたくさんあって…。
 最後のロマンティック・バレエ『コッペリア』は、19世紀のポーランドの村を舞台に、偏屈な博士が作った人形をめぐって起こる騒動の物語です。スワニルダとフランツは、博士のふしぎな研究に好奇心いっぱい。一度はその機械や魔術に翻弄される彼らですが、逆に博士をやりこめて、めでたく恋を実らせます。
  第1幕で盛大に踊られる、民族舞踊のマズルカやチャルダッシュ。第3幕の、「時」「曙」「祈り」「仕事」「結婚」「戦い」など人々の生活をテーマにした祭りの踊り。そして主役カップルのパ・ド・ドゥに、群舞が加わる華麗なフィナーレまで、彩り豊かなダンスにあふれているのも、このバレエの大きな魅力です。
  ピーター・ライトの演出は、“演劇の国”英国の伝統を踏まえた一貫した物語性と、視覚的な美しさで知られています。最後に一人打ちひしがれるコッペリウス博士に、驚くような幸福が舞い込むエピローグまで、目の離せない場面の連続。バレエの美しさと楽しさが詰まった名作を満喫してください!
 
 
 
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 老博士コッペリウスは、その一生を、自分の持つ不思議な力を高めるために捧げてきたのだが、一向に成果が上がらない。博士の野望は、自作の機械人形コッペリアに生命を与えることである。村人達はコッペリウスの目論見を知らず、謎めいた家の中から聴こえてくる無気味な音に戦々恐々としている。
  ある日、コッペリウスはコッペリアをバルコニーに置く。村人達はコッペリアを人間だと思い込み、博士は得意満面である。一方、向かいの家に住むスワニルダは、コッペリアが自分を無視し、恋人のフランツに愛敬を振りまくのが気に入らない。そこへ村長が来て、トウモロコシの粒でフランツの愛が本物かどうかを占ってみてはどうか、とスワニルダに勧める。村長は、公爵が屋敷の庭園で催す祝祭に村人達を招待した、と告げる。公爵が村の教会に新しい鐘を寄付した事を祝い、舞踏会が開かれるのだ。  村人達が広場を去り、コッペリアと友人達が、翌日の祝祭の飾り付けに戻ってくる。彼女達は、バルコニーにいた謎の娘を探しにコッペリウスの家に忍び込もうと決め、フランツも同じ考えで、広場に戻ってくる・・・。
 
 
  仕事場に入ってきたスワニルダと友人たちは、コッペリアを見つけ、ただの人形と知ってびっくりする。
 コッペリウスが戻ってきて、娘達を追い出すが、スワニルダだけは仕事場に隠れる。そこにフランツが現れ、コッペリウスは彼を捕まえて懲らしめようとするが、ふとあることに思いつき、フランツに眠り薬の入ったワインを飲ませる。「魔法の書」の手引きで、博士はフランツの魂を使ってコッペリアに生命を与えそうとする。る。
 
 
 公爵は新しい鐘を贈呈し、その日、結婚を発表したフランツとスワニルダ、そして、もう一組の男女に金貨を贈る。コッペリウスが到着し、スワニルダが人形を滅茶苦茶にしたと怒り、公爵は博士にも金一袋を与えてなだめる。  「時の踊り」と「曙」の踊りで舞踏会が始まる。「祈り」「仕事」「結婚」「戦い」と、鐘をつく様々な時をダンスで表し、そして「平和」の踊りで、スワニルダとフランツは互いの愛を確かめ合う。村人達が金を携えて去り、一人残されたコッペリウスは、彼の不思議な力が初めて働いたことに気付くのだった。
 
Photo : Bill Cooper
 
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