斎藤友佳理・新芸術監督が、自らの十八番を伝授!
ロマンティックバレエの傑作が2年ぶりに登場!

Photo:Kiyonori Hasegawa

新芸術監督、斎藤友佳理のもと東京バレエ団が放つ第2弾は、斎藤が自らの十八番として踊り続けてきたロマンティック・バレエの傑作「ラ・シルフィード」です。

斎藤は現役時代、ボリショイ劇場やマリインスキー劇場で本作を踊って“日本のマリー・タリオーニ”と絶賛され、モスクワ音楽劇場で振付家ピエール・ラコットのアシスタントを務めてその信頼を得て、2013年には初めて東京バレエ団の指導にも携わりました。

本公演では新芸術監督となった斎藤が、ふたたび自身の舞台での経験に裏打ちされた情熱的な指導でダンサーを率いて取り組みます。

斎藤が選んだ新キャスト1日目のペアは、抜群の柔軟性と軽やかさ、優美な魅力で前回高評を得た渡辺理恵に、高い身体能力と洗練された動きが注目されるフレッシュな宮川新大。2日目は、前回の抜擢で大成長を遂げた沖香菜子&松野乃知ペアが再登場します。理想的なプロポーションの持ち主の沖は、華やかさとロシアで磨いた端正なテクニックが魅力。甘く優しい、クラシカルな風貌の松野は、長身をいかして伸びやかさ、かつダイナミックに踊ります。

「ラ・シルフィード」は、結婚式を控えた青年ジェイムズが神秘的な妖精ラ・シルフィードと恋に落ちて魂を奪われてしまうという物語。隅々にロマンティック・バレエの美学が再現され、バレエ・ブラン=白いバレエの時代をもたらした独特のスタイルと美しさ、さらに東京バレエ団の代名詞といえる自慢の群舞が披露されます。

新芸術監督が手腕を発揮する新しい東京バレエ団の「ラ・シルフィード」に、どうぞご期待ください。