豊麗な美声と優れた演技力で新境地をきりひらくヨンチェヴァ
新たなレパートリーを携え、今ふたたび日本の舞台へ!

「歴史的瞬間にたちあった」
昨年7月、ソニア・ヨンチェヴァの日本デビューとなるコンサートに居合わせた方は皆、そのような 感想を抱いたのではないでしょうか。輝くばかりの舞台姿に深みのある美声、完璧な技巧、アリア1曲だけでオペラの情景を描き出す豊かな表現力......プリマドンナの名に相応しい圧巻のプログラムで客席を魅了したヨンチェヴァが熱いアンコールにこたえ、ふたたび日本の舞台にお目見えします。この数年のヨンチェヴァの活躍は目覚ましく、スカラ座とメトロポリタン・オペラはヨンチェヴァを主役に上演が至難な「フェドーラ」(ジョルダーノ作曲)を新制作で上演。なんとメトロポリタン・オペラでは25年ぶりの復活上演となりました。
こうしてヴェリズモ・オペラでも成功を収めたヨンチェヴァは今回のコンサートでその驚異的なレパートリーを一挙に披露します。得意のアジリタを活かした「海賊」の長大なアリアをはじめ、「イリス」、「タイス」、「妖精ヴィッリ」といった珍しいオペラの数々、そしてプッチーニではなく、レオンカヴァッロの「ラ・ボエーム」を加えるという選曲の妙。現在のオペラ界で、これほど多彩なコンサートプログラムを組める歌手はヨンチェヴァをおいて他にはいないでしょう。いまふたたび、日本のオペラ上演史に刻まれるであろう新たな歴史的瞬間をどうぞお見逃しなく!

リセウ歌劇場「ノルマ」より
Photo: David Ruano

「彼女は一流の歌手にして一流の女優なのです」

— ピーター・ゲルブ(メトロポリタン・オペラ総裁)

「強い女性を演じることは好きです。そして、ただ強さを出すだけではなく、その女性の内面をどう表現するか?ということが重要です」

— ソニア・ヨンチェヴァ(2023年のインタビューより)

旬の名歌手シリーズ2023- II ローマ歌劇場来日記念特別コンサート

ソニア・ヨンチェヴァ ソプラノ・コンサート

2023年
9月30日(土) 15:00

会場:東京文化会館(上野)

指揮:フランチェスコ・イヴァン・チャンパ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

Photo: Rolex / Thomas Laisné

ソニア・ヨンチェヴァ(ソプラノ)

1981年生まれ。生地のブルガリアでピアノと声楽を学び、ジュネーブ音楽院で声楽の修士号を取得。2010年にプラシド・ドミンゴ主催のオペラリアコンクールで最優秀賞と特別賞を受賞したのをはじめ、数々の著名な国際コンクールで優勝を果たす。独特の美しい声とドラマティックな表現力、華のある舞台姿でメトロポリタン・オペラ、英国ロイヤル・オペラ、ミラノ・スカラ座、バイエルン国立歌劇場、 ウィーン国立歌劇場、パリ・オペラ座など、世界の主要な歌劇場に欠かせない歌手として活躍している。 バロックからベルカント・オペラ、ヴェルディ、プッチーニ、ロシア・オペラに至るまで幅広いレパー トリーを誇り、これまでに『椿姫』、『トスカ』、『ラ・ボエーム』、『ノルマ』、『ファウスト』、『メデア』、『イオランタ』などの多彩な作品を世界中で演じ、高評を博している。2021年にはドイツで最も権威ある賞のひとつ、「オーパス・クラシック賞」において年間最優秀歌手賞を受賞。2022年は『フェドーラ』(メトロポリタン・オペラ、スカラ座)、2023年は『アンドレア・シェニエ』 (スカラ座)のロールデビューを成功させ、ウィーン国立歌劇場『蝶々夫人』、ベルリン国立歌劇場『メデア』でそれぞれタイトルロールを演じる予定である。


Photo: Roberto Ricci

フランチェスコ・イヴァン・チャンパ(指揮)

1982年アヴェッリーノ生まれ。ローマのサンタ・チェチーリア音楽院を卒業後、カルロ・マリア・ジュリーニとブルーノ・アプレアに師事し、アントニオ・パッパーノ、ダニエル・オーレンのアシスタントとしても活躍。ナショナル・アーツ・アワード2010/2011をはじめ数多くの賞を受賞し、若手実力派として、特にイタリア・オペラで高評を得ている。英国ロイヤル・オペラ、ベル リン・ドイツ・オペラ、アレーナ・ディ・ヴェローナなどに定期的に招かれ、レオ・ヌッチやディアナ・ダムラウなどのスター歌手とも数多く共演を重ねる。今シーズンはハンブルク国立歌劇場 『トゥーランドット』、チューリッヒ歌劇場とバイエルン国立歌劇場で『椿姫』など著名な歌劇場へのへの出演を予定している。


東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団(演奏)

1975年、自主運営のオーケストラとして設立。現在、常任指揮者に高関健、首席客演指揮者に藤岡幸夫、桂冠名誉指揮者に飯守泰次郎を擁する。年間100回を超える公演は、定期演奏会および特別演奏会の他、オペラ、バレエ公演やポップスコンサート、映画音楽、テレビ出演、CD録音、音楽鑑賞教室まで多岐にわたる。特にテレビにおいては、テレビ朝日「題名のない音楽会」でその新鮮な魅力溢れる演奏を披露し、日本全国で好評を博している。また地域コミュニティでの活動も積極的に展開。1994年から東京都江東区と芸術提携を結び、ティアラこうとうを主な拠点としてティアラこうとう定期演奏会やファミリーコンサート、公開リハーサル、楽器の公開レッスン、音楽鑑賞教室、区内小学校へのアウトリーチ活動など、地域に根ざした音楽文化の振興を目的に幅広い活動を行っている。2021年5月には桂冠名誉指揮者 飯守泰次郎の傘寿記念として『ニーベルングの指環』ハイライト特別演奏会(演奏会形式)を開催。コロナ禍での開催ながら、海外から世界最高峰のワーグナー歌手陣を招き大成功を収め、2022年8月に第30 回三菱UFJ信託音楽賞を受賞。これからの活躍が最も期待されているオーケストラである。

Photo: K. Miura

ジュール・マスネ作曲

歌劇「エロディアート」“美しく優しい君”
歌劇「タイス」タイスの瞑想曲 *
歌劇「タイス」“ああ、やっとひとりになれた〜私を美しいと言って”(鏡のアリア)

ヴィンチェンツォ・ベッリーニ作曲

歌劇「海賊」“ああ、目の前にかかる雲を〜その無心の微笑みで”(イモジェーネの狂乱の場)
歌劇「カプレーティとモンテッキ」序曲 *

ピエトロ・マスカーニ作曲

歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲 *

フランチェスコ・チレア作曲

歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」“私は創造の神のいやしいしもべ”

ウンベルト・ジョルダーノ作曲

歌劇「アンドレア・シェニエ」“亡くなった母を”

ジャコモ・プッチーニ作曲

歌劇「妖精ヴィッリ」“もし私がお前たちのように小さな花だったら”
歌劇「マノン・レスコー」間奏曲 *
歌劇「マノン・レスコー」 “捨てられて、ひとり寂しく”

* オーケストラ演奏
※演奏順不同。
※表記のプログラム、出演者は2023年8月28日現在の予定です。

当初発表していた曲目から変更が生じております。詳細はこちらからご確認ください。

  入場料(税込)
S ¥18,000
A ¥16,000
B ¥14,000
C ¥11,000
D ¥8,000
U25
シート
¥3,000
座席表 PDF
ペア割引
[S,A,B席]
2枚で1,000円割引

入場券ご購入にあたり、下記についてあらかじめご了承ください。

表記のプログラム、出演者は5月31日現在の予定です。やむを得ない事情により変更になる場合がありますので、 あらかじめご了承ください。プログラム、出演者変更によるチケットの払い戻し、日にち変更はお受けできません。

※未就学児童のご入場はお断りします。
※本公演は政府の方針をふまえ、各自治体や劇場の定めた新型コロナウイルス感染予防のためのガイドラインを遵守し、細心の注意を払って開催いたします。なお、今後のコロナ禍の影響により公演の開催やお客様への注意事項に変更が生じる場合もございます。ご来場前には必ず弊財団公式ホームページ、Twitter、ご案内メール等でご来場時の注意事項をご確認くださいますようお願い申し上げます。

  • NBS WEBチケット先行発売
  • 2023/6/9(金)21:00〜6/14(水)18:00
  • 一般発売
  • 2023/6/16(金)10:00より
  • U25シート[座席選択不可 当日引換]
  • 2023/8/24(木)20:00より

e+ (イープラス) https://eplus.jp/
※座席選択先行受付 6/13(火)~6/15(木)
チケットぴあ Pコード:244-197
https://t.pia.jp/
※プリセール 6/13(火)~6/15(木)
ローソンチケット Lコード:35359
https://l-tike.com/
※座席選択先行受付 6/13(火)~6/15(木)
楽天チケット 050-5434-7343(平日10時~17時)
http://r-t.jp/classics
※座席選択先行受付 6/13(火)~6/15(木)
東京文化会館
チケットサービス
03-5685-0650
(電話10時-18時・窓口10時-19時、休館日を除く)
https://www.t-bunka.jp/

主催: 公益財団法人日本舞台芸術振興会 / 日本経済新聞社
後援: 駐日ブルガリア共和国大使館

NBSチケットセンター 
(月-金 10:00~16:00 土日祝・休)

03-3791-8888