本公演は、〈上野の森バレエホリデイ2025〉の特別公演です。
昨年の世界初演で大好評を得た《パ・ド・トロワ》のアンコール公演が決定!
様々な縁を得て友人関係にある、そしてそれぞれが希有な踊り手である上野水香・町田樹・高岸直樹が、三人で再び、パワーアップした舞台に挑戦します。
全体を貫くテーマは、「敬愛と献呈」——。
作曲家、そして演奏家への敬愛とそれに捧げる舞踊。舞踊家どうしの敬愛と、交互に振り付けて献呈する作品の数々。そして何よりもバレエとフィギュアスケートという舞踊に捧げてきた長い時間と、それによって熟達した技能と表現、それを客席に届ける夢の時間がここにあります。
第Ⅰ部「生きる歓び」では、流れ、はじけ、開放される春に相応しい舞踊を。第Ⅱ部「フレデリク」では、ショパンの精神を繊細、かつ大胆に現出させる時間を。そして第Ⅲ部「献呈」では、受け渡し受け継ぐ心のありかと、舞踊へ捧げる決意と愛が溢れるでしょう。
今年は特に第Ⅱ部「フレデリク」に3作品の新作を加えて実演し、昨年の作品映像(加藤清之制作)と交錯させ、ショパンを背景曲として使うのではなく、「ショパンの楽曲を踊るとは何か」という新しい問いに大胆に挑戦します。祖国からの亡命と愛の軌跡、宿痾と死への恐れ、そして同時代文学への深い理解に支えられたショパンのピアノ曲は、人間の精神に普遍のドラマを秘めています。それを二人で、あるいは一人で、また氷上で、そして舞台で踊る時間——あえて録音音源でこそ実現する、様々なピアニストたちの名演奏とのコラボレーションの時間が、ここにあります。
上野水香の《献呈》、高岸直樹と上野のパ・ド・ドゥ《ノクターン17番》、町田樹の《バラード1番》は、共に超大作。満を持して技術と表現の全てを投入し、挑戦します。
そしてフィナーレでは、昨年のアンコール曲を全曲使用した新作を披露。最後は心愉しくパ・ド・トロワの友情と敬愛のパワーを全開し、今年も巡り来る上野の春を、会場の皆さまと謳歌したいと思います。
※本公演に休憩はございません。70分続けて上演いたします。
※本作は録音音源での上演となります。
※未就学児入場不可
クラブ・アッサンブレ、および新書館オンラインショップでの「ワールド・フィギュアスケート103号」予約購入者を対象にした先行販売を実施いたします。
※「ワールド・フィギュアスケート103号」予約購入者限定先行販売については、コチラをご参照ください。
営利目的の転売は固くお断り申し上げます。定価をこえる価格で譲渡されたチケットについては無効となり、ご入場いただくことができません。不正転売防止にむけ、お客様のご協力を心よりお願い申し上げます。
プラチナ・シート | S席 | |
クラブ・アッサンブレ | ¥13,500 | ¥7,200 |
一般 | ¥15,000 | ¥8,000 |
e+ (イープラス) | https://eplus.jp/ |
チケットぴあ | https://t.pia.jp/ |
ローソンチケット | https://l-tike.com/ Lコード:34804 |
楽天チケット | 050-5434-7343(平日10時~17時) http://r-t.jp/classics |
東京バレエ団ゲストプリンシパル。5歳よりバレエを始め、1993年ローザンヌ国際バレエコンクールで入賞し、モナコのプリンセス・グレース・クラシック・ダンス・アカデミーに2年間留学。2004年東京バレエ団に入団。以来国内外の舞台で古典から現代作品まで数多くの作品に主演し、日本のバレエ界を牽引。世界的ダンサーとの共演も多く、ベジャール振付『ボレロ』を踊ることを許された世界でも数少ない女性ダンサーの1人。2022年芸術選奨文部科学大臣賞、2023年紫綬褒章を受章。
國學院大学准教授。3歳よりフィギュアスケートを始め、2014年ソチオリンピック団体5位、個人5位に入賞。同年世界選手権で準優勝。翌年引退、研究の道に入る(院生時代にプロスケーターとして10作品を自作自演)。2015年より高岸直樹にバレエを師事。2020年早稲田大学大学院修了、博士(スポーツ科学)。現在は大学教員の傍ら、スポーツ関連番組制作、フィギュアスケート解説者および振付家として活躍。主著『アーティスティックスポーツ研究序説』(白水社)で日本体育・スポーツ経営学会賞、『若きアスリートへの手紙』(山と溪谷社)で〈わたくし、つまりNobody〉賞およびミズノスポーツライター最優秀賞を受賞。DVDに『氷上の舞踊芸術』(新書館、2021)『フィギュアスケーターのためのバレエ入門』(同、2022)がある。
東京バレエ団特別団員兼アーティスティック・アソシエイツ。1986年東京バレエ団入団、87年ベジャール振付『ザ・カブキ』にて、弱冠21歳で主役の由良之助に抜擢され一躍話題になり、1989年『ボレロ』でジョルジュ・ドンの代役を務め、大成功する。以降プリンシパルとして国内の舞台のみならず、1991年にはオーストラリア・バレエ団に3カ月間客演するなど国際的に活躍。2015年の退団後は「高岸直樹ダンスアトリエ」を設立、新国立劇場バレエ団、東京シティ・バレエ団、谷桃子バレエ団、洗足学園音楽大学で講師を務めるなど、精力的に後進の指導にあたっている。現在も多くの舞台に出演するほか、《兵士の物語》(2016)では演出・振付・出演を務めた。
監修・構成:Atelier t.e.r.m
振付:高岸直樹、町田樹
演出・実演:高岸直樹、上野水香、町田樹
映像:加藤清之
音楽:フレデリク・ショパン、クロード・ドビュッシー、フランツ・シューベルト、ロベルト・シューマン(フランツ・リスト編曲)、エドヴァルド・グリーグより
1 《エオリアンハープ》
音楽:フレデリク・ショパン/振付:高岸直樹
上野水香・町田樹・高岸直樹
2 《楽興の時》
音楽:シューベルト=ゴドフスキー編曲/振付:町田樹
上野水香
3 《プレリュード》[2024年舞台映像上演]
音楽:クロード・ドビュッシー/振付:高岸直樹
高岸直樹・町田樹
4 《私のお父さん》[フィギュアスケート映像上演]
音楽:ジャコモ・プッチーニ/振付:町田樹
町田樹
5 《ノクターン 17番》
音楽:フレデリク・ショパン/振付:高岸直樹
高岸直樹・上野水香
6 《別れの曲》[フィギュアスケート映像上演]
音楽:フレデリク・ショパン/振付:町田樹
町田樹
7 《ノクターン 19番》[2024年舞台映像上演]
音楽:フレデリク・ショパン/振付:高岸直樹
町田樹
8 《ノクターン 9-2番》[2024年舞台映像上演]
音楽:フレデリク・ショパン/振付:町田樹
高岸直樹
9 《プレリュード 13番/14番》
音楽:フレデリク・ショパン/振付:高岸直樹
高岸直樹
10 《バラード 1番》
音楽:フレデリク・ショパン/振付:町田樹
町田樹
11 《継ぐ者》[フィギュアスケート映像上映]
音楽:フランツ・シューベルト/振付:町田樹
町田樹
12 《献呈》
音楽:シューマン=リスト編曲/振付:町田樹
上野水香
13 《トロルドハウゲンの婚礼の日》
音楽:エドヴァルド・グリーグ/振付:高岸直樹・町田樹
上野水香・町田樹・高岸直樹
※上記の音楽、振付、出演は2025年1月31日現在の予定です。創作の過程で変更が生じることもございます。最終的な出演者、プログラムは公演当日の発表となります。なお、上演内容変更に伴うキャンセル・払戻し等をお受けすることはできません。予めご了承のうえチケットをご購入ください。
主催: | ![]() |
特別協力: | 株式会社新書館 |
衣裳提供: | チャコット株式会社 |
映像提供: | 新書館、プリンスアイスワールド |
後援: | 一般社団法人日本バレエ団連盟 |
協力: | 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京文化会館 |
宣伝衣裳協力: | ISAIA、Sportmax |