2007年12月アーカイブ
こんにちは。
ついに、日本公演まであと1週間ほどになりました、
休み明けで顔を合わせたバレエ団のみんなも、
日本に行くのがもう待ち遠しくて仕方がないようです。
さて、「くるみ割り人形」の公演も無事に終わりました。
例年BRBでは、クリスマスの少し前からお正月明けの1月3日くらいまでの
約2週間が冬休みになるのですが、今回は、日本公演のために早く始まり、12月18日から26日までが冬休みでした。
休みが実質1週間しかないということで、そのままこちらに留まる選択もありましたが、わずかな時間でも...と、私は福岡の実家に帰りました。
移動時間がほぼ一日かかりますので、少し疲れてしまいましたが、家族や知人と楽しい時間を過ごせて、とても心が落ち着きました。やはり、故郷ってありがたいものですね。
26日のまだ夜が明けない頃に福岡の実家を出て、翌日の10時過ぎ(日本の早朝)にバーミンガムに着きました。そのままベッドにダウン!
その翌日は、早朝から劇場に出て身体慣らしの後、「美女と野獣」のリハーサルでした。
スタジオで動いている間は感じなかったのですが、家に帰って来た途端、眠気に襲われました。
時差ぼけです! いつもだと調整するのですが、3日もすれば東京に行くのですから、果たして時差ぼけを直す意味があるのかなあと考えているところです。
BRBでは、海外ツアーに行く時、一人一人に30センチメートル四方くらいの箱(Air box)を渡されます。
その中にメイク道具やちょっとした稽古着を入れると、バレエ団が航空便でツアー先に送ってくれるという親切なシステムです。
(これが、とても助かる!)ダンサーって、普段着の他に、ダンスウエァ、メイク道具、シューズ、...と荷物がかなり多くなりますからね。
その箱の荷作りを明日までにやることになっているのですが、今回はほぼ3週間日本にいることになりますし、その上、私はその後、同僚のチーと二人、北京の新しい劇場のオープン・ガラにゲストとして招かれていまして、(日本からそのまま中国に飛ぶことになっています。)4週間分の用意が必要です。かなりたくさんのものになり、選ぶのも大変です。
でも、そうこうしているうちに日本公演です。
例年、年越しの時は日本の実家にいて、
年が明けると同時に、家族そろって「おめでとう!」と挨拶をするのですが、
今年は、その時刻はリハーサルの真っ最中ということになりますね。
12月31日の年越しの時刻には、
「あ、今頃BRBのメンバーはリハーサルしているんだな。」
って、思い出して頂ければ嬉しいです(笑)
日本の伝統的な年末年始を味わえないのは残念ですが、実は、日本食が大大大好きな私は、年末年始の定番ご馳走、年越しそば、お刺身、数の子、黒豆、海老、...なんかを一足先に実家で食べて来ちゃいました!!
今回のお便りは、休みの後ということで、私の個人的なことばかりになってしまいましたね。お許しください。
最後のリハーサルのようすを、もう1回ぐらいお送りできると良いのですが...。
では、では、皆様、もうすぐお目にかかります。
どうぞ、良いお年を!!
日本の皆さん、こんにちは。
お元気ですか? すっかり寒くなりましたね!
長かったくるみも大成功に終わり、団員の疲れはピークに達していたものの、18日から26日まではバレエ団のクリスマス休みがありました!
僕は4ヶ月ぶりに日本に帰りました。 日本に帰ると、たくさんの人たちがブログを見てくださっていて、ツアーを楽しみにしていると言ってくださり、とても嬉しくなりました。(^^)
日本から帰ると、街からはもうマーケットやイルミネーションが消えていて、クリスマス前がとても華やかだったせいか 少し寂しくなってしまいました。
さらにそこに時差ぼけも重なって、最初の2日間くらいはすごくテンションが低かったです。(^^;)笑
バレエ団のリハーサルは順調に進んでいて、残すは月曜日のコッペリアのリハーサル1つになりました!
日本でももちろんリハーサルはあるんですが、とりあえずひと段落ですね。
日本では、公演のない日や夜の公演の前に、日本ツアーの後の作品のリハーサルもあります。
さて、日本への元旦の出発まで後2日。
団員たちにはすでに笑顔がこぼれています。 もちろん僕たち日本人勢を含め、みんな日本で公演できることが楽しみで仕方ないようです。(^^)
大晦日には団員みんなで 僕、タイローン、ジョセフでシェアしてるフラットに集まってカウントダウンパーティーをする予定です♪
大晦日は僕の誕生日なんです。毎年この時期は日本に帰っているんですが、今年だけはツアーの関係で、イギリス5年目にして初めてイギリスで誕生日を迎えます。
団員みんなすごく仲がいいので、イベントや誰かの誕生日の時などはいつもみんなで集まってお祝いするんです!
そういった楽しい年末に加え、新年を日本ツアーで迎えられるなんて、なんという幸せでしょう。。。
それでは、皆さんお体に気をつけて、素敵な新年をお迎えください!
◆読売新聞(12月25日夕刊)
エンタテイメント面に佐久間奈緒のインタビューが掲載されました。
◆日本経済新聞(12月15日朝刊)
「文化往来」に佐久間奈緒の紹介記事が掲載されました。
◆シアターガイド2月号(12月28日発売/モーニングデスク)
芸術監督デヴィッド・ビントリーと佐久間奈緒のインタビューが掲載されます。
こんにちは!
あっという間に12月、今年も残すところあと少しになりましたね。
日本の皆様、お変わりありませんか。
さて、BRBでは、先週から「くるみ割り人形」の公演が始まり、私も初日の金曜日と土曜日、そして今週の火曜日に"金平糖の精"を踊ったところです。
「くるみ割り人形」は、子どもから大人まで楽しめる作品ですので、毎年、公演のほとんどが完売という人気振りなのです。
「くるみ割り人形」は3週間で公演数が20回以上にものぼりますので、すべての役に4,5人のキャストが用意されています。
今回も、"金平糖"と"王子"のカップルが7組あって、その中には初めてグラン・パ・ド・ドゥに挑戦する人がいたり、また、"スペイン"や"トレパック"の踊りのキャストの中には、今年入ってきたばかりのダンサーもいたりします。「白鳥の湖」や「眠り」などに比べると、全員にチャンスが回ってくるという意味では、ダンサーにとっても楽しめる作品だと言えます。
今のところ、みんな怪我することもなく頑張っています。
「くるみ割り人形」(佐久間奈緒&ツァオ・チー/photo:Bill Cooper)
ところで、今回日本でお目に掛ける「美女と野獣」も、「くるみ割り人形」同様国内外で毎回好評を博してきた作品ですので、日本でも幅広い年齢層の方に楽しんでいただけるのではないかと自負しています。ご期待下さいね!!
いよいよ、この公演が終わると日本公演のためのリハーサルがあり、そのあとは9日間の冬休みです!
今回、年が明けて早々の公演なので、いつもより冬休みが早く始まって年が明ける前にリハーサルが始まります。
私も福岡の実家に帰ることにしているので、日本にそのまま居てバレエ団と東京で合流...ということができたらよかったのですが、今が、「くるみ割り人形」の公演中で他の作品のリハーサルが出来ない状況なので、3日間だけではありますがリハーサルのために、またとんぼ返りでイギリスに戻って来ることにしました。
ダンサーは全員、元旦の朝にバーミンガムを発つ予定ですので、
"A HAPPY NEW YEAR!!"の挨拶は、空港に向かうバスの中ということになるでしょう!
みんな、日本についてはとても関心が高く、本当に待ち遠しいようです。
さて、最後にPRを少々させてくださいね。
今回、東京の皆様には7日の「美女と野獣」でお目にかかります。
実は、とても有り難いことに、こちらではツァオ・チーと私のペアのことを監督も認めて下さっていて、クラシックものではいつもファーストキャストを頂いているのですが(すみません、自画自賛になりました!)、「コッペリア」を東京でお目にかけられないのは残念です。でも、西宮公演で踊らせて頂くことになっておりますので、二人とも楽しみにしています。BRBきっての華麗な舞姿を誇るツァオ・チーは一見の価値ありと思いますよ。お楽しみに!
ツァオ・チー(photo:Andrew Ross)
これから、ますます寒さも厳しくなって参ります。
日本の皆様、どうぞ、お風邪など召されませぬよう!
また、お便りできたら幸いです。
では。
◆ダンスマガジン 1月号(新書館/11月27日発売)
特別企画「英国バレエの魅惑」で、芸術監督デヴィッド・ビントリーと佐久間奈緒のインタビューが掲載されています。
◆ダンツァ 12→1月号(東京MDE/11月27日発行)
"よくばりバレエガイド"で「コッペリア」が紹介されています。
◆家庭画報 1月号(世界文化社/12月1日発売)
公演紹介記事が掲載されています。
日本の皆さん、お元気ですか?
こちらバーミンガムではだいぶ寒さが厳しくなり、11月の終わりにはなんと初雪が降りました!12月になりいよいよクリスマスシーズン到来です。街はクリスマスマーケットやクリスマスショッピングをする人々でとてもにぎやかです。一年のうちでもっとも活気のある時期です。
私たちは先週の金曜日に始まった「くるみ割り人形」全21公演の真っ最中です。このバレエはセットが大掛かりなため、通常よりも多めのスタッフが用意されています。リハーサルも全部で6キャストあるので時間がかかりました。今はもうすっかり公演前のぴりぴりした雰囲気もなくなり、みんな少しずつリラックスできるようになりました。私も初めてのクララを終え一安心です。このプロダクションのクララは出番が多いので、いろいろな場面ごとに楽しむことができます。特に王子とのパ・ド・ドゥは本当に夢の中にいる気分になれるので大好きです!今週は金平糖の精が控えています。また違った楽しみが味わえそうです。
日本ツアーまでいよいよ1ヶ月です。私はもちろんカンパニー全員が楽しみにしています。日本語を頑張って話そうとしている人もいれば、どこに行こうかもう予定をたてている人もいます。先日ディレクター(デヴィッド・ビントリー)と会った時に片言の日本語で話しかけてきたのには驚きました(笑)。私もみんなに日本のいいところをたくさん教えてあげたいので、少し勉強しなくてはいけませんね。私たちも頑張っていい舞台にするので、皆さん是非観にいらしてください!