「第九交響曲」　NHKホール公演より

斎藤友佳理　第63回神奈川文化賞受賞

　東京バレエ団プリンシパル・ダンサー、バレエ・スタッフの斎藤友佳理が、第63回神奈川文化賞を受賞いたしました。神奈川文化賞（主催：神奈川県／神奈川新聞社）は、神奈川に深いゆかりのある人物で、神奈川の文化の向上発展に多年にわたり尽力し、その功績顕著な個人または団体に贈呈されるもので、昭和27年の第1回から数えて今年で63回目となります。
　モスクワで受賞の報せを受けた斎藤は「今回の受賞を励みに、より一層精進してまいります。クラシック・バレエは伝承の世界です。今まで学んできたことを一人でも多くの次世代のダンサーに伝えていきたいと思っています」と喜びを表しました。 　賞の贈呈式は11月3日に神奈川県民ホールで行われました。

東京バレエ団 「第九」NHK-BSで放映

　東京バレエ団創立50周年シリーズの一大ハイライト、モーリス・ベジャール振付、ベートーヴェン「第九交響曲」は、11月８日、９日に満場のお客さまを迎え、大成功を収めました。この熱狂と興奮の公演が、NHK-BSプレミアム「プレミアムシアター」で放映されることになりました。会場にお越しいただくことができなかった皆さまには、上演そのものが大変貴重であるこの公演をご覧いただけますし、また、ご来場いただいた皆さまには、再び、あの感動を味わっていただける機会となります。
　なお、東京バレエ団とモーリス・ベジャール・バレエ団は、東京での公演に続く11月16日には同演目を上海でも上演し、成功を収めました。上海での公演は、「第16回中国上海国際アーツ・フェスティバル」のクロージング・セレモニーを飾るものとして、大きな喝采を浴びました。
　東京バレエ団とベジャール・バレエ団による「第九交響曲」は、2015年6月にヨーロッパでも上演が予定されていますが、すでに、フランスとドイツでは、東京公演の模様がarteによりストリーミング配信されています。ヨーロッパでは、今後スイス、ドイツをはじめ、数カ国のテレビ放映も行われる予定で、まさに、世界の注目を浴びるものとなっています。

■放送予定：NHK-BSプレミアム
「プレミアムシアター」12月22日（月）午前０時〜（日曜深夜）

東京公演の模様（抜粋）は、
NBSホームページ、東京バレエ団ホームページからも動画をご覧いただけます。
http://youtu.be/8wR6p7r4nGA（『第九交響曲』本公演 Movie）

マラーホフ来日
アーティスティック・アドバイザーとして 本格始動！

　東京バレエ団創立50周年プロジェクトの一環として、アーティスティック・アドバイザーに就任したウラジーミル・マラーホフ。11月15日に来日し、翌週から本格的な指導を開始しました。
　まずは12月の公演を控えた「くるみ割り人形」から。自身も2003年に共演した演目ですが、今回はプロジェクション・マッピングによる舞台美術も加えられるということに、マラーホフも期待を膨らませています。