ウィーン・シリーズ ウィーン・フォルクスオーパー 2016年 日本公演 コレも、アレも、“逃せない”見どころ&ききどころ!

『チャルダーシュの女王』

Photo:Dimo Dimov / Volksoper

 歌も踊りも見せ場も数多いこのオペレッタのなかで、最大のヤマ場といえば第3幕の「ヨイ・ママン」でしょう。ハンガリー語で“ヘイ!ママ”という意味のようですが、徐々にスピードアップしていく勢いのなかで、歌姫シルヴァとフェリ、ボニが派手に歌い踊ります。


『チャルダーシュの女王』

Photo:Dimo Dimov / Volksoper

 “女なんかもう相手にするもんか! 恋は打ち止めさ。だけど女がまったくいないというのも都合が悪いしね、キスくらいはするさ”と歌うボニ。実は彼は、エドウィンには親が決めた婚約者が居ると知り、大好きな友人であるシルヴァの悲しみを心配して、ちょっとヤケになっているのです。アール・デコ調の下着ファッションで登場するオルフェウムの踊り子たちと歌い踊れば、心配事が吹き飛ぶ!?


『こうもり』

ロザリンデは“妻の鑑”!?

Photo:Dimo Dimov / Volksoper

 アイゼンシュタインの妻ロザリンデはいわゆる“妻の鑑”というところでしょうか。第1幕でアルフレートに口説かれて、二重唱「忘れることこそ幸福」で、ひとときの幸せを味わうのはご愛嬌。第2幕では謎の貴婦人として夜会に現れ、妻とは気づかない夫が口説きの小道具に使う時計をまんまと手に入れます。夜会の客たちの前でハンガリーの伯爵夫人として歌うチャルダーシュ「ふるさとの調べよ」も堂々たるもの。そして第3幕。すべての事情が明らかになったとき、夫の“悪さ”もなにもかも「すべてシャンパンが悪酔いさせたのね」と許し、ハッピー・エンドはシャンパンとともに!


『こうもり』

Photo:Dimo Dimov / Volksoper

 ロシアの若い貴族オルロフスキー公爵が“ひまつぶし”に開いた豪華な夜会。実はファルケが仕掛けた“こうもりの復讐”の場です。


『メリー・ウィドウ』

“ヴィリアの歌”はハンナの願い

Photo:Dimo Dimov / Volksoper

 第2幕、自身が開いたポンテヴェドロ風の祝宴で、ハンナは「森の精ヴィリアよ…‥」と、昔話を歌い始めます。賑やかな祝宴のなかで一転、しっとりとしたメロディーで森の精ヴィリアに恋する若い狩人の物語が歌われていきます。自分がヴィリアで、ダニロが狩人であって欲しいと願いながら歌うハンナの声に、ダニロも心を動かされるものの、なおも素直になれず…‥。ハンナとダニロの恋の紆余曲折はまだまだ続きます。


『メリー・ウィドウ』

Photo:Dimo Dimov / Volksoper

 誰もが夢のような甘い恋をイメージするメリー・ウィドウ・ワルツのメロディー。意地を張り合い素直になれないハンナとダニロが、ようやく心を通い合わせて踊る場面では、しあわせ感にうっとりしてしまいます。


2016年日本公演 ウィーン・フォルクスオーパー
『チャルダーシュの女王』

【公演日】

2016年
5月14日(土)3:00p.m.
5月15日(日)3:00p.m.
5月16日(月)3:00p.m.

会場:東京文化会館

指揮:ルドルフ・ビーブル
演出:ロベルト・ヘルツル

【予定される主な配役】

シルヴァ:アンドレア・ロスト、ウルズラ・プフィッツナー
エドウィン:カルステン・ズュース、ズザボル・ブリックナー
ボニ:マルコ・ディ・サピア、ミヒャエル・ハヴリチェク
シュタージ:ベアーテ・リッター、マーラ・マシュタリール
フェリ:アクセル・ヘッリク、クルト・シュライプマイヤー ほか

*表記の演目および出演者は、2015年8月現在の予定です。今後、出演団体の事情により変更になる場合があります。

【入場料[税込]】

S=¥39,000 A=¥34,000 B=¥29,000 C=¥23,000
D=¥18,000 E=¥14,000 F=¥10,000

2016年日本公演 ウィーン・フォルクスオーパー
『こうもり』

【公演日】

2016年
5月19日(木)6:30p.m.
5月20日(金)6:30p.m.
5月21日(土)2:00p.m.
5月22日(日)2:00p.m.

会場:東京文化会館

指揮:アルフレート・エシュヴェ、ゲーリット・プリースニッツ
演出:ハインツ・ツェドニク

【予定される主な配役】

アイゼンシュタイン:イェルク・シュナイダー、カルステン・ズュース
ロザリンデ:メルバ・ラモス、エリーザベト・フレヒル
オルロフスキー:アンゲリカ・キルヒシュラーガー、マルティナ・ミケリック
アルフレート:ライナー・トロスト、ヴィンセント・シルマッハー
フロッシュ:ロベルト・マイヤー ほか

*表記の演目および出演者は、2015年8月現在の予定です。今後、出演団体の事情により変更になる場合があります。

【入場料[税込]】

S=¥39,000 A=¥34,000 B=¥29,000 C=¥23,000
D=¥18,000 E=¥14,000 F=¥10,000

2016年日本公演 ウィーン・フォルクスオーパー
『メリー・ウィドウ』

【公演日】

2016年
5月26日(木)6:30p.m.
5月27日(金)6:30p.m.
5月28日(土)2:00p.m.
5月29日(日)2:00p.m.

会場:東京文化会館

指揮:アルフレート・エシュヴェ
演出:アルトゥーロ・マレッリ

【予定される主な配役】

ハンナ:ウルズラ・プフィッツナー、カロリーヌ・メルツァー
ダニロ:マティアス・ハウスマン、マルコ・ディ・サピア
ヴァランシェンヌ:ユリア・コッチー、マーラ・マシュタリール
カミーユ・ド・ロション:ヴィンセント・シルマッハー、メルツァード・モンタゼーリ
ニェーグシュ:ロベルト・マイヤー ほか

*表記の演目および出演者は、2015年8月現在の予定です。今後、出演団体の事情により変更になる場合があります。

【入場料[税込]】

S=¥39,000 A=¥34,000 B=¥29,000 C=¥23,000
D=¥18,000 E=¥14,000 F=¥10,000