〈東京バレエ団創立45周年記念公演 ?〉旬の輝きに満ちた夢のプリンスが魅せる、渾身のアルブレヒト!フリーデマン・フォーゲル主演 ジゼル全2幕
イントロダクション
鳥の如くしなやかに羽ばたくフォーゲルと、吉岡美佳/上野水香が紡ぐ感動のドラマ! 輝く笑顔のフリーデマン・フォーゲルが登場すると、眠れる姫のうっそうとした森や白樺映えるロシアの村にも、優しい陽射しが降り注ぐ。辺りにはキラキラと光の粒子が舞い、その温かい恵みに生命が萌え出でる…。昨秋シュツットガルト・バレエ団公演での、そんなオーラに包まれたフォーゲルの活躍ぶりには、目を瞠ったという声が多く寄せられました。フォーゲル=羽ばたく“鳥”の名そのままに189センチの堂々たる身体をしなやかに舞わせる技術。優しげなマスクと豊かな感受性。ルグリやマラーホフの後を継ぐ正統派プリンスとして待望されていたフォーゲルは、今その魅力をいっきに開花させています。その旬のスターを迎えて、6月、東京バレエ団が古典バレエの名作「ジゼル」を上演します。
 一昨年、日本で初めて「ジゼル」全幕を披露したフォーゲルは、アルブレヒト役を考え抜かれた演技でこなし、いっきに評価を高めました。「この役にはあまりに没入してしまうので、終わってもしばらくは素の自分に戻れないほど疲れてしまう」と語るほど、彼にとっても特別な作品なだけに、今回も全身全霊をかけた演技が期待できます。 ジゼル役には東京バレエ団が誇る二人のプリマが登場します。初々しく儚げな村娘から、透明な光を放つ精霊となって幽玄の世界へと導く吉岡美佳。生命の輝き溢れる少女が、精霊となっても愛の意志を貫いて感動を呼ぶ上野水香。いずれもバレエ界屈指のジゼル・バレリーナが、フォーゲルとの共演で新たなドラマを生み出します。 ロシアの伝統を受け継ぐ演出・美術にワシーリエフ振付の華やかなパ・ド・ユイットが加わったヴァージョン。その整った踊りに毎回拍手が起こる、自慢のウィリの群舞。名作「ジゼル」は東京バレエ団の決定版でお楽しみください!
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