くるみ割り人形 全2幕

イントロダクション

ふしぎの世界で体験した、恋と冒険と驚きが、少女を大人へとみちびいたのです・・・。

チャイコフスキーの名曲にのせて、ときめきのスターと東京バレエ団が贈る、珠玉のクリスマス!

 東京バレエ団創立45周年記念公演の第8弾は、年末の風物詩としておなじみ、チャイコフスキーの名曲にのせた「くるみ割り人形」。主演には、英国ロイヤル・バレエ団のトップ・プリマ、アリーナ・コジョカルと、彼女の最高のパートナーであるヨハン・コボーが登場します!

 

 コジョカルとコボーは、2005年の英国ロイヤル・バレエ団日本公演「マノン」や今年8月の世界バレエフェスティバル「眠れる森の美女」などで、互いが一体となるような絶妙のパートナーシップを披露。愛らしい容姿に加え、繊細な音楽性と深い洞察力であらゆる役柄をこなし、多面カットの宝石のようにさまざまな色をみせるコジョカルが、公私ともに最も信頼するパートナーであるコボーとつむぎ出す舞台は多くの日本の観客を魅了してきました。

 今回の「くるみ割り人形」はコジョカルにとって十八番のレパートリー。ロイヤル版と違い東京バレエ団のワイノーネン版では、少女クララがふしぎの世界と淡い恋の体験を通して、大人の世界を垣間見るようにグラン・パ・ド・ドゥを踊ります。少女の思春期の微妙な変化をコジョカルがどのように表現するのか。見どころの尽きない舞台になるでしょう。また、秀逸なテクニックとダンスール・ノーブルとしての豊富な経験をもとに、包み込むようなサポートでコジョカルを支えるコボーの王子にも期待が高まります。

 クリスマス・イヴ、パーティの喧騒が静まった夜に起こる、人形とねずみたちの戦い。雪の精たちが幻想的に舞う森。おもちゃ箱から次々飛び出すように、各国の踊りが繰り広げられるふしぎの国。今年の「くるみ」は、ご家族やご友人同士、またバレエ・ファンのお仲間同士でもたっぷり楽しめる東京バレエ団の舞台で決まりです!

ワイノーネン版「くるみ割り人形」とは・・・

19世紀末に初演されたバレエ「くるみ割り人形」を、1930年代に改訂振付したヴァージョン。バレエの中で起こるふしぎな出来事を、思春期の少女の夢の世界の体験として描く。また、主役の少女役(クララ)を大人のバレリーナが演じ、最大の見せ場であるグラン・パ・ド・ドゥも踊ることで、物語と踊りの両方の面で一貫性をもたらせた。ワイノーネン版が発表されてからは、ソビエト~ロシアではこのヴァージョンが一般的に。

to English Site

NBSについて | プライバシー・ポリシー | お問い合わせ